サンディスクが10年以上使える新型高速SSD「G4」などを正式発表、HDDと交換可能
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100601_sandisk_g4_p4/パソコンやデジタルカメラ、携帯電話などで広く用いられているSDHCメモリカードやメモリースティックなどの「フラッシュメモリカード」でおなじみのサンディスクが高耐久・長寿命SSD「SANDISK G3」の後継モデルとなる「G4」などを本日正式発表しました。
「G4」は記録容量が2倍になった上に、転送速度の高速化や10年以上利用できる高耐久性などを実現しており、「G3」同様に既存のパソコンに搭載されたHDDと交換できるSSDとなっています。
詳細は以下から。
SANDISK DOUBLES CAPACITY AND IMPROVES PERFORMANCE OF ITS SSD PRODUCT LINES
http://www.sandisk.com/about-sandisk/press-room/press-releases/2010/2010-05-31-sandisk-doubles-capacity-and-improves-performance-of-its-ssd-product-lines
このプレスリリースによると、サンディスクはSSDの新製品として2.5インチHDDと同じ形状のSSD「G4」と、ネットブックやタブレット端末向けのSSDモジュール「P4」を発表したそうです。いずれのモデルも量産は2010年第3四半期に開始される予定。
「G4」は32nmの製造プロセスを採用することで、前モデルとなる「G3」の2倍にあたる最大256GBの記録容量を実現しており、転送速度も「G3」の毎秒最大220MB(読み込み時)と毎秒最大120MB(書き込み時)から、毎秒最大220MB(読み込み時)と毎秒最大160MB(書き込み時)へ向上したとのこと。
また、「G4」の256GBモデルは、一般的なユーザーが1日あたりにSSDに書き込むデータ量を4GBとした場合、10年以上利用できる計算となる、およそ160TBの書き込みに対応できるように設計されているため、パソコンに搭載されているHDDと換装することで全体的なパフォーマンスの向上が見込めます。
そしてネットブックやタブレット端末向けSSDモジュールの最新モデルとなる「P4」についても、32nmの製造プロセスを採用することで、最大容量が従来の2倍にあたる128GBとなっており、前モデル同様に高速化技術「nCache」を採用することで、ランダム書き込み性能の向上や起動時間の短縮、フリーズの抑制などを実現しています。
ノートパソコンのパフォーマンスが落ちる理由として最も考えられるのがHDDの経年劣化で、実際にサンディスク社内で古いノートパソコンのHDDを「SANDISK G3」に入れ替えたところ、非常に満足のいく結果が出たとされていることを考えると、古いノートパソコンの有効活用法としてSSDへの換装を検討してみるのもいいかもしれません。