2008年8月5日火曜日

「外務省官僚の宿泊代1538万円不払い事件」デヴィ夫人ブログで衝撃的な告発

デヴィ夫人オフィシャルブログ「デヴィの独り言 独断と偏見」by Ameba

2008-08-03 02:35:32
外務省官僚の宿泊代1538万円不払い事件
http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10122972981.html

ホテル・プリンセス・ガーデンの片岡都美様へ


なんとすごい騒ぎなのでしょう。
各紙朝刊から、各局テレビ朝から晩まで。 びっくりいたしました。


片岡都美さん、私はあなたが大好きです。
私達は、武士道について、また日本の未来について、
日本の教育の低下や道徳の無さ、腑抜けな政治家たちをなげき、
日本の未来を思って憂国の念を分かち合い、
一緒に戦う同志のような気持ちでおりました。
故に、今度のことは遺憾です。


最初、新聞記事を見たときは、
どのホテルのことか判りませんでした。
テレビを見てあなたとわかり、非常に残念になり悲しくなりました。
ホテルの名前や、あなたの名前も顔も隠されていましたが、
知っている人はすぐ判った筈です。


外務省の居酒屋タクシー問題など、
官僚をたたく風潮があるためか、
各新聞が大々的に取りあげテレビでは評論家と称する方々や
国際弁護士の面々がこぞって色々な意見を吐いておりました。


週刊新潮が『フジモリ元大統領と美人社長』というタイトルで、
あなたと元ペルー大統領のフジモリ氏について
どっこいしょ記事を3~4回、
グラビアページなどでも大々的に扱ってきましたが、
今回あなたの知人の方のコメントには、
何をか言わんやぐるになっている感があって、
恥ずかしかったです。


何故、このような騒ぎをおこすのですか?
西洋の諺で「実に恐ろしきは、裏切られた女」、
日本の諺にも「可愛さ余って憎さ百倍」というのがありますが、
まさにこの事件にぴったりの言葉と言えるでしょう。


あなたはこの外務省官僚の方に、
一生に一度の恋をなさっていたのではなかったのですか?
今から6~7年前ということは
彼が33歳のころからのお付き合いですよね。
フジモリ元大統領とかぶっているのが気になりますが、
これ以上はプライベートですので伏せておきましょう。


フジモリ元大統領が外務省に冷たくされ、
日本の受け入れ側の日本船舶振興会にも
段々と手をひかれていた状態の時、
義侠心の強いあなたがフジモリ元大統領に手を差し伸べ
“隠し財産”が目的と陰口を言われても頑張っていた
あなたを評価していました。
貧しい移民の子が、何百年も続いた白人社会の、
差別、格差社会と戦い、民衆の圧倒的な支持を受けて
その国の大統領になるということは奇跡に近い偉業です。


片岡さん、あなたは私が本人不在のフジモリ元大統領の
参議院選挙応援をあなたに依頼されしていた昨年の初夏、
車で私を送る途中でこの官僚の方を生涯ただ一人の人、
心から愛しているとおっしゃっていましたね。


これまでに常々、彼のことは聞かされていましたが、
そこまでとは知りませんでした。
あなたは私に彼に会って、奥さんと別れて、
あなたと結婚するように説得してくれないかといいました。


その時、私の目の前にいらしたのは、
一人の男性を心から愛し、
悩み苦しみぬいて涙を浮かべている一人の女性でした。


そんなあなたを、私はとても愛おしく思いました。
でも、赤の他人で第三者の私がそんなことを彼に話すこと自体
普通ではないと思われ、不思議でした。


今から考えれば彼は4月にホテル・プリンセス・ガーデンを出ている。
それは、つまり、離婚してあなたと結婚する気持ちはないこと、
あなたとの関係を清算したいから、出て行かれたのですよね。
つまり、彼にとっては終わったこと。
プライドの高いあなたは認めたくはなかったのでしょう。


