2008年10月8日水曜日

ギガバイト、再度日本法人設立

結局、また日本法人を設立することになった

ユーザーから見れば、日本法人が無くなってから『日本版のドライバーやパッチが無くなった』『出なくなった』と不評だったので喜ばしいことだ

GIGABYTE、ギガバイト日本法人を設立

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1007/gigabyte.htm

10月6日(日本時間) 発表

 台湾GIGABYTE TECHNOLOGYは10月6日(日本時間)、日本における営業/マーケティングの会社として、日本ギガバイト株式会社を設立したと発表した。営業は10月1日より開始している。

 GIGABYTE TECHNOLOGYは2006年に、マザーボードとビデオカードを専門的に取り扱う会社として、GIGABYTE UNITEDの日本法人を設立し、2007年7月より活動をしてきたが、2008年8月の株主総会の決議により、GIGABYTE TECHNOLOGYがGIGABYTE UNITEDを合併統合することとなった。今回の新会社設立はそれに伴うものとなっている。

 新会社の代表取締役は呂正民氏。所在地は東京都千代田区外神田6-15-14 外神田ストークビル2F。設立後は、従来よりも日本市場のユーザーのニーズに則した、きめ細かい営業やマーケティングを行なうとしている。

 GIGABYTE UNITEDは、マザーボードとビデオカード部門を分社化し、ASUSTeKとの合弁会社を設立する目的で設立されたもの。しかし、ASUSTeKとの交渉が決裂し、GIGABYTE TECHNOLOGYの100%子会社として存続していた。

□GIGABYTE TECHNOLOGYのホームページ(英文)
http://www.gigabyte.com.tw/
□日本ギガバイトのホームページ
http://www.gigabyte.co.jp/
□関連記事
【2007年7月9日】GIGABYTE UNITED、日本法人を設立
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0709/gigabyte.htm
【2006年8月9日】Gigabyte、マザー/ビデオカード部門を分社化し、ASUSTeKと合弁会社設立
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0809/asus.htm

(2008年10月7日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]

2008年10月7日火曜日

B-CAS廃止が決定?

勘違いが多い人なので今の時点で確信が持てないが、ダビングテン(コピーダビング9回+最後に移動ムーブ1)とセットと言っていいB-CASが廃止となるそうだ

単純に廃止したからといって独占禁止法違反の事実は消えないため、吠えない番犬と言われている(税金を使っているので、ただ『役立たず』と言っていられる問題ではない。給料もらって肝心な仕事をしてないということになる)公正取引委員会がキチンと告発できるか注視する必要がある
NHKが出資している株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS社)が告発された暁にはNHKにも捜査が及ぶことを望む
そうでないと、全容は明らかにならない
32:セイラ・マス(山口県):2008/07/09(水)07:15:35.77 ID:ReVMB7A10

株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ
http://www.b-cas.co.jp/company.html
役員(2008年6月末現在)
代表取締役社長 浦崎 宏(元NHK総務局長、元NHK静岡放送局局長)
代表取締役専務 吉永 弘幸(元WOWOW常務取締役・放送・事業統括本部長)
取締役 鏑木 耕二(元東芝)
取締役(非常勤)森 茂雄(NHK視聴者サービス局長)
取締役(非常勤)奥村 直司(松下電器産業株式会社)
取締役(非常勤)田胡 修一(株式会社日立製作所コンシューマ事業グループ コミュニケーション・法務部部長/JEITA)
取締役(非常勤)関根 太郎(不詳)
取締役(非常勤)岡本 光正(株式会社東芝執行役常務)
取締役(非常勤)加藤 武夫(株式会社BS日本取締役)
監査役 吉田 朗
監査役(非常勤)宮本 敦浩(不詳)
監査役(非常勤)佐藤 和仁(WOWOW取締役IR経理担当)

