コミックマーケット(Comic Market / Comiket)通称コミケ。
毎回来場者数の記録を更新していたのに、来場者数が3万人減少したことが分かった。これはウナギ登りの来場者数を当然のように更新していた「コミケ」では考えられないことだ。
もう本当に、本当に驚いている。
コミケで来場者が減ることはまだ先のことだと思っていた。理屈の上ではいつか起きるのは当然だが、今年、コミックマーケット85で起きるとは考えてなかった。
最近のコミケは『黒子のバスケ脅迫事件』で黒子のバスケジャンル全部が完全に撤収を指示されたり不利があった。しかし今回は犯人が逮捕されたことで超巨大ジャンルのひとつの黒子のバスケが大人気になることはわかり切っていた。今現在「黒子のバスケ」は2期が放送されており、2期も大人気になっている。
他にも大人気作品・ジャンルが目白押しで「艦隊これくしょん」(通称・略称、艦これ)や、auが臨時増設ケータイアンテナ基地局スタッフをコスプレさせてコミケ会場入りさせたほどの大人気作品「進撃の巨人」など、今年も大人気作品は目白押しだった。
にもかかわらず、1日目を除く2日目、3日目の来場者が減って、全体でも3万人も減らしたのは衝撃的だった。
「コミケでエロを規制」「同人誌を買い求めるユーザーが高齢化、あまりにハードで過酷なコミケ会場行きを断念」「同人誌を買い求める若年層が減った」とか、私が考えつく理由はこの程度だ。来場者数が減ったことに対する分析を行った記事をまだ見つけていないので私の予想がどうなのかはわからない。
「コミケ」という言葉は広く一般的に「オタクイベント」や「同人誌即売会」を表す言葉ではない。一般人やマスコミ、オタク化して日が浅い人は勘違いしていることが多いが、「コミックマーケット」「コミケット」「コミケ」は“有限会社コミケットの登録商標”であり、別の企業や団体、個人が「オタクイベント」や「同人即売会」を開いても「コミケ」とは呼ばない。というか「コミケ」と称してはいけない。オタクイベントの一般名詞ではありません。Bingでググるとかと同じで間違いです。
しかし一般的には『同人(同人誌なのかイベントなのかサークルなのかホームページなのか、一般人は何について言っているのか、そもそもそれ以前にそれらや、それらに違