2010年1月13日水曜日

「ウイルスを抑制」空気清浄機-性能の正しい解釈

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“ウイルスを一番防げる”空気清浄機、決め手は「抑制技術」ではない!

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20091225/1030664/

2010年01月13日

2009年、家電のなかでもトップクラスの売れ行きを誇った空気清浄機。ヒットの主因は、各社が競って投入した「ウイルス抑制技術」だ。果たしてどの機種を選ぶべきなのか、主要メーカー5社の商品を比べた。

※この記事は日経トレンディ1月号(12月4日発売)「新製品完全テスト」の一部を転載したものです。情報は基本的に発売時点のものとなります。

新型インフルエンザの流行で今、売れに売れているのが、加湿機能付きの空気清浄機だ。なかでも消費者が最も注目するのは、各機種に搭載されているウイルス抑制技術。メーカーも自社技術のアピールに力を入れる。

今回比べた、市場の売れ筋である加湿量600ml/hの各社のモデル。上段左から「プラズマクラスター空気清浄機 KC-Y65」(シャープ、実勢価格5万4800円)、「うるおいエアーリッチ F-VXE60」(パナソニック、実勢価格4万4800円)。下段左から「うるおい光クリエール MCK75K」(ダイキン工業、実勢価格5万1800円)、「ABC-VWK14B」(三洋電機、実勢価格2万9800円)、「CAF-J22K」(東芝ホームテクノ、実勢価格3万2800円)(画像クリックで拡大)

どの技術も「酸化作用があるイオン(活性種)がウイルスの表面に働きかけて、その活動を抑制する」という原理は同じだ。各社は、この活性種をウイルスに届ける技術を独自に開発している。ウイルスに付着すると活性種に変化するイオンを放出する(シャープ)、活性種を含んだ微細な水を放出する(パナソニック、三洋電機、東芝ホームテクノ)、機体内で放電して高濃度の活性種を作り出し、吸い込んだウイルスに作用させる(ダイキン工業)などだ。
各社が大きくうたう「ウイルス抑制技術」とは
(1)主に2つのタイプがある

各社の技術は大別すると、イオンや微細な水を室内に放つ放出型と、機体内で放電して活性種を作り、吸入した空気内のウイルスに作用させる吸入型がある。放出型は室内に付着したウイルスに作用する可能性があり、一方、吸入型は活性種を高濃度で作りやすいという。

●大半のメーカーの技術は放出型

放出型
シャープ  パナソニック
三洋電機  東芝ホームテクノ

吸入型
ダイキン工業

シャープ
プラスとマイナスのイオンを放出(画像クリックで拡大)

パナソニック
ナノサイズの水を放出する(画像クリックで拡大)

ダイキン工業
機体内で放電し、活性種を作る(画像クリックで拡大)

(2)あくまでも技術発表

薬事法に触れるため、製品には「~に効く」などの効能はうたえない。そこで各社は「自社技術の実験でウイルスに効果があった」という発表を行い、間接的に消費者へアピールしている。

(3)活性種なのは同じ

どの技術もOHラジカルなどの活性種を使って、ウイルス表面のたんぱく質部分に作用させて感染力を失わせるのは同じ。ただし、活性種は消えやすいため「活性種をウイルスまでどう届けるのか」という点で各社が競い合う。
“ウイルス激減”の実験結果は、鵜呑みにできない
こうした技術は、実際にウイルスをどれだけ抑制できるのか。多くのメーカーの実証実験を手がける北里環境科学センターによると「これらの技術は、実験室では効果が証明済み。だが実環境では、実験結果そのままの効果があるとは考えにくい」という。

理由はいくつかある。まず各メーカーの実験を行う環境は、かなり特殊なものだ。例えば実環境に浮遊するウイルスは空気10L中にせいぜい10個程度とみられる。だが実験では効果を正確に測定するため、10L当たり約100万個という高濃度にするのが一般的だ。各社の製品パンフレットに載っている実験は、実際の部屋とは大きく異なる条件で行っていると思ったほうがいい。

こうした実験では「ウイルスや菌の数が100分の1から1000分の1程度まで減ると、効果があると見なせる」(北里環境科学センター)。そのため試験機関では、ウイルスの数が「10の何乗」残っているかを示したデータを、実験結果として提示する(下参照)。一方で各社の製品パンフレットは、この実験データを「残存率」などパーセント表示に置き換えてグラフ化することが多い。その結果、実験で個数がさほど減っていないときでも、パーセント表示されたグラフは急角度で落ち込み、効き目が大きいように見えてしまう。