今の状況ではメーカー製のテレビパソコンでは著作権団体との係争を恐れて一切、編集できないことが多くて困る
テレビ局も考えたもので別々の番組なのにEPG上では一つの番組にして対策(?)した番組編成を行い、ユーザーとしては迷惑である
特に分割も編集もできないメーカー製TVパソコンだと致命的に使いづらい

自分でテレビボードや外付けテレビ機器を買ってくると編集がある程度できるのに、テレビパソコンだと録画してそのままディスクに書き出すだけ
左右のマスクバーをカットして少しでもファイルサイズを小さくしたいとか一切できないのは迷惑だし、テレビ番組もTVPC製造メーカーも嫌いになっていく

HDDレコーダーでは編集できるのに、テレビPCだと編集が一切できない不便さはパソコンメーカーはよく分かっているはずだ
それでもその機能をなくして販売しているのは、著作権団体がよほど強硬な態度だからと想像がつく

池田信夫の「サイバーリバタリアン」
第37回

「第5権力」としてのウェブ

http://ascii.jp/elem/000/000/177/177381/

2008年10月07日 09時00分更新
文●池田信夫/経済学者

■B-CASをつぶしたウェブの世論

年間100億円近い売上を誇るビーエス・コンディショナルアクセスシステムズはいったいどうなるのだろうか?

 総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(デジコン委員会)」は9月26日、地上デジタル放送のB-CASを見直すことを決めた。6月にまとめられた第5次答申では「消費者や権利者の立場からB-CASについてさまざまな指摘が行なわれた」ことを理由に廃止の方向を打ち出している。放送局も反対していないので、B-CASの廃止が事実上決まった。

 B-CASがなくなると、ダビング10の信号は受信機で無視できるようになるので、これをどうするかが焦点だ。デジコン委員会の村井純主査(慶應義塾大学教授)は「技術と契約」で対応する方針を示した。しかし、法律で強制しない限り、ダビング10に対応するかどうかは受信機メーカーの自由だ。国内メーカーが(放送局の圧力を恐れて)ダビング10を採用しても、海外メーカーが「ダビング10なし」を売り物にして乗り込んでくる。ダビング10も実質的に廃止(任意の規格)にするしかないだろう、というのが関係者の見方だ。

 デジコン委員会では、これまで一貫して放送局・権利者団体の意向にそって審議が実施されてきたが、ウェブではB-CASに反対の意見が圧倒的だった。これを受けて公正取引委員会が、独占禁止法違反の容疑でB-CAS社などの事情聴取に乗り出したことが流れを決めた。結果的には、ウェブの世論が総務省の「業者行政」を押し切ったわけだ。

■著作権の期限延長も見送り

 他方、9月18日に開かれた文化庁の「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(関連資料)」では、著作権の保護期間を作者の死後50年から70年に延長することについて「十分な合意が得られた状況ではない」と結論付け、見送る中間答申をまとめた。

 2年前にこの話が出た時、延長問題を考える非営利組織が結成されるなど、反対運動が広がった。延長すべきだという三田誠広氏や松本零士氏などの主張は説得力がなく、ブログなどで激しい批判を浴びた。しかし大手メディアはこの問題をほとんど報道しなかった。彼らも著作権の強化を主張する権利者団体の一員だからである。

 文化庁は、当初「国際協調」を理由にして強行突破しようとしたが、こうした消費者の声に押され、さらに小委員会の中心である中山信弘氏(東大名誉教授)が反対の方針を明確にしたため、延長案は葬られたのである。

■メディアの報道管制を破るウェブの世論

 こうした出来事は、これまであまり見られなかった。中山氏は、先月発足した「デジタル・コンテンツ利用促進協議会」の会長就任あいさつで、「これまで著作権法を抜本改正するのは無理だと思っていたが、2004年のレコード輸入権問題で消費者の声が輸入盤を守ったことで、業者の方ばかり向いていた著作権行政が変わり始めた」と語った(関連記事
http://www.rieti.go.jp/it/column/column031217.html
)。

 このときは法案が閣議決定されてからウェブで反対運動が盛り上がり、議員連盟もできた。著作権法の改正は阻止できなかったものの「洋楽レコードについて消費者の利益が侵害された場合には本法を見直す」という付帯決議がついた。

