頭痛持ちだった時に習慣になっていまだに継続してることで、都心は使わず少し離れたところを使う癖というか習慣が残っている。頭痛持ちはいつ頭痛が始まるか分からないし、頭痛がし始めると立っていることも困難なので、人が多いところに行くのは相当難しい、事実上無理だった。
東急ハンズに関して言えば、渋谷本店、新宿・大型店の品ぞろえは「さすが旗艦店!」と誰もが言う状態なのは間違いがない。ただ、個人の事情でものすごい人ごみの渋谷、新宿は事実上利用できなかった。頭痛がなくてもあの満員電車並みの人ごみの渋谷、新宿で、カットしてもらった自作用スピーカーや自作家具用の板材一式を持ち運ぶのは極めて困難だ。だから横浜店を使っていた。板の種類や量は渋谷・新宿店と比べると明らかに少なかったが板材や大きなキャンバス、段ボール箱を買って帰るのは渋谷・新宿では明らかに困難だった。
事前にホームページで加工サービスがないことは確認していたので、木材・金属加工サービスがなくなっているのは知っていた。
なのでがっかりしたのはそのことではない。
行ってみて驚いたのは、あれでは……。
LOFTと100円ショップの一番融合してはいけないところを無理やり融合して見事に失敗したような状態だ。『失敗したような』というより『失敗させた』としか感じられない。リニューアルしたけど売り上げ不振により不本意ながら撤退とする理由を作ったようにしか見えない。
横浜には横浜そごうに大きい、むしろ大きすぎるLOFTがある。
横浜駅には大型100円ショップはないが、JR東海道線で隣駅になる戸塚駅に、日本最大級と思われる超巨大(大きすぎる)100円ショップがある。もともとはデパートの丸井が入っていたが撤退し、そのビルに入居しているので大きい。むしろ大きすぎてパッと行ってパッと帰ることができず、いくつか買うものがあると上の階、下の階と歩き回り、探し回らないとならない。そこを筆頭に、各大型スーパー・ショッピング施設に大きな100円ショップが入っている。
幸せボンビーガールに出演している森 泉が見たら狂喜乱舞、夢のような場所と言いそうなところだ。
横浜駅近くでは他にも伊勢佐木町など、ビル全部が100円ショップとなっている大型店がある駅がいくつかある。
このような立地なのに、
品揃えは横浜駅にあるLOFTよりはるかに少ないうえに、おしゃれなアイテムがLOFTに負けている。横浜店がということではなく、昔から、どの店もおしゃれグッズ、高感度商品、洗練されていてきれいな陳列・店のデザインという面で東急ハンズはロフトに負けている。東急ハンズはどちらかというと釘とか用紙とか、段ボール、水道用品、木材や金属材料とか、おしゃれで高感度人間が集まる場所というより、実用品とか高機能なもの、高性能なものとかがあるという感じだった。
100円ショップとして見ると、足が痛くなって顔つきが変わるほどの超大型店が横浜駅近郊にあり、値段は100円ショップと比べ物にならない割高な高価格で勝負にならない。
同じ横浜駅に大きすぎる規模のLOFTがあるのに、LOFTと同じ価格帯で、LOFTよりオシャレじゃなくて、10数分の1くらい?の品揃えで、横浜そごうのLOFTに行かずわざわざ東急ハンズに行くだろうか。
100円ショップを意識したような感じがひしひしと感じられたが、いつもの東急ハンズ価格、LOFTと同価格帯で100円ショップに対抗できるはずがない。まして超大型店が横浜近郊の駅にいくつもある。
何がしたいんだろう。
無印良品が値段は下げず旧来のままで100円ショップを意識して店づくりしたらこうなるだろうという感じの失敗コンセプト感が漂う。
以前と比べて、大幅に減った品ぞろえで、店員も少なく商品の説明や解説を聞くこともできない。LOFT並みの価格で、平凡な100円ショップ程度の品揃えの店で買う人がいるのだろうか。横浜そごうLOFTで買ったり、100円ショップで買ったりするほうが素直ではないだろうか。そのほうが普通だろう。店として魅力がないのでもう行かないだろうな。病院やメーカーに直接買いに行かなければ手に入らない化粧品もなくなった。ダイエーやイトーヨーカドーなどスーパーやドラッグストアで売っている普通の化粧品は残っている。別に神奈川県の横浜でなければ買いたくない、というわけではない。どこでも売ってるものならどこで買ってもいい。
混みすぎるけれどハンズを使うなら渋谷・新宿店を使うだろう。横浜店で働いていた人たちに世話になっていたのでかわいそう。気の毒だ。
横浜(駅)はソフマップやビックカメラ、ドスパラなどが縮小、デパートの三越(ここに関しては別に…いいという感じ。むしろなんであんな状態で横浜に出店して、そのまま居続けたのか、疑問しかなかった)や薬局の薬ヒグチやマツモトキヨシ(マツモトキヨシ専売品があって、自分にすごく合っているものがあるので大変)、家電のアリック日進などが撤退など、横浜の魅力が減って困る。横浜駅ではないけれど歩ける範囲にあったジャックモールも無くなってしまった。ニトリ、超大型100円ショップ、家電ショップなどがまとまって存在していて都内に行くより時間が節約できてすごくよかった。少し前行こうと思って調べたら無くなっていてすごいショックを受けた。
各企業の事業再構築、事業見直し、リストラの一環なのだろうけれど、大変。都心は人が多く企業が儲かるのだろうが、人が混んでいるのでお客の立場としては大変だ。
こじんまりと何でもある地域って意外と東京都にもないので、横浜がこうなって困っている。