震災後、やっとディスクの整理ができた

震災後、やっとディスクの整理を行えた。
3月11日に部屋に戻ってすぐに生活する場所だけは確保していたがなかなか全体に手をつけることができなかった。

すべてのものが動き、ズレ、崩れて散らばっていた。家具もすべてのものがズレ、散らばっていた。大切にしていたものも壊れていたり、気を落ち着かせようと「とりあえず水分でも」と冷蔵庫を開ければ中身が崩れていて開けた瞬間、バラバラバラバラーッと落ちてきたり、これじゃどうしようもないと食事だけでもと思って食器を用意しようとすれば割れていた食器がすごい音を立てて扉を開けた瞬間落ちてくる。しかもその時は巨大な余震がひっきりなしに起きていた。
直した瞬間、余震で台無し、が際限なく繰り返された。
さすがに心が砕かれたというか疲れ果て何もできなくなってしまっていた。
物は宝石のように大切にしているので傷が入ったり壊れてしまったものにひどく、なんと言ったらいいか知っている言葉で該当するものがないほど打ちのめされた。

「津波が襲ったところに比べれば」という考えが浮かぶことも自分を苦しめた。現実の自分の状況と「津波が襲った所と比べれば」という自分の心と、外の環境と内面からの責め・攻撃が大変でつらかった。
それに『歴史的に超巨大地震は連動して発生している。ほとんどは同時発生か48時間以内』という調査結果を知っていたこともストレスになった。東海地震や東南海地震が起きたら自分の地域は圧倒的にもっと大きい震度になるのが予想付いた。
最近は油断してやっと落ち着いてきたが超巨大地震の連動地震は3ヶ月後から2年後にも起きたと幅があるので本当は安心できないが、それでも落ち着けるようになるのとならないのとでは雲泥の差がある。
以前は『超巨大地震は3つが連動している』という調査結果だったがごく最近、何週間か前に古文書の解読と地質調査の結果から『3つではなく4つが連動する』ことも多いと分かったとニュースになっていた。
どう安全を確保したらいいのか、逃げるとしても4つの超巨大地震から逃げられる場所が日本のどこにあるのか、無いのではないかと茫然と考えている。