さらに各社技術の実験では、ウイルスや菌の作用を99%以上抑制するのに数十分~数時間かかることがある。だがこれよりも、空気清浄機が空気を吸い込んでフィルターでこし取るほうが、ウイルスや菌を素早く抑制できる可能性は高い。空気清浄機の性能には各社の独自技術より、フィルターが寄与する部分が大きいとみられている。

各社のウイルス抑制技術の
効果はかなり限定的とみられる

1 実験環境は現実とは大きく異なっている

例えば浮遊ウイルスの実験は、普通の部屋の数十分の1の小さな空間(1m2)に、実環境の何万倍の個数のウイルスを浮遊させて行うことが多い。「この実験結果が、実際の部屋でもそのまま通用するとは考えにくい」と専門家は言う。

2  そもそもフィルターのほうが即効性がある可能性が高い

浮遊ウイルスの場合、各社技術がウイルスに作用するよりも速く、空気清浄機が空気を吸い込んでフィルターでこし取ってしまう可能性のほうが高い。

●グラフの「書き方」で効果が大きく見える部分も

フィルター性能、掃除のしやすさともに勝るシャープ
現在、空気清浄機に搭載されているフィルターには主に3タイプある。今回比べた5機種を見ると、シャープや東芝の製品は、0.3μmの粒子を99.97%カットできるフィルターを搭載。パナソニック、三洋電機の製品は95%カット、ダイキン工業の製品は80%カットの性能だ。パーセンテージを比べると、各社ともさほど差がないようにも見える。だが例えば99.97%カットの性能ならば1万個の粒子中3個しか外に漏らさないが、95%カットならば500個と、性能には開きがある。まずこの点で、シャープや東芝はすぐれているといえる。

加湿機能付き空気清浄機は、水を使うこともあり、フィルターなどの手入れにも手間がかかる。そこで、この5機種について、各機種の掃除のしやすさも比べた。

多くの機種は、2週間に1回の頻度でフィルター部の手入れが必要になる。だが唯一、1カ月に1回でよかったのはシャープの製品。また加湿フィルターや大きなホコリがたまるプレフィルターの手入れが簡単で、手間を少なくする配慮もなされていた。

最後に、製品購入後にフィルターの交換でかかるコストを比較した。10年間使うことを想定すると、フィルターが交換不要で追加コストが0円だったのはシャープとダイキン工業。パナソニックは脱臭フィルターを買い替える必要があるが、追加コストは約4700円だ。一方で、三洋電機や東芝は、フィルターの買い替えで1万5000円以上かかる。
【結 論】
前ページで述べたように、各社のウイルス抑制技術は、製品選びの決め手にはならない。一方、ウイルス除去に重要なフィルター性能や掃除のしやすさ、交換コストを比べると、シャープの「KC-Y65」が総合的に優れている。フィルター性能ではシャープに及ばないが、パナソニックの「F-VXE60」にも欠点はなかった。この2機種が比較的すぐれているといえそうだ。

プラズマクラスター空気清浄機 KC-Y65

シャープ・実勢価格5万4800円

放出型

●サイズ・重さ/幅378×高さ593×奥行き265mm・約9.3kg●適用床面積/プレハブ洋室17畳(加湿)●集じんスピードの目安/8畳で約10分●加湿方式/気化式●加湿量/600ml/h●運転音/強46dB、静音20dB

フィルター性能が優秀
機体の掃除もしやすい

高性能フィルターを搭載しており、捕集性能はトップクラス。またプレフィルターや加湿フィルターの掃除や手入れがしやすいのも魅力だ。昨シーズンの機種は加湿フィルターの寿命が2年だったが、この製品は防カビ・抗菌機能を強化して寿命が10年に延長。そのため10年間の交換コストが0円になっている。

◎フィルター性能
集じんフィルターは0.3μmの粒子を99.97%捕集できる。今回取り上げた機種のなかでは、東芝と同じく優れている
◎掃除のしやすさ
フィルターの手入れは1カ月に1回でよい。フィルターのホコリを掃除機で吸い取るときも、他機種とは違い、本体のパネルを開けずに掃除できる構造になっている
◎10年間の交換コスト
集じんフィルター、加湿フィルターともに10年の寿命があり、交換コストは0円だ

加湿フィルター部(画像クリックで拡大)

製品の裏面にあるプレフィルター部。本体を開けなくともホコリを取れる(画像クリックで拡大)