その後、あなたは何度か彼を取り戻そうとして電話をかけられましたが、
彼は電話には出ず、居留守も使った。 それほど彼の決意は固く、
又、あなたを恐れたのだと思います。
もしかしたら、彼は逃げる以外、すべはなかったのではないでしょうか。
あなたが彼を追い詰めたのか、
彼がそういう不誠実な人だったのか、それは知りません。
彼が出て行ってから、約1年数ヶ月、
その間あなたは連絡の取れない彼に
ついにブチ切れこの男許せぬとばかり、
彼を侮辱し、社会から抹殺せんばかりに企み、
用意周到に彼を貶め、世間の笑いものにしたのでしょう。
あなたの周りにはそういうことを可能にするブレーンが沢山いらっしゃいますね。
おまけに今は官僚をたたく風潮の中、
あなたの恨みをかった彼などひとたまりもありません。


しかし、日本のマスコミも何という騒ぎようでしょう。
最低です。
この人達は常識というものを持っていないのでしょうか。
普通ホテルでは、長期滞在の場合、
宿泊客には週単位で請求書を出します。
そうあれば、不払いとか未払いという事件は起こっていない筈。
今回の不払いの件について、彼は突如今年7月、
1538万円の請求書をもらうまで、
周知の愛人関係にあったため、逢瀬の場と思っていたから、
支払い義務が生じるとは
思っていなかったのではないでしょうか?
今回、ショックを受けた彼は、すぐさま
誠実に手書きの手紙をあなたに送っています。
それを又あなたがテレビで発表する。
額の大きさに驚き、けれど支払う意思のあること、しかし、部屋の料金を
一般客室料金で支払いをさせてもらえないかという内容です。
これは、初めて請求書を見た証拠です。
そもそも、ホテル・プリンセス・ガーデンは
小中高学生の修学旅行生が団体宿泊するホテルです。
あのセミスイートは1日5万円もしないと思います。


もしあなたの主張が事実ならホテル名も
あなたの名前も出してもよかったのではないでしょうか?
マスコミの中には不思議に思っている所もあって、
記事が出た後からこれは男女間のもつれ、
痴話喧嘩の結果、などと、と気づかれたようですが、
一度書いた記事を軌道修正するということは大変、
つまり、この外務省官僚の方は袋叩きにあって終わり!という訳です。


東大卒元ワシントン在住の優秀な男性の未来も
これで終わりになってしまうのでしょうか?
なぜ、一度は必死になって愛を貫こうとした相手の方を、
ここまで社会的に抹殺したあなたの復讐心は
これで今、満足でしょうか?


この、優秀な外務省官僚の方も、
『恨みをかわないですむ女性との別れ方』という
恋の手管をもう少し勉強する必要がありますね。


しかし、ホテル・プリンセス・ガーデンはミステリアスなところですね。
ホテルの大株主のあなたのスポンサーであったX氏は
部屋に血痕を残して未だに行方不明、
そしてその後、某アウトローの親分の愛人になったあなたが社長に就任。
某ゴルフ場の5億円の脱税をフジモリ氏の日本滞在のためと表明。
またさらにあなたのオペラ歌手の友人の方が殺害され、
そしてあなたのボディガード兼運転手が逮捕服役中。



私は、あなたの気風(きっぷ)に惚れていたのに。
この男性に対する仕打ちをみると、女の風上にも置けない。


あなたはどうかなさったのですか?
1538万円くらい、熨斗をつけて譲ったらどうですか?


それでこそ、私の好きな片岡さんです。


P.S.

今朝、8月4日10時20分に片岡都美さんよりお電話があり、
11時半頃お話致しました。
片岡さんは、彼女が愛した外務省官僚と、
今回の“踏み倒し事件”の外務省官僚とは別人である、
と説明されましたので、ここに付記致します。

2008年8月3日日曜日

MCカートリッジ、マイソニックラボ、アナログレコード試聴

My Sonic Lab全製品を中心に、Ultra Eminent BC

Phase Tech フェーズテック
COMBAK CORPORATIONコンバック コーポレーション、sumikoスミコ、ライラLYRA、光悦の話を例えに出す
オーディオクラフトAUDIOCRFT
THORENSトーレンス

Sonus faberソナス・ファベールのHomage Palladio Limited Edition パラディオ、全世界で限定発売の感想は面倒なので除外するか

あとでまとめて感想アップ

2008年8月2日土曜日

「傷・火傷は消毒してはいけない」夏井睦

【気になる新刊】2008年1月21日 掲載
「キズ・ヤケドは消毒してはいけない」夏井睦著(主婦の友社 1300円)
http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16965