 その後も文化庁は、ダウンロードの違法化や私的録音録画補償金の拡大など業者寄りの政策を出したが、すべて消費者の反対で葬られた。中山氏もいうように、今やユーザーはクリエイターでもある。一部の業者だけを「権利者」として保護する制度と文化庁の行政が、もはや時代遅れなのである。

■すべての行政を「消費者の目線」で

 メディアは「第4権力」と呼ばれ、国家権力を監視する役割を果たすことになっている。しかしメディアを監視する機関はないので、彼らはその権力を使って業界の既得権を守ろうとする。特に日本ではテレビと新聞が系列関係になり、しかも各系列が横並びで報道管制して、電波利権や新聞の再販制度などの談合構造を守ってきた。

 しかしウェブは、こうしたメディアの情報独占に風穴を開け始めている。インターネットは、その生い立ちからユーザーによるユーザーのためのネットワークである。それは誰にも批判されないというメディアの特権を奪い、彼らの業界のタブーについても多くの消費者が追及する「第5権力」になろうとしているのかもしれない。

 福田内閣の打ち出した「消費者中心の行政」は、首相が途中で政権を投げ出したため、先行きが不透明になったが、消費者行政とは単に「消費者庁」を作ることではない。それは明治以来、「富国強兵」のために供給の最大化をめざして業者の利益をはかってきた行政を転換し、すべての官庁の行政を「消費者の目線」で行なうことなのである。


筆者紹介──池田信夫

1953年京都府生まれ。東京大学経済学部を卒業後、NHK入社。1993年退職後。国際大学GLOCOM教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現在は上武大学大学院経営管理研究科教授。学術博士(慶應義塾大学)。著書に「過剰と破壊の経済学」(アスキー)、「情報技術と組織のアーキテクチャ」(NTT出版)、「電波利権」(新潮新書)、「ウェブは資本主義を超える」(日経BP社)など。自身のブログは
「池田信夫blog
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo
」。

2008年10月6日月曜日

ペガシスAVCHD読み込み対応TMPGEnc Authoring Works 4の評判

H.264、AVCHDで出力・書き込みができないからスルー
読み込みできるだけじゃね
無念 Name としあき 08/10/05(日)07:06:59 No.127088 03:52頃消えます
ペガシスは10月3日、DVDオーサリングソフト「TMPGEnc DVD Author 3 with DivX Authoring」の後継製品「TMPGEnc Authoring Works 4」を発表した。発売日はダウンロード版が10月16日、パッケージ版が11月7日。価格はダウンロード版が9800円、パッケージ版が1万3800円だ(ともに税込み)。

TMPGEnc Authoring Works 4は、メニュー付きBlu-ray Disc(BDMV)の作成にも対応したDVDオーサリングソフトで、AVCHDファイルの入力もサポート。音声出力は5.1チャンネルドルビーサラウンド音声も指定可能となっている。

処理速度の大幅高速化を実現したのも特徴で、ファイル入力キャッシュを最適化することにより出力速度を最大で約300%向上した。

対応OSはWindows XP/Vista(64ビット版はサポート対象外)。

http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0810/03/news087.html

…無念 Name としあき 08/10/05(日)08:26:27 No.127098
こういうソフトこそ積極的に64bitサポートするべきだろう

…無念 Name としあき 08/10/05(日)08:39:59 No.127099
CUDA対応版まで待つよ

…無念 Name としあき 08/10/05(日)09:08:22 No.127110
念レスを3連続成功させてしまったぞ俺

…無念 Name としあき 08/10/05(日)09:35:11 No.127127
このボッタ会社に付き合うのは、もうやめた。

…無念 Name としあき 08/10/05(日)09:58:20 No.127129
2001年頃にフリー版落としてcelelon500MHzで遊んだのが最後だ
あの頃はまさか株式会社になるとは思っても見なかったぜ