うるおいエアーリッチ F-VXE60

パナソニック・実勢価格4万4800円

放出型

●サイズ・重さ/幅390×高さ608×奥行き275mm・約10kg●適用床面積/プレハブ洋室17畳(加湿)●集じんスピードの目安/8畳で約10分●加湿方式/気化式●加湿量/600ml/h●運転音/ターボ53dB、静音18dB

フィルター性能は普通
掃除、コストも問題なし

フィルター性能ではシャープ、東芝に一歩譲るが、加湿フィルターの洗いやすさなど手入れの面では問題ない。10年間の交換コストも約4700円と高額ではない。
○フィルター性能
集じんフィルターは0.3μmの粒子を95%捕集できる。シャープ、東芝には及ばないが、「集じん効率が落ちにくい特性を持っている」(同社)
○掃除のしやすさ
本体内の集じんフィルターは2週間に1回、表面のホコリを掃除機で取る必要がある。加湿フィルターが洗いやすいのがよい
○10年間の交換コスト
寿命が7年の脱臭フィルター(1枚4725円)のみ、買い替える必要がある

床上付近に漂うハウスダストを吸い込むための、独自機構を搭載している(画像クリックで拡大)


今回の評価項目

1 各機種のフィルター性能に大きな違いはあるのか
「0.3μmの粒子を何%除去できるのか」という基準で、各機種のフィルター性能を比べた。なおウイルスも、こうした大きさの粒子に付着して空気中を漂っているとみられている

2 掃除の手間はかからないのか
加湿機能付きの空気清浄機は、プレフィルターや加湿フィルターなど、手入れが必要な部分が多い。そこで掃除の頻度や各部分の掃除のしやすさ、水洗いの際の手間などを調べて比較した

3 交換コストはいくらかかるか
加湿フィルターや集じんフィルターは、数年ごとに買い替えが必要になることも。そこで各機種のフィルター寿命や販売価格をもとに、10年間の利用時にかかるコストを計算、比較した

(文/荒井 優=日経トレンディ)

2010年1月12日火曜日

副業の儲けが20万円を超えたら確定申告の必要アリ!

web R25 > ライフ・マネー > サラリーマン税金探偵団 > 第5回 ネットで副業。儲けすぎにはご用心!(1/2)
サラリーマン税金探偵団
担当パーソナリティ大沢玲子(リライアンス)
2010.01.12

第5回
ネットで副業。儲けすぎにはご用心!(1/2)

キーワードサラリーマン   副業   アルバイト   税金   税金探偵団

副業の儲けが20万円を超えたら確定申告の必要アリ!

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20100112-00001046-r25&page=1

年収が2000万円超!といううらやましい人、あるいは本業以外にほかの会社でアルバイトをしていたり、副業をしていたりで、年間20万円超の所得を得ている人などは確定申告が必要

「ネットで副業でも始めるか」――給料&ボーナスダウンで、そんな一大決意をしてしまった人もいるかもしれない。ココで気になるのが副業の稼ぎにかかる税金だ。月数万円のお小遣い程度ならヘーキでしょ? とこっそり税理士の五島洋さんに尋ねると、「副業の儲け、つまり所得が年間20万円を超えた場合は、確定申告が必要です」とのこと。

副業のなかでも、HPのアフィリエイトで得た広告収入や在宅で行ったデータ入力などの稼ぎは雑所得にあたり、収入額から必要経費を差し引いたものが課税対象となる。友達に頼まれてHPを作ってあげたり、お店のパンフレットのイラストを描いたりした場合の報酬も同じ扱いだ。

でも、ネットならバレないんじゃ…と思った人は甘い! 五島税理士によると、ネットビジネスに対する国税庁の監視は厳しく、アフィリエイトなどでこっそり儲けている人に税務署から照会が入るケースも。とくにネットは証拠が後々まで残るため、バレた時点で過去の分まで追徴となる恐れもある。

じゃあ、ネットオークションでいらなくなった服や日用雑貨を売った場合はどうかというと、申告不要のケースが多い。そもそも買った値段より安価で売ることが多いため、課税対象となるケースはマレ。また、所得税法上、「日用動産の譲渡による所得は非課税」という規定もある。これは、生活の用に供するための家具や什器(食器)、衣服など、生活に必要な動産を売却した場合の儲けは非課税になる規定。ネットオークションやフリマで扱われる物品の多くはこれにあたると考えられる。

