2011年12月25日日曜日

TBSの震災番組長すぎる、8時-23時。最後のほうは悪ノリが感じられる

TBSの震災番組、朝の8時から夜の11時までは長すぎる。

朝から夕方の1部から3部まではいいと思ったが夜の第4部は地震、津波、放射能、原子力発電所爆発などの災害の警鐘、今後役立てるための検証・今わかった範囲内の科学的考証ではなく、珍しくて大規模な巨大地震の一大エンターテインメント打ち上げ番組になっていた。
お涙頂戴、かわいそうな子、遅かれ早かれガンで亡くなるであろう人のスーパーマン的な活躍ぶりと献身、泣かない人は頭おかしい・人間じゃない的な悪のりが出てしまっていた。

第4部だけ見てる人だったら今後起こるであろう東海・東南海・南海・及びトラフの連動超絶巨大地震や、北海道やそのほかの地域、巨大地震で起こりうる大災害やそれにより引き起こされる大災害に対する個人で取りうる対処などがわからない。
確かに気の毒な人たちが出ていて気丈に生きている様は賞賛されるものであるが第4部だけ見ていると、かわいそー!と涙して、次起きる災害には対応する知識は得られず死んでしまうと思う。
3月11日のような地震が自分の住んでいる地域や近くで今後起きれば、東日本大震災の震源から遠かった人たちにも決定的・壊滅的で死の側に極めて近い意味での生命の危険が迫ることになる。
赤の他人の遠くの無関係な世界でのおもしろい珍しい現象のような取り上げ方は害がある。
特に震災とかかわりがあるわけでもない芸能人がのこのこ出てきて『かわいそーですねー。ほんとにー!』『ひどいと思いますー』とどのコーナーでも能天気にオウム返しのように言われても見ている視聴者はとっくに思っていることで、わざわざ災害への科学的知識のない芸能人に言われてもどうしようもない。『どうしたらいーんですかねー、全然わかんないですー』と言っているが見ているこっちのほうが困る。あんたが出てこないで、どうしたらいいのかわかっている研究者を出してくれたほうが役に立つということをわかってもらいたい。


■「報道の日2011」記憶と記録そして願い(第一部)
「サンデーモーニング年末スペシャル」3.11と激動の時代▽金総書記死去で北朝鮮は?▽被災地「集落解散」の現実▽怒号の背景は?世界各地でデモ▽米で増える貧困層

■「報道の日2011」記憶と記録そして願い(第二部)[字]
「年録~もう1つの真実」今年のニュースを独自の視点と取材で総ざらい。浮かびあがってきた新たな真実とは?国際政治からスポーツまで激動の一年を振り返ります。

■「報道の日2011」記憶と記録そして願い(第三部)[字]
「3.11映像の記録~あの日、何があったのか~」テレビ史上初の同時間帯ドキュメントで検証!時系列に整理した映像から浮かび上がるものは?

■「報道の日2011」記憶と記録そして願い(第四部)[字]
「明日へ…」避難所から広がった歌♪あすという日が…生合唱。被災地に残り診療続けた73歳の産婦人科医…しかし体はがんに…。司会・安住紳一郎。ゲスト・中村雅俊など