…無念 Name としあき 08/10/05(日)10:09:07 Nおみこo.127136
3ヶ月前に3を買ったばかりだがよ・・・orz

…無念 Name としあき 08/10/05(日)14:07:06 No.127227
3倍速いなら赤くすればいいのに
あ、経営が赤なんですね

…無念 Name としあき 08/10/05(日)14:10:37 No.127229
> 3ヶ月前に3を買ったばかりだがよ・・・orz
ペガシスはバージョンが上がったら
無償でアップデードできたはず

…無念 Name としあき 08/10/05(日)14:20:47 No.127233
>アップデード
ぞうなのが、じらながっだよ

…無念 Name としあき 08/10/05(日)14:24:52 No.127234
こっちで持っているのは3のExpressだけれど、
4のExpressに無料vupは無理だったよーな
Authorは違うのか?

…無念 Name としあき 08/10/05(日)14:34:28 No.127240
>こっちで持っているのは3のExpressだけれど、
>4のExpressに無料vupは無理だったよーな

無料でできるよ
価格コムのクチコミに書いてた

…無念 Name としあき 08/10/05(日)14:36:14 No.127242
>無料でできるよ
まじか
ちょっと調べてみる㌧

…無念 Name としあき 08/10/05(日)15:25:44 No.127256
1223187944533.png-(41430 B) サムネ表示a
無理

…無念 Name としあき 08/10/05(日)15:30:17 No.127258
日本人はフリーなものには厳しいから、ホイホイ更新とか㍉

…無念 Name としあき 08/10/05(日)16:54:34 No.127282
GPU使えるんだっけ?

…無念 Name としあき 08/10/05(日)19:26:15 No.127363
BD向けのH.264のオーサリングができないので俺はパス
全部mpeg2になるなんてあんまりだ

…無念 Name としあき 08/10/05(日)19:27:45 No.127364
やっぱりボッタか。
ちゃんとしたのは\14kくらいで出すんだろう?

全国の拠点病院の癌生存率を公表【19施設が応諾】

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がん生存率HPで公表、胃・肺など5種類…全国19病院

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20081003-OYT8T00329.htm

 地域のがん治療の中核を担う、32病院が加盟する「全国がん(成人病)センター協議会」は3日、胃がん、肺がんなど5種類のがんについて、加盟病院の治療成績を示す患者の「5年生存率」をホームページで公表する。

 がん対策基本法がめざす「がん治療の地域格差解消」を実現し、病院ごとの治療成績を知りたい患者や家族の要望に応える目的がある。

 公表するのはこのほか、乳がん、大腸がん、子宮けいがんで、がん種ごとの全患者数と全体の生存率、数字が大きいほど早期のがんを多く治療したことを示す「1期/4期比」など。1999年、2000年中に初めて入院治療を受けた患者について、がん種ごとに、〈1〉100人以上を治療〈2〉全患者の90%以上を5年後まで追跡――などの基準を満たした施設を対象に、厚生労働省の研究班が解析した。

 同協議会のホームページでは、公表に同意した19施設に限り、集計結果を閲覧できる。本紙は19施設に加えて、研究班の報告書をもとに、ホームページでの公表に同意しなかった施設の集計も匿名で掲載した。ただ、1期/4期比が高い病院では、生存率も高くなる傾向があり、治療の質を正確に判断しにくいので注意が必要だ。

同協議会のホームページは、
http://www.gunma-cc.jp/sarukihan/seizonritu/

 研究班は「集計は患者の病院選びの材料になる。医師と治療方針を話し合う資料としても使ってほしい」と話している。
(2008年10月3日 読売新聞)

メンタル・心療内科・精神科の誤診と、患者とその家族

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◇新刊・ビデオ

「精神科セカンドオピニオン」(編著 誤診・誤処方を受けた患者とその家族たち+笠陽一郎)

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/info/book_item/20080921-OYT8T00214.htm