とはいえ、あきらかに生計が維持できるような所得を得ていれば、事業所得として課税されるので儲けすぎにはご用心!…って、これこそ取らぬ狸の皮算用ってヤツか…。

2010年1月10日日曜日

「別件逮捕」乱発、日本の警察

4度目、5度目は当たり前「別件逮捕」乱発のナゼ

http://news.livedoor.com/article/detail/4541392/

2010年01月10日10時00分 / 提供:ゲンダイネット

●裁判員を恐れるあまり、慎重に慎重に

 ATMの男が3度目の逮捕だ。千葉大生殺害事件で、被害者の荻野友花里さん(当時21)のキャッシュカードでATMから現金を引き出したと認めた住所不定・無職の竪山辰美(48)が、別の女性2人への強盗致傷などの容疑で千葉県警に再逮捕された。

 荻野さんのカードの入手先について、竪山は「拾った」「人からもらった」などとあいまいな説明を繰り返しているという。“本丸”の殺害事件での立件は、まだまだ先のようだ。

 それにしても、このところ、日本の刑事警察は“別件逮捕”を乱発し過ぎではないか。

 周囲で6人が怪死した鳥取の毒婦・上田美由紀(36)は「4度」、東の毒婦、婚活サギ女の木嶋佳苗(35)は「5度」、別件での逮捕を繰り返されている。いずれも「殺人容疑で再逮捕へ」と報じられながら、その後はプッツリ。本件の殺人は手付かずのままだ。

 押尾学(31)の保護責任者遺棄致死事件もそうだったが、メディアを賑わす事件ほど「まずは別件で」という捜査方針が定着しつつある。捜査の現場で何が起きているのか。警察出身でジャーナリストの黒木昭雄氏が言う。

「一番大きな影響は裁判員制度の導入です。かつては警察、検察、裁判所が一心同体で“なあなあ”が許されましたが、一般市民が鉄のトライアングルに加わったことで、状況が一変。特に検察サイドが公判での不測の事態を恐れ、より慎重な捜査を現場に押し付けているのです。特に確たる物証も自白もない事件ほど、“これでもか”と状況証拠を積み重ねるよう要求されます。慎重に慎重を期すため、なるべく時間を稼ごうと別件逮捕が増えるのです」

 シラミつぶしの捜査に追われ、現場の警官も悲鳴を上げているのが、刑事警察の実態なのだ。

「かつては『別件逮捕=違法捜査』という世論が強かったが、オウム事件や和歌山カレー事件の頃から寛容になりました。そんな世論に警察が甘えている部分もあると思います」(前出の黒木氏)

 やはり4度目、5度目の逮捕は当たり前なんて、どこかおかしい。

(日刊ゲンダイ2010年1月7日掲載)

2010年1月9日土曜日

WD20EARS-ウェスタンデジタル64MBキャッシュ2TBハードディスク発売

やっと発売になったか。
あんまり遅いんで1.5TBのWD15EARSにしようと思ってたが発売されてよかった。
最初2TB 一台でいくか1.5TB 二台でいくかどうしよっかなー?
それもあるけどインテルの80GBのSSDの品薄はどうにかならんのか?

今度のEARSシリーズは買ったばかりなのに代替セクタが増えていくと苦情を言っているユーザーがいたが不良品なのかその人固有の環境での問題が発生しているのか?ユーザーの報告数が少なくてまだ判断できない。

アキバ総研ホーム > PCパーツ > HDD >

「WD20EARS」発売! キャッシュ64MBのWesternDigital製2TB、約1.9万円

http://akiba.kakaku.com/pc/1001/08/230000.php

2010年01月08日23:00 | 投稿者:akiba

容量2.0TBの3.5インチHDD「WD20EARS」がWesternDigitalより発売となった。

WesternDigital「WD20EARS」は、WD Caviar Greenシリーズの最大容量となる、2TBのSATA接続HDD。従来モデル「WD20EADS」のキャッシュ増量版(32MB→64MB)で、出荷時に独自の物理フォーマット「Advanced Format」で初期化されているのも特徴となっている。

主なスペックは、インターフェイスがSerial ATA 3Gbps、サスティン転送速度が110MB/sec、回転数は未公表(IntelliPower)。消費電力はリード/ライト時が6.0W、アイドル時3.7W、スタンバイ/スリープ時0.80W。

