2010年8月10日火曜日

取り外すとデータが消えるハードディスク-東芝

東芝、HDDを取り外すとデータを無効化する技術を開発

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100810_386703.html

8月10日 発表

 株式会社東芝は10日、HDDを取り外した際に自動でデータを無効化する技術を開発したと発表した。同社は「忘れ去るHDD」技術と称して、情報セキュリティ技術として提供し、ニーズに合わせた機能の実現に向けて開発を進めるという。

 今回の技術は、搭載機器から取り外すなどHDDへの電源供給が絶たれた場合に、データ暗号化のための暗号鍵を自動的に消去するもの。これにより、記録データを無効化(解読不能)する。

 この技術では、記録領域を複数に分割して、各領域に「電源オフ時にデータを無効化する」、「電源オフでもデータは無効化せず暗号化状態を保護する」といった設定が可能。これらを領域ごとに組み込んで、高度なセキュリティレベルのニーズにも応えられるという。

 従来は搭載機器からHDDへの指示によってデータの無効化が可能だったが、今回の技術で自動化され、HDD盗難に対しても情報漏洩を防止できるようになるとしている。

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2010_08/pr_j1001.htm

東芝「忘れ去るHDD」技術 取り外すだけでデータ無効化

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1008/10/news072.html

東芝は、HDDを搭載機器から取り外すだけでデータを無効化する技術を世界で初めて開発したと発表した。HDDへの電源供給が断たれた際、データの暗号鍵を自動で消去する仕組み。

2010年08月10日 17時14分 更新

 東芝は8月10日、PCなど搭載機器からHDDを取り外すだけでデータを無効化する技術を世界で初めて開発したと発表した。データを暗号化して保存、HDDへの電源供給が断たれた際、暗号鍵を自動で消去する仕組みだ。

 HDD内の記録領域を複数に分割し、各領域について「HDDの電源オフ時にデータを無効化する」「電源オフでもデータを無効化せず、暗号化状態で保護する」といった設定ができる。

 従来の暗号化機能を搭載したHDDでは、搭載機器からの指令でデータを消去できたが、新技術は指令が無くても自動的に消去でき、HDDが盗難された際などにもセキュリティを確保できるとしている。

 新技術は「忘れ去るHDD」技術と総称。同社の暗号化機能付きHDDにオプションとして搭載し、PCやOA機器のHDD盗難による情報漏えい防止や、機器のリース期間終了時・廃却時などにデータを簡単に消去する方法として提案していく。

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(2010年 8月 10日)

[Reported by 山田 幸治]