 精神科を替わる度に診断名が変わるケースは少なくない。この本には、精神科で処方された薬でかえって症状が悪化したケースなど、深刻な実体験が多く収められ、正しい診断にたどり着くための精神科医とのかかわり方や薬の知識などが紹介されている。(シーニュ、2400円=税抜き)
(2008年9月21日 読売新聞)

2008年10月5日日曜日

【太った人より悪く】痩せていて血液検査異常は重病リスクが5倍

トップ > ライフスタイル > 健康 > 記事

メタボ体質:やせてても 4人に1人、血液数値に異常 重病リスク、正常値の5倍

http://mainichi.jp/life/health/news/20081005ddm001040082000c.html

 肥満度を示す体格指数(BMI)が「やせ」(18・5未満)でも、血糖値など血液検査の数値が特定健診(メタボ健診)の基準値を超えている割合が4人に1人に上ることが、日本医療データセンター(東京都千代田区)の大規模解析で分かった。こうした人は、心筋梗塞(こうそく)などの重大疾患を起こす危険性が正常な人の5倍に達した。肥満の人だけでなく、やせた人も検査値に注意を払う必要性が浮き彫りになった。

 センターは全国の健康保険組合と契約し、加入者の情報を匿名で分析し、病気の傾向や治療などの評価に取り組む企業。06年4月~07年3月に健診を受けた男女5万2265人(30~59歳)を対象にデータ解析した。

 それによると、「やせ」の人のうち、血糖値、血中脂質、血圧のいずれかが特定健診の基準値を超えた人は25・6%に達した。BMIが18・5以上25未満の「標準」で51・3%。「肥満」(25以上)では81・6%だった。

 心血管疾患や糖尿病の合併症などを発症した「肥満」は「標準」「やせ」に比べ2~3倍あった。ところが、基準値を超える検査値があった人の発症率を正常値の人と比べると、「やせ」は5倍、「標準」は3・4倍、「肥満」は3・1倍と、やせているほど検査値の異常が影響を及ぼしていた。

 今春始まった特定健診は、腹囲など肥満に関する数値が健診の必須項目としている。肥満でない人は健診後の指導対象から外されている。

 データを解析した佐藤敏彦・北里大准教授(公衆衛生学)は「スリムでも血液検査に問題がある人は、早めの対策が必要」と話す。【永山悦子】

毎日新聞 2008年10月5日 東京朝刊

メタボ健診は本当に医療費削減になるのか

メタボ健診は本当に医療費削減になるのか--更年期と加齢のヘルスケア研究会セミナー

http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/05/metabolic/

2008/10/05 神野恵美 メタボリックシンドローム

更年期と加齢のヘルスケア研究会が主催するプレス向けセミナー「更年期女性とコレステロール値を考える」が2日、開催された。

同セミナーでは、2008年4月に始まった「特定健康診査(通称:メタボ健診)」で関心が高まるメタボリックシンドロームについて、コレステロール値の視点から専門家による解説が行われ、メタボ健診の適性をめぐる意見交換が行われた。

特定健診は、40~74歳を対象に企業の健康保険組合や市町村などの保険者に実施が義務づけられた制度。健保組合に加入している場合、被保険者だけでなく、その被扶養者も対象となる。糖尿病などの生活習慣病を予防し、医療費の削減につなげるのが狙いで、厚生労働省は2013年度には医療費を約2兆円削減できると試算している。

東海大学医学部基礎医学系教授の大櫛陽一氏

しかし、これに異論を唱えるのが、本セミナーで「特定健診で医療費が削減できるのか?」と題して講演を行った、東海大学医学部基礎医学系教授の大櫛陽一氏だ。特定健診では、腹囲のほか、血圧、空腹時血糖、血中脂質のうち2項目以上で異常があった場合に"メタボリック症候群"と診断される。全国70万人の健診結果に基づいた、大櫛氏による医療費のシュミレーションによると、受診勧奨率は男性58%、女性49%に及ぶという。また、この勧奨率をもとに算出した医療費は4兆~4兆7,000億円と見積もられる。この数字は厚生労働省の試算をはるかに上回り、削減どころか増額になる結果だ。さらに、検査項目別に受診勧奨率を見た場合、他の項目に比べて圧倒的に基準値より高い数値を示しやすいのが血圧とLDLコレステロール(悪玉コレステロール)だという。これに対して「基準値の設定が低すぎるのではないか」と大櫛氏は指摘する。