 キズ口の乾燥を防ぐだけでキズがすぐに治ってしまうことは、40年以上前に証明され、医学の教科書にも載っている普遍的事実。著者はその方法を徹底的に追求して「うるおい治療」の手法を確立し、キズだけでなく、ヤケドや主婦湿疹、ヒビやアカギレ、乾燥肌の治療にも大きな成果をあげてきた医師だ。

 ケガにより神経終末が顔を出している"キズ"は乾燥すると、さらに神経が傷ついてしまう。また消毒すると、バイ菌も死ぬが、それ以上に人体細胞が傷つき、結果的に化膿しやすくなる。それなのにキズを消毒する医師が多いのは、ひとえに医学界に上意下達が横行し、古い治療法が無批判に受け継がれてきたから、と著者はいう。

「うるおい治療」は、
(1)キズの汚れを水道水で洗い
(2)水分を拭き取り
(3)ラップにワセリンを塗り
(4)傷に当てテープで留め
(5)その上から包帯を巻く
(6)1日1~3回キズの周囲を水洗いして、再び(2)に戻る
――が基本。

 その症状別やり方から、低温ヤケド、かぶれ、靴ズレ、かさぶたなどへの対処法、「うるおい治療」が受けられる病院の紹介まで。常識をくつがえす画期的治療法をわかりやすく解説した一冊だ。

加齢による目の疾患治療剤承認

加齢による目の疾患治療剤承認
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/17357.html

 ファイザーはこのほど、65歳以上の高齢者の失明や視力低下の主な原因となっている加齢黄斑変性症の治療剤「マクジェン硝子体内注射用キット0.3mg」の製造販売承認を取得した。加齢黄斑変性症は、加齢とともに発症の危険性が上昇し、日本や欧米などで、患者数が増加すると予想されている。

 加齢黄斑変性症には、滲出(しんしゅつ)型と委縮型の2つのタイプがある。

 滲出型は、網膜の中央部にある黄斑の裏側に破れやすい血管ができ、ここから血液や滲出液が眼底に漏れる。その結果、黄斑が変性したり、傷ついたりして、物がゆがんで見えたり、視野の中心が欠けて見えたりするなどの症状を起こす。放置すると、多くの場合、数か月から2年程度の間に視力が急速に低下するという。

 委縮型は、「ドライタイプ」とも呼ばれ、網膜の細胞が加齢のため変性し、黄白色の老廃物が蓄積して委縮する。しかし、病状の進行は緩やかで、視力はそれほど悪くならないという。

 マクジェンは、滲出型の加齢黄斑変性症の治療薬で、血液などの漏出を引き起こす原因となる体内の物質の働きを抑える。眼球内に投与する注射剤であるため、眼底に確実に到達させることができるという。

 米国で2004年12月に世界で初めて承認され、今年1月現在、53の国と地域で承認されている。日本では04年7月に希少疾病用医薬品に指定され、昨年3月に承認申請されていた。
更新:2008/07/28 17:00 キャリアブレイン

世界で初めて有効性が認められた進行肝がん薬の威力

リンク
肝炎インターフェロン医療費助成、1年半に延長へ 2008年8月2日17:33

【米国臨床腫瘍学会"ASCO"2008】2008年7月3日 掲載
世界で初めて有効性が認められた進行肝がん薬の威力
http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=17212

飲み薬だから、今の有力治療を受けられない患者も大丈夫

 世界中のがん治療関係者が注目した今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)の肝がん分野での最大のトピックスは、アジア人の進行肝がんに世界で初めて有効とみられる画期的な薬が報告されたことだ。その名はソラフェニブ(商品名ネクサバール)。日本では腎がんの薬として承認されている分子標的薬で、がん細胞に栄養を送る新生血管とがん細胞そのものを攻撃する働きがある。

 これまで進行肝がんの治療は極めて難しく、この薬が世界の標準治療法になる可能性があるという。東大大学院医学系研究科消化器内科の小俣政男教授に聞いた。
 台湾人医師の発表によると、進行肝がんのアジア人患者226人を2グループに分けて、それぞれソラフェニブと偽薬を投与したところ、前者は後者に比べ病状が悪化しない期間で2倍(1.4カ月)、生存期間は約1.5倍(2.3カ月)も長かったという。