価格は、TWOTOP秋葉原本店で18,980円。

【関連記事】
□「WD15EARS」が約1.3万円で発売! キャッシュ64MBのWesternDigital製1.5TB HDD(2009年12月18日)
□「WD10EARS」発売! キャッシュ64MBのWesternDigital製1TB HDD(2009年12月11日)
□2TB/7,200rpmモデルがWesternDigitalからも! 「WD2001FASS」発売(2009年10月04日)

WesternDigital「WD20EARS」
WD、キャッシュ64MBの2TB HDD「WD20EARS」を発売

http://ascii.jp/elem/000/000/488/488977/

2010年01月08日 23時58分更新

文● 増田

 「WD Caviar Green」シリーズの新モデルで容量2TBのSerial ATA対応3.5インチHDD「WD20EARS」がWesternDigitalから発売されている。

 容量以外の主なスペックは、従来モデル「WD10EARS」や「WD15EARS」と同じ。インターフェイスがSerial ATA(3Gb/s)、キャッシュ容量が64MB、アイドルモード時24dB/シークモード時33dB/シークモード時29dB、消費電力が読取り/書込み時5.4W/アイドル時5.4W/スタンバイ時0.4W。回転数は非公開。
 「Windows 7/Vistaなどの最新OS向け技術Advanced Format Technologyを採用するため、XP環境ではパフォーマンスが低下。問題なく使うにはWesternDigitalから対応ユーティリティを落として使用するかジャンパの設定が必要」な点も同じだ。価格はTWOTOP秋葉原本店で1万8980円、TSUKUMO eX.で1万9980円となっている。

同じく2TBの「WD20EADS」とは価格差が約2000円ほどある

B&WがCESで800ダイアモンドシリーズのスピーカーを発表

Bowers & Wilkinsから新しい800 ダイアモンド シリーズが発表された。
発表されたのは7機種だ。


800 Diamond
802 Diamond
803 Diamond
804 Diamond
805 Diamond
HTM2 Diamond
HTM4 Diamond


38cmウーファー1基を搭載した801Dは無くなった。また全機種ダイアモンドツイーターを搭載する。
マルチチャンネルのセンタースピーカーを含め2ウェイ機以外ではすべて複数のウーファーになった。


現行シリーズが発売されたとき、試聴前は個人的に801Dに一番期待していた。
同じ再生帯域を複数のユニットで再生するものは音がバラバラだったり、ガサガサしたり、濁ったりすることがほとんどだった。
800を聴く前はそのことを危惧していたが実際聴いてみると大丈夫だった。
ただそれでもウーファー1個だけの801Dだったらもっとすごいのではと思って気になっていた。801Dは確か一番最後まで日本に入りにくく聴けたのはかなり後になってからだった。聴いてみると思ったより問題がありウーファーが大きすぎてミッドレンジと綺麗につながっていなかった。ちょっと中抜けしていて、しかも音楽や声のニュアンスとか実体感・実在感に重要な帯域でそれが起きていて800と比べるとノリとかゾクゾクするリアリティに差をつけられていた。そこが問題なければ低音の質感が800シリーズで唯一、フワッと軟らかかったので個性的な魅力があっただろうにと残念に思った。38センチのウーファーだとエージングにも時間がかかるので実力を発揮した後は違っていたかもしれないがその時はフラッグシップとは音の厳しさ、厳密に提示するというところで差があった。予想では801のほうがアグレッシブで重量感たっぷりなのだろうと思っていたがふわっとやさしくくすぐる音色の低音だった。そのウーファーを使った単体サブウーファーはそういう音色ではないのだからおもしろいと思う。


TweeterはQuad Magnet(4つの磁石)を採用し、WooferにはDual(磁石が2個)使っている。高音用と低音用だけでなく全ユニットの磁気回路が改良・変更されているとのことだ。

スピーカーユニットのフレームに銀色の環状のデザインが施されている。実物を見ていないのでわからないが写真で見る限り光沢のあるシルバーで光り輝く感じではなくある程度くすませた灰色っぽい金属フレームになっているように思える。写真を見るとフレームが暗い色だけより確かに引き締まって見える効果があるように感じられる。

現行のシリーズで改良すべきと思っているのは、Matrix801のころから問題が変わっていないミッドレンジ・スコーカーを担当する中域ユニットだろう。

キンキン金属的で甲高いことはないがニュートラルというより逆にちょっとモヤーっとしている。音の輪郭が少し滲んでいてなんとなくモワッと付帯音が感じられる。あとカサカサとゴキブリが歩くような音が聞こえるときもある。
この辺がどうなっているかが一番興味をひかれる。


