2007年7月30日月曜日

巻き爪、陥入づめ対処法

巻きつめの対処法
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=749&Itemid=37

(2007.7.30掲載)健康ニュース基本パッケージ - 一口メモ

足の巻きつめ(嵌入爪:かんにゅうそう)は、深つめをしたり、きつい靴が原因でつめが内側に食い込んだりして発生する。痛みが伴い、適切な治療をしなければ感染につながるケースもある。
米国整形外科学会(AAOS)は、嵌入爪による感染を防ぐために下記のような処置を勧めている:
  • 1日に3~4回、つま先を温かい湯に浸す。

  • 浸すとき以外は、足を乾燥させておく。

  • 損傷したつま先を圧迫しないよう、サンダルや緩めの靴を履く。

  • 必要ならば市販の鎮痛薬を服用する。

  • 2~3日経っても症状が改善しない、もしくは悪化する場合は、医師に相談する。

(HealthDay News 7月19日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=606374

2007年7月26日木曜日

「プラセボ効果」のメカニズムが明らかに

「プラセボ効果」のメカニズムが明らかに

http://health.nikkei.co.jp/hsn/hl.cfm?i=20070726hk000hk

 「プラセボ(偽薬)効果」を引き起こす脳の領域が米ミシガン大学(ミシガン州アナーバー)のDavid J. Scott,氏らの研究によって明らかにされ、医学誌「Neuron」7月19日号で報告された。プラセボ効果とは、患者自身効果があると思い込むことにより、偽薬を投与しても実際に効果が認められる現象。

 研究グループは、報酬予測に役割を果たすことが知られている脳領域である側座核(NAC)に着目。被験者には、試験のため新しい鎮痛薬またはプラセボのいずれかを投与すると伝え、全員にプラセボ(生理食塩水)を注射した。被験者はこの「薬」の鎮痛効果に対する自身の期待度を評価し、その後、「あごの筋肉に生理食塩水を注射する」という中程度の痛み課題を与えられ、「薬」の有無による痛みの緩和のレベルについても評価した。

 第一の実験では、PET(ポジトロンCT)を用いてNACからのドパミン(脳の報酬反応を誘発する物質)の分泌量を測定。その結果、薬剤の鎮痛効果に対する期待が大きいほどドパミン分泌も多いことが判明。さらに、「薬」による痛みの緩和を高く評価した人ほど、プラセボ投与時のNACの活性が大きかった。

 第二の実験では、機能的磁気共鳴画像(fMRI)による脳スキャンの間に、被験者にさまざまな額の金銭的報酬を期待させた。このときのNAC活性が大きかった人ほど、プラセボ薬の有効性についても高い期待を示していたことがわかった。

 この知見は、プラセボ効果が生じるにはNAC系が活性化される必要があることを裏付けるものだと著者らは述べている。将来、さまざまな疾患の治療法開発にこの情報が役立つとも考えられるという。

[2007年7月19日/HealthDayNews]