2011年3月30日水曜日

避難指示の福島より高濃度の日も。東京の放射能-拡散予測・予報、測定結果一覧サイトなど

ドイツの気象庁
日本の福島原子力事故の放射能拡散の予想を定期的に公開している。
http://www.dwd.de/
ドイツの気象庁のグーグル翻訳
(翻訳後の日本語にはあまり期待できない)

東京都は問題の原発がある福島県と同じかそれ以上の放射能濃度になる日や時間が多い。茨城・栃木・群馬など北関東だけでなく神奈川県あたりまで、避難勧告が出ている福島原発周辺と同じ濃度だと予測していることが多くある。

日本の気象庁の天気予報のページを見に行っても「放射能予報・放射能拡散予測」も何もない。あるのかもしれないが探し出さなければならないほど隠れたところにあるのは全く不適切だ。
挙句の果てに日本の放射線予測システムに至っては以下のような指摘記事が書かれるくらいだ。
【東日本大震災関連情報】

肝心な時に役立たず 放射線予測システム「SPEEDI」の壮大なムダ

http://gendai.net/articles/view/syakai/129575

2011年3月24日 掲載

避難が終わってから予測のオソマツ

 政府の原子力安全委員会は23日、放射性物質の拡散を予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)のデータを公表した。
「SPEEDI」は、日本原子力研究開発機構(旧日本原子力研究所)が設計、開発。現在は文科省の委託を受けた原子力安全技術センターが運用している。原発関連施設や自治体が測定している放射線観測データに気象情報、地形などを加味して危険性を算出する。

(中略)「公表時期は未定」と言っていた。肝心の時に役立たず、ようやく出してきたものも、避難した後で役に立たなかった。ホント、税金の無駄遣いだ。原発問題に取り組む環境団体「たんぽぽ舎」の柳田真共同代表はこう言った。
「公表されるデータの中には、数値を過小評価し、意図的に加工したり、解釈されたりするケースもあります。4年前の新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発に事故が起きた際、公表された放射能モニターの数値は普通だったが、近くにあった桜の木の花びらが突然散ったため、異常が判明しました。
公表数値がどこまで信用できる『生データ』なのか。そうしたチェックも必要です」

「SPEEDI」が予測を更新する頃には、日本全国に汚染が広がっていそうだ。
外国の気象庁などが放射能の拡散予測を発表しているのに肝心の日本の気象庁が隠匿、あるいは意図的に見つけにくいように公表しているのは大きな問題だ。
わざわざドイツの気象庁のサイトにアクセスしないと情報が得られないとはどんな国なのか。北朝鮮や中国のことを言ってられるのか政府・役所は考えてもらいたい。
『黙っていれば問題が起きない』のではなく、「知らないうちに放射能でガンになって、死ぬ」ことになる。

ノルウェーやフランス、スイス、アメリカ、ベルギー、オーストリアなど各国で福島原発の放射能の拡散予報を出しているが、サイトの見せ方(挙動)の癖が強いのでとりあえずドイツの気象庁のサイトへのリンクを貼っておいた。
『中国・北朝鮮は情報を隠匿して無駄な事をしている。発表する情報はねつ造され信用できない。人々は迷惑かけられている』というようなことを日本政府・官僚は言わないで欲しい。日本政府や役所のサイトでは何もわからない。
なぜ外国のサイトを見ないと分からないのか、問題外だ。

  • 全国の水道の放射能濃度
http://atmc.jp/water/
  • 全国の雨の放射能濃度
http://atmc.jp/ame/

ついに関西まで放射能、西日本に広がる予想-ドイツ気象庁 2011年4月2日土曜日

放射能沖縄からそれ以上に到達-放射能拡散予測・予報 2011年4月3日日曜日