2010年01月08日
ピアノブラック仕上げの光沢あるフィニッシュ

【CES】B&Wから新800シリーズ7機種が登場 - 全てにダイヤモンドトゥイーター搭載

山之内 正

http://www.phileweb.com/news/audio/201001/08/9648.html

800シリーズを象徴する801Dがなくなったのは驚きだが、型名からわかる通り、新800シリーズはすべてダイヤモンドトゥイーターを搭載していることに特徴がある。

新シリーズではトゥイーターを含む全ユニットの磁気回路をリファインしてレスポンスとダイナミックレンジの改善を図っているほか、ネットワークにも改良が加えられた。ダイヤモンドトゥイーターの磁気回路はクワッド・マグネット方式に強化され、従来以上にダイナミックレンジに余裕が生まれたという。ウーファーの磁気回路もネオジウムを用いたデュアルマグネットを導入している。

写真で紹介している製品の仕上げはすべて新たに導入されたピアノブラック仕様で、そのほか従来と同様ローズナットとチェリーの仕上げがそれぞれ用意されている。

すべてのユニット周辺にシルバーリングを配した効果もあり、サイズ以上に引き締まって見えることが新シリーズの大きな特徴だ。なお、従来のブラックアッシュはラインナップされない。

価格は未定だが800 Diamondは米国価格で24,000ドル(ペア)を想定しているとのこと。804と805は従来機に比べて若干高価になるというが、日本での正式な価格は現時点ではまだ決まっていない。導入は4月以降になる予定だという。

関連リンク
B&W 800 series Diamondのニュースリリース
http://blog.bowers-wilkins.com/theinsider/?p=368

B&Wが、CESにてスピーカー800 Series Diamondを発表

http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/newsheadline_4038.html

800 Series Diamondのココが新しい
804、805にもダイアモンド・トゥイーターを採用
クアッド・マグネットで設計された新しいダイアモンド・トゥイーター
デュアル・マグネット・モーター・システムを用いたウーファー
スピーカー端子に無酸素銅を使用
クロスオーバーネットワークには、銀、金、オイルの独自構造をもったムンドルフ製新コンデンサーが奢られている

800 Diamond、802 Diamondは、全シリーズにわたる開発成果を結集し、新しいボイスコイルとウーファーの位置調整が行なわれている。これにより、従来機より最低域の再生能力が向上しているという。

いずれも国内価格は未定で、3月に正式発表が予定されている。
2010年1月8日
(HiVi WEB 加藤 健)

●B&Wから800 series Diamondの製品情報
http://www.bowers-wilkins.jp/display.aspx?infid=4693

2010年1月8日金曜日

髪の毛を蘇らせることに成功、外傷治療薬で画期的な効果

2010年01月08日 18:00

ついに毛髪の再生に成功…外傷治療パウダーを転用したところ革新的な成果

http://labaq.com/archives/51349139.html

毛髪の悩みは多くの人が抱えてますが、米国の医師が、ついに毛髪の再生に成功したそうです。

外傷治療を目的としていた粉を、毛髪の成長が止まった部位に使用してみたところ、新たな毛包の再生に成功したそうで、非常に革新的な成果として期待されています。

ニューヨークとシャーロット(米国ノースカロライナ州)を中心に活動している外科医と研究者であるGary Hitzig医師とJerry Cooley医師の2人は、アメリカ食品医薬品局(FDA)から承認を受けている外傷治療に用いる粉『MatriStem MicroMatrix』を使うことで、初めて毛髪再生に成功したそうです。

二人の医師は、毛髪の成長が止まった部位に新たな毛包を作り出すことに成功し、これは過去の研究者が目指してきた非常に革新的な成果だそうです。

『MatriStem MicroMatrix』は損傷した組織の治癒や成長を促進させるパウダーで、販売しているのは再生医療の開発企業であるACell社。

このパウダーは本来、糖尿病による足の壊疽や静脈性潰瘍、床擦れ、重度の怪我、第二度熱傷、手術部位の治癒に開発されたそうですが、毛髪の再生を助けることが証明され、毛髪再生医療を含めた広い分野の治療に有用だと期待されてるようです。

Hitzig医師とCooley医師は以下のように語っています。

Hitzig医師
「我々は MatriStemを毛髪再生のために用いることにより驚くべき技術的革新を達成することができた」
「我々は薄毛の部位において成長する毛包を増やすことに成功した。さらに、(自毛移植された)毛髪の成長速度を促進することも発見した。この新しい毛髪再生医療の手法は、自毛移植の手術をよりメスのいらないものにするだろう」

