何日か前、まだ型番を公開するつもりがなかったのにミスで型番入りの動画を公開してしまったのではないかと思われているオーストリア・ウィーンの AKG (多くはドイツ語読みのアーカーゲーと言うことが多い、英語で読めばエーケージー)。
ひっそりと目立たないページで型番を公開した。
http://www.akg.com/k812-1308.html
公開してしまった(?)通り型番は K812 で、SUPERIOR REFERENCE HEADPHONES(スペリオール リファレンス ヘッドホン / 優れた参照ヘッドホン)という名を冠したフラッグシップヘッドホンになるようだ。
2週間くらい前に型番不明の動画をYouYubeにアップしていたが、それとは違いAKGのサイトで公開してはいけない動画を公開してしまったようだ。そちらの動画はすぐに『この動画は非公開になっています』と表示され見られなくなっていた。しばらくそのページ自体は見ることができたが今は見つからないので削除したのかもしれない。
予定通りに公開したと思われるほうの動画
AKG Kxxx - coming soon
http://www.youtube.com/watch?v=itOTMTqqKBI
ユーロで£1000~1200、アメリカドルで$1500という情報があるので単純に今の為替レートで円にすると15万円前後といったところか。
カナル型(耳栓型)になるが K3003 が £1000~1200、アメリカドルは Amazon.com によれば定価 $1,499.95 となっているのでほぼ1500ドルなので、同価格だろう。
K812が発売されるまではカナル型の K3003 が価格的には最高級になっていたがオーバーヘッドホンも耳栓型ヘッドホンのどちらも最上位機・両トップということになるのだろう。
プロフェッショナル向けの『最上級の K712 PRO』『K612 PRO』ともにオープン型が9月17日に発売されたばかりのAKG。
プロ向けはヒビノ扱いでオープンプライスながら、予想店頭価格は K712 PRO が4万3000円前後、K612 PRO は1万7000円前後ということになっていた。
価格comのネット価格を調べると、K3003 が平均価格13万3000円程度、K712 PRO が4万3000円程度、K612 PRO が1万7000円程度で、K3003 が2009年の9月発売ということから K812 PROの初登場価格は今の K3003 の価格より高いだろう。
ネット上の画像で見るといつも通りオープン型だろう。
K701、K601 に大変な期待をしていたもののちょっと方向や表現がそれまでのAKGと違い手を出さなかったがとても楽しみだ。
価格的に購入範囲外なので直接関係ないといえるが、これからの音の方向性が想像できるという意味で聴いてみたい。
おそらくプロ向け・ヒビノ扱いでコンシューマー向け・ハーマン扱いのものではないだろうが、AKGは近年製品の刷新が頻繁で、そのわりに民生向けがどうなっているのか少し曖昧なので K812 が、あるいは兄弟機が民生向けに登場するのだろうか。