2010年12月11日土曜日

オーディオアンプメーカー、ジェフ ローランド社の新サイトがオープン

Jeff Rowland Design Group(J.R.D.G.)が新サイトオープン。

http://jeffrowland.com/websitepublisher/

Model 625 を試聴したがこれが相当書きにくい。感想が難しい。
実はメモ書きの構想を用意していたが保留している。どうしようかなと思っている。お蔵入りかも。

Model 625 はアイスパワー搭載の現行製品よりは大きいものの、かなりコンパクトなステレオ機で正確なスペックが未確定、あるいは公表されていない。すでに決まっているとは思うが。
事前に聞いた複数の情報では一チャンネル当たり300Wという話が多い。275ワットかから300ワット台の出力として発売されると思う。

かなり感想が難しいというのは、数少ない試聴機会でだいぶ印象が違うことと、本調子ではないように感じたことだ。試聴機が故障しているというのではなくてエージング前という印象が強く感じられ今の時点の感想を書いても参考にならないように感じるためだ。

一応、今の時点の感想を書くと、
ICEpowerと比べるとなめらか。ICEpowerもガサツさはないがより滑らかに感じる。ただ、日本製品に多いツルツルしたなめらかさでは全くない。そういった癖はない。
むしろプリアンプのクライテリオンを組み合わせでは、ジェフローランド特有のクライテリオンにもある艶が消失してノーマルになる。
音色はニュートラルに感じるが余韻が少し暖かく感じられ、そのあたりで温かい感じのアンプに感じられた。
余韻の出現がすごく不思議でパワーアンプでは感じたことがない変化なので考え込んでいる。CDプレーヤーやDAC(D/Aコンバーター)では余韻表現が、違うディスクに感じられるほど異なっている経験があるが、あまりアンプ側で余韻の出現・消失や余韻の音色が違っている体験がないので考え込んでいる。
ディスクが、ヘッドホンを含む多くの機器で聴いたものとエコーの出現の仕方が違うので悩んでいる。

ただこの辺の、特徴的な艶がなくなるとか、ウォーム系に感じるとか、直接音に対して間接音のまとわり方が違うとかはエージング前だからかもしれない。
なぜエージング前と思ったかというと以下のようなことを思ったからだ。
  • 高域が伸びているがそこそこの伸び。スカッとフラットに伸びきっている感じがしない。超高音も出ているがちょっと完全とは違う感が常に付きまとう。
  •  低音が飽和しているのか濁るときがある。
  • ダイナミックレンジが広いが、爆発音的と言っていいディスクでそこそこで終わる感がある。185万円のアンプだとその辺はもっと伸びる。
  • 空間表現は見事。頭の上にもホールエコーが定位する。音もほぐれて伸び、広がる。が、なにかもっと伸び伸びと広がり空間に染みいるように消えていきそう。どこか、微妙にボテっとした感じがあるように思える。
  • インターナショナルオーディオショウでは印象が全く違い超リッチな低音(現実的には出すぎ)、スカッとさわやか中音・高音、音がノビノビという感じで全然印象が異なっている。新品時は毎日音が変わる経験をオーディオマニアは体験しているはず。 
こういったことがエージング前ではないかと判断した理由だ。
高域の伸びがストレートになればウォーム系と感じた印象が変わるかもしれない。
演奏者の周りから、後ろにトンネルがあるかのように異様に奥行き方向に延びて感じられる余韻もウォーム系と言った理由の一つだがエージングで変わりそうに思える。
ジェフ特有の艶も高音がフラットに伸びればやはり艶が強く感じられるかもしれない 。
低音の音色などから判断すると、エージング前で、判断するのは無理と思う。

現在、納期が大変先になるとのことだ。
すでに日本だけで受注が大変多いとのことだ。
今注文しても、早い人でも入手が来年2月以降になることが多いそうだが、今ならすぐに入手できる機体が確保されている。

ダイナミックオーディオの5555店、 H.A.L.1の川又店長が押さえているのですぐに欲しい人は連絡を取ってみるといいと思う。
ただし確保できたのは1台だけだ。代理店にもないそうなのでそれが終わるとどの店でも時間がかかる。

ダイナ 5555 H.A.L. 1 のページ
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/index.html