Cooley医師
「我々は予備研究の結果に興奮している」
「MatriStemを残っている毛包とあわせることにより、本当の意味での毛髪再生を行うことが出来た。さらに研究を進めることにより、毛髪再生の手法を一貫した洗練されたものにすることができるだろう。特に毛髪が無くなってしまい従来の自毛移植が出来ないような患者には有用だろう」

もともとは怪我の治癒を目的とした細胞外マトリックスの研究が、毛髪の再生につながったもので、薄毛の悩みを持つ人には大きな希望となるのではないでしょうか。

より詳しい情報は、以下のサイトよりどうぞ。
細胞外マトリックスによる毛髪再生医療に成功 - 米 bignews.biz - 毛髪培養ブログ - 再生医療による毛髪の再生 -
http://hairclone.blog63.fc2.com/blog-entry-152.html

【読者投稿:毛髪培養 様@毛髪培養ブログ】

文系・大卒・30歳以上がクビに、2010年労働事情

2010年01月08日 08時00分 UPDATE コラム

吉田典史の時事日想:
「文系・大卒・30歳以上」がクビに――ベストセラーの著者に聞く2010年労働事情 (1/3)

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1001/08/news002.html

リーマンショック後、中高年のリストラや派遣切りなどが注目を集めたが、30代の正社員は“安泰”といえるのだろうか。『「文系・大卒・30歳以上」がクビになる――大失業時代を生き抜く発想法』の著者・深田和範氏に聞いたところ、「30代もリストラの対象になる」という。その理由は……?

[吉田典史,Business Media 誠]
著者プロフィール:吉田典史(よしだ・のりふみ)1967年、岐阜県大垣市生まれ。2005年よりフリー。主に、経営、経済分野で取材・執筆・編集を続ける。雑誌では『人事マネジメント』(ビジネスパブリッシング社)や『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)、インターネットではNBオンライン(日経BP社)やダイヤモンドオンライン(ダイヤモンド社)で執筆中。このほか日本マンパワーや専門学校で文章指導の講師を務める。

著書に『非正社員から正社員になる!』(光文社)、『年収1000万円!稼ぐ「ライター」の仕事術』(同文舘出版)、『あの日、「負け組社員」になった…他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方』(ダイヤモンド社)など。ブログ「吉田典史の編集部」

『「文系・大卒・30歳以上」がクビになる――大失業時代を生き抜く発想法』 (新潮新書)

 新たな年が始まった。会社員にとって、厳しい年になるのではないだろうか。特に30代の人は、“ぶ厚く高い壁”にぶつかるかもしれない。

 2009年の暮れ、人事コンサルタントの深田和範氏にお会いし、今後のリストラについて話をうかがった。ベストセラーにもなった『「文系・大卒・30歳以上」がクビになる――大失業時代を生き抜く発想法』 (新潮新書) の著者である。この本をひと言で言えば「今後は30代の正社員もリストラの対象になりうる」といった内容だ。

 時事日想でも何度か触れたが、正社員を解雇にすることは法的に難しい(関連記事)。現に多くの会社は非正社員の労働契約は解除するが、正社員の雇用にはなかなか踏み込まない。だが、これからの時代は違う。多くの企業の現場を知る深田氏は、そのあたりを見抜いていた。

 「一部の大企業では、正社員がリストラの対象になっていますね。決算記事を見ると、『固定費の削減が功を奏した』といった意味合いのことが書かれてあります。必ずしも“固定費の削減=正社員のリストラ”とは言い切れないものですが、正社員を対象に希望退職を行った会社はあります」

 さらに、こう踏み込む。

 「今後は、そのターゲットが文系・大卒・30歳以上に広がる可能性があります。人事部も例外でなく、これからはリストラされる側になりえますよ。明らかに雇用過剰になりつつあるのです。人員削減の対象が、40~50代だけというわけにはいかないでしょう」

 なぜ、企業はここまでして社員を減らそうとするのだろうか。深田氏は、こう分析する。

 「この不況により、企業は派遣社員の労働契約を解除するいわゆる“派遣切り”をしたり、新卒や中途の採用者数を減らしました。実はこれらは、生産・販売量の減少に応じて変動費を調整し、将来的に発生する固定費の増加分を減らしただけのこと。つまり、現時点で重くなりすぎている固定費については、何もしてこなかったのです。これでは、企業が抱えている本質的な問題を解決したことにはなりません」