「実は欧米人を対象にした同様の研究内容が昨年のASCOで発表され、大きな話題になりました。しかし、肝がん患者の75%はアジア人で欧州人の患者は少ない。薬の効果は人種差があるため、アジア人に対する規模の大きな臨床試験が待たれていました。その意味で今回の研究は大きな意味があります」

 現在、肝がんの治療法は(1)手術による切除(2)高周波の電流によりがん細胞を壊死(えし)させるラジオ波熱凝固療法など内科的局所療法(3)がん細胞を兵糧攻めにする肝動脈塞栓術などがある。

 しかし、いずれも早期肝がんに対する治療法だ。肝がんをすべて切除したり死滅させたりしても、肝臓そのものがウイルスに侵されているため、およそ1年で約20%、5年で80%以上の患者が再発する。

 どの治療法を選択しても効き目が徐々に低下。やがて肝がんが腸や胃などから栄養分を集めて肝臓に送る門脈へがん細胞が浸潤し、進行肝がんへと移行する。そのため、進行肝がんの有効な治療法開発は急務だった。

「患者数が多い日本では肝臓がんの研究は世界トップクラス。世界には知られていない、進行肝がんの有効な治療法があります。例えば"インターフェロン併用5―FU動注化学療法(INF併用肝動注療法)"です。日本では今後、INF併用肝動注療法とソラフェニブとの比較試験が行われるはずです。その結果をみて、新薬を併用して使うのか、単独で使うのか考えるべきでしょう」

 実際インターフェロン注射をしつつ、太腿から挿入したカテーテルでがん細胞に直接抗がん剤を投与するINF併用肝動注療法の生存期間は、今回発表されたソラフェニブより長い例もあった。

 とはいえ飲み薬であるソラフェニブの登場で、INF併用肝動注療法ができない患者まで治療が可能になるのは事実。進行肝がんの治療効果が上がるのは間違いない。

iPS細胞をALS筋萎縮性側索硬化症の治療に応用

ALS患者の皮膚からiPS細胞 米チーム
http://health.nikkei.co.jp/news/top/

 米ハーバード大学などの研究チームは、高齢のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者から皮膚細胞を採り、新型万能細胞(iPS細胞)を作製、それを運動神経細胞に分化させることに成功した。ALSは全身の筋肉が徐々に衰えて動かなくなり、寝たきりや呼吸困難になる難病。病気の仕組み解明や治療応用に結びつく成果だ。1日、米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。

 研究チームは京都大学の山中伸弥教授が開発した作製手法を採用、82歳の白人患者の皮膚細胞に、4つの遺伝子を導入してiPS細胞を作った。たんぱく質などを加えて培養、運動神経細胞とその周辺にある神経細胞の一種グリア細胞に分化させた。運動神経細胞とグリア細胞はALSの発症と深く関係していることが知られている。
[2008年8月1日/日本経済新聞 朝刊]

≪この際とは後日URL修正必要≫

肝炎インターフェロン医療費助成、1年半に延長へ

リンク その他の情報
世界で初めて有効性が認められた進行肝がん薬の威力 2008年8月2日21:07

慢性肝炎治療、助成延長へ
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080802-OYT8T00275.htm

 今年4月から導入された慢性肝炎のインターフェロン治療費助成について、舛添厚生労働相は1日、助成期間を現行の1年から半年延長して1年半とする意向を明らかにした。

 早ければ来年4月にも実施したい考え。重度の肝機能障害の患者を身体障害者手帳の交付対象とする方向で検討に入ることも明らかにした。

 薬害C型肝炎訴訟の原告・弁護団との定期協議で発言した。

 現行の助成制度は、インターフェロンの標準的な治療とされる48週の投与を想定し、助成期間を1年と規定。激しい副作用で治療を一時中断した場合には、例外的に2か月まで延長を認めている。しかし、治療経過には個人差が大きく、48週でウイルスが消えない患者には、投与期間を72週に延長する治療法が一般に行われている。このため原告・弁護団は、72週投与に対しても全期間を助成対象とするよう求めていた。
(2008年8月2日 読売新聞)


C型肝炎:治療の助成制度、来年度から延長…舛添厚労相
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080802k0000m010136000c.html

 舛添要一厚生労働相は1日、今年度から始めたB、C型肝炎患者へのインターフェロン治療の助成制度について、1年間となっている現行の助成期間を来年度から延長する意向を明らかにした。厚労省で開かれた薬害C型肝炎訴訟の原告・弁護団との第2回定期協議で表明した。

