2010年9月18日土曜日

CGアニメ映画のバイオハザード・ディジェネレーション面白かった

深夜に放送されたCG映画『バイオハザード ディジェネレーション/Biohazard Degeneration』(Resident Evil: Degeneration)、
面白かった。
不評で興行的に大失敗に終わったCG映画『ファイナルファンタジー』と勘違いしてて実際の放送時間に見る気がせず録画をしておいた。それでも見ずに消そうかと思うほど気が乗らなかった。
実際見てみると面白かった。完全にハリウッド的な映画だった。

気になった点は、アニメならでは、アニメでなければ、と思えるところがなかったこと。CGとはいえアニメなので(CG)アニメの良さがあればよかったが完璧にハリウッド映画な内容・展開なので「だったら実写で見たいよ」と強く感じられた。「そのほうが迫力あるし」という想いが強い。
ピクサーのCGアニメーションは、CGアニメだからいい、実写だと変わる、どうしても変えないと無理という感じがあるがバイオハザード ディジェネレーションの場合は実写でやってくれたほうが絶対いい、という感じだった。
人物も全員リアル系なのも相まってますますその感じが強くなった。

OVA作品で映画館でも一部公開された『TO トゥー』楕円軌道 共生惑星は(CG)アニメ的で、アニメじゃないと、アニメならでは、という感じがあった。
リアル系の3D描写だったがエフェクトはアニメ的だったし、ストーリーもアニメ的だった。アニメのほうが合うストーリーだった。
人物は男性はリアル系統だが女性はセルアニメ時代からの典型的な日本のアニメのキャラクターを3Dにしたようなデフォルメがかったキャラデザインだった。
ありがちな眼球が頭蓋骨に入りきらないほど大きな瞳、摂食できないほど小さな口とあご、おそらく現実であれば会話もしづらく栄養補給も流動食をストローで吸うしかできないような日本のアニメの女キャラだ。
これらのことで、アニメならでは、アニメで良かったという出来栄えになった。
面白かったしなかなか良い作品に仕上がっていた。
バイオハザード ディジェネレーションは人物・物体・背景・動きとも全体的にリアルで、話が悪の(悪役にしか見えない)上院議員が出てきてハリウッド的なことを全部やってくれるとか、そういったこと全部をひっくるめてアニメじゃなくて実写のほうがいいよね!という感じになった。

もうひとつ、レオンがもっとムチムチパツンパツンなほうが良かった。ゲームでは針を刺したら皮つきウインナーがブリッと破れるようになるのではないかと思うような服のパッツンパッツンぶりというかムチムチぶり?マッチョぶり?なのが、ちょっと栄養不足で痩せた?と言いたくなるような感じだった。実際は筋肉質なキャラデザインだったのだが服がパツパツでないとバイオハザードの登場人物はガリガリに痩せたようについ思えてしまう。
こういったことは気になったが初期を除く宮崎アニメみたいなのと比べたら頭を使わずスパッと見られるので良かった。