 雇用過剰となっている正社員の人件費によって、固定費の増加が引き起こされた。そして、この過重な固定費負担のために、多くの日本企業が収益を生み出せない経営体質に陥ってしまっている。これこそが、本質的な問題なのだ。

 「このような脆弱(ぜいじゃく)な経営体質を変えることなく、政府の景気対策や雇用調整助成金といった、いわば“鎮痛剤”に頼っているから、いつまでたっても企業業績が回復しないのです。鎮痛剤の効き目もそろそろなくなってきます。企業はいよいよ、本腰を入れざるを得なくなるでしょう。その1つが、30代をも視野に入れたリストラです」

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無為無策のあおりを受ける20~30代
 深田氏は、2008年秋以降の世界同時不況は、日本企業の2つの隠れみのを吹き飛ばしてしまったと見ている。隠れ蓑の1つは、欧米の景気がよかったこと。2つめは、非正社員を雇うことで人件費を抑え込んだこと。これらにより、国際競争力を持ち合わせていなくとも、経営はなんとか成り立っていたというのだ。

 このあたりは、私も同感である。これは私のとらえ方だが、日本企業の多くはすでにビジネスモデルが破たんしている。つまり、安定的に売り上げを稼ぎ出し、それをすべての社員で分配していくことができない。その兆しは山一証券や北海道拓殖銀行が経営破たんした、1990年代後半に見えていた。あのときが、実は日本企業の大きな分岐点だった。経営者や経済界は、戦後のビジネスモデルを大きく変えるようにかじを切るべきだったのだ。政府与党もそれを強力に後押ししたり、政策を打ち出し、誘導することが必要だった。

 しかし、それらをすることなく、安易なリストラなどで問題を先送りした。それがいま、大きなツケとなって現れている。問題は、このようなビジネスモデルだけではない。正社員の極端とも言える法的な保護など、労働法も時代の変化についていっていないのだ。

 例えば、解雇要件を緩めるならば、会社員が会社と争うことができる態勢を整えることも必要である。会社がリストラする際の武器となっている配置転換のあり方にもメスを入れて(関連記事)、労使双方にとって公平なものにしないといけない。さらに、解雇された社員には子どもがいるかもしれない。そのことを踏まえ、小中学校から大学までの学費などについて何らかの支援も矢継ぎ早にするべきだった。これらが整ってこそ、正社員の解雇要件を緩めることができる。

 ところが、相変わらず、ビジネスモデルや労働法などは、1990年代後半までのものなのだ。本来、政府や企業はこのようなところにこそ、踏み込んでいくべきだった。そうすれば、非正社員と正社員の格差はもう少し健全な姿になっていた。企業の活力もある程度は、維持できたに違いない。それが、国や地方自治体の財政にもよい影響を与えたはずだ。少なくとも、こんなに早く沈滞期に入らなかったのではないか、と私は思う。

 この無為無策のあおりをもろに受けているのが、いまの20~30代である。そして、就職活動を控える大学生であり、その親たちだ。

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リストラはインフルエンザのように広まる
 しかし、なぜか多くの政治家や有識者はこの問題を指摘しない。これでは「政権が変わっても変化なし」と批判を受けても仕方あるまい。深田氏は、このようなことも話していた。30代の人がこれを読むと、思い当たるフシがあるのではないだろうか。

 「いまの企業はマネジメントにのみ力を入れて、新たなビジネスを始める気概をなくしています。その理由の1つには、1990年代の不況を生き延びた人たち、つまり50~60代の経営者や役員、管理職などの多くが起業家タイプではなく、管理者タイプであることもあるでしょう」

 さらに今後のリストラは、インフルエンザのように広まっていくと捉える。

 「リストラは“伝染”するかのように広まっていくでしょう。伝染とは、特定の業界だけでなく、職種でのリストラも増えてくることを意味します。そしてこれまで控えてきた以上、リストラは爆発するように一気に広がる可能性がありますね。家族を抱え込んだ正社員が対象になる以上、家計への影響は避けられないでしょう」

 だが、深田氏は悲観的には捉えない。むしろ、これから時代の転換期に入ることを冷静に見つめている。そして「新しい成長の芽はきっと出てくるはず」とも繰り返し話していた。著書『「文系・大卒・30歳以上」がクビになる――大失業時代を生き抜く発想法』では、そのような会社員の生き方にも言及している。

 これから、一段と厳しい時代が始まる。だが、閉塞した状況を変える大きなチャンスと見ることもできる。今年は、そのあたりにも触れていきたい。

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