 現在、インターフェロン治療は48週間が基本となっていることから、助成期間も1年間に限定されている。しかし、海外では、72週間に治療を延長して効果を上げている臨床試験例が報告されていることなどから、原告側が要望していた。

 舛添厚労相は「来年4月から72週の治療にも助成できるよう全力をあげて財務大臣と折衝したい」と述べた。【江刺正嘉】


重い肝疾患に障害者手帳
http://sankei.jp.msn.com/life/body/080801/bdy0808011819002-n1.htm

2008.8.1 18:21

 舛添要一厚生労働相は1日、肝炎恒久対策の一環として、重度肝機能障害患者を身体障害者手帳の交付対象として検討することを決めた。同日厚労省であった薬害肝炎訴訟全国原告・弁護団との定期協議で明らかにした。

 身障者手帳は視聴覚障害や肢体不自由、HIVによる免疫機能障害などの疾病が交付対象。だが、肝炎は含まれておらず、原告・弁護団が対象にするよう厚労省に求めていた。手帳を持つと障害の程度に応じ、交通機関の運賃割引や税の減免などの福祉サービスが受けられる。

 また協議で舛添厚労相は、肝炎患者に対するインターフェロン治療助成期間を平成21年度から72週(現行48週)に延長する方針も明らかにした。


インターフェロン医療費助成、1年半に延長へ 厚労省
http://www.asahi.com/national/update/0801/TKY200808010348.html

2008年8月1日23時37分
 薬害肝炎問題を受けて肝炎対策を検討している厚生労働省は1日、今春から実施しているインターフェロン治療への医療費助成の対象期間を、現在の1年から1年半に延長する方針を固めた。

 舛添厚労相が同日、薬害肝炎訴訟の原告・弁護団との定期協議で明らかにした。

 助成制度は、所得に応じて自己負担上限額を月1万~5万円に抑えるもの。舛添氏は「48週(1年)から延ばすことで効果が出ている研究結果もある。72週(1年半)の助成を実現し、できれば来年4月からやりたい」と語った。

 また原告・弁護団が、肝硬変や肝がんなどの重度の肝臓病患者を身体障害者に認定するよう求めている件で、舛添氏は「肝疾患すべてはできないが、これから専門家に依頼し、障害者に位置づけられるか検討したい」と話し、対象範囲も含めて検討を進める考えを示した。

 身体障害者に認定されると、障害の種類や重さによって、医療費助成や公共交通機関の割引、税の控除などの公的支援が受けられる。


≪参考記事≫
肝機能障害を「障害者手帳」交付の対象へ、厚労省が検討
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080801-OYT1T00426.htm

 ウイルス性肝炎の恒久的な対策として、厚生労働省は1日、重度の肝機能障害患者を身体障害者手帳の交付対象とする方向で検討することを決めた。


 身体障害者と認定するには肝機能障害が永続的であることなど一定の条件が必要で、今後、専門家の意見を聞き、具体的な対象範囲を検討する。

 同手帳の交付対象には、視聴覚障害や肢体不自由、心臓や腎臓、呼吸器の機能障害のほか、HIV(エイズウイルス)による免疫機能障害も含まれるが、肝機能障害は対象外。同省はこれまで、肝機能障害は症状が様々で治療により病状が改善する可能性もあることから、身体障害と認めることは困難と判断してきた。

 しかし、中には治療が難しく患者の負担が重いケースもあるため、ウイルス性肝炎による肝機能障害のうち、〈1〉症状が永続的〈2〉治療方法がない〈3〉日常生活に支障がある――といった条件にあてはまる患者に限定し、具体的な対象を検討することにした。

 肝機能障害に対する身体障害者手帳の交付は、薬害C型肝炎訴訟の原告・弁護団が、国との和解の基本合意に基づく定期協議で要求。重度に進行した肝硬変や肝がん患者を2級以上の障害者手帳の交付対象とするよう求めていた。

 身体障害者手帳は、身体障害者福祉法に基づき、身体障害者と認定された人に交付されるもので、障害の重い順に1~6級の等級がある。取得すると、税の減免や公共交通機関の割引など公的支援が受けられる。
(2008年8月1日14時45分 読売新聞)