特定健診で、指導の対象となる血圧の基準は、上が130mmHg以上、下が85mmHg以上だ。これに対して大櫛氏が示した、日本人の男女別・年代別の血圧レベルと総死亡率のグラフでは、高血圧でリスクが高まるのは160/100mmHg以上だ。大櫛氏は、「年齢とともに血圧が上がるのは生理現象で、特別に異常だというではない。70代からは低血圧もリスクとなる」という。さらに、血圧と脳卒中の発症率に関するある調査では、治療を受けていない高血圧患者よりも、治療中の高血圧患者のほうが脳卒中の発症率が高いというデータも紹介された。

一方、俗称"悪玉コレステロール"と呼ばれるLDLコレステロール(LDL-C)の判定基準は140mg/dl以上だ。しかし、大櫛氏が分析したデータでは、中高年のLDL-C値は190mg/dlまでが正常範囲で、この数値は欧米の基準とも一致する。またLDL-C値が低すぎるのもよくないという。

こうした検証結果から、大櫛氏は特定健診における現在の判定基準が" 肥満"という観点で設定されたものであり、厳しく設定されているのではと批判する。
また、こうした問題点が、疾患の初期症状の見逃しによるさらなる医療費の増加をもたらすと指摘した。

千葉県衛生研究所所長 天野恵子氏

また、「特定健診・保健指導に疑義を呈する。女性に本当に必要な健診は?」と題して講演を行った、千葉県衛生研究所所長で日本性差医学・医療学会理事の天野恵子氏も、特定健診の判定基準に疑問の声を挙げる専門家のひとりだ。天野氏は特に、男女の様々な差異により発生する疾患や病態の差異を念頭において行う"性差医療"の観点から、特定健診の判定基準の問題点を掲げた。

天野氏によると、総コレステロール、中性脂肪、LDL-C値が40代をピークに低下する男性に対して、女性の場合は閉経を境に上昇し、男性を凌駕し、以後高値が続くなど、生涯の血清脂質の変化にも大きな性差があるという。2006年に発表された、約1万人の日本人男女を対象に行われた循環器疾患の基礎調査「NIPPON DATA 80」においても、男女で総コレステロールによるリスクが異なることが実証されたという。この調査では、総コレステロール値を6段階にわけ、死亡原因と冠危険因子(総コレステロール、喫煙、年齢、糖尿病、血圧)との相関性を調べ、その結果、脳卒中では、男女ともに血圧、総コレステロールの低下が死亡リスク上昇の一因となっていることが示されたという。一方、冠動脈疾患では、男性の場合、血圧、総コレステロールの増加が死亡リスクを上昇させていたが、女性の場合は血圧、総コレステロールと死亡リスクとの間に相関性は認められなかったと続ける。天野氏はそのような性差から特定健診について「特定健診は、活動を全国に展開したことと、基準を集約したことは評価できる」としながらも「年齢・性差、治療によりどの程度改善されるのか、日本人のデータに基づくものでなければならない。しかし、性別や40~74歳までの年齢をひとくくりにした現在の判定基準は少々乱暴すぎる」と述べ、その判定基準と実効性を疑問視した。

将来の医療費削減策として義務化されることとなった特定健診。その結果、国民の間にはメタボリック症候群への関心が一気に広がったものの、今回のセミナーでも指摘されるとおり、専門家からはその非科学的な判定基準や不適切さを疑問視する声も多く聞かれる。さらに、それがかえって医療費の高騰をもたらすだけでなく、死亡リスクをも高めているというデータに対して、国や医療業界が今後、どのような議論と判定基準の裏づけを行っていくのか。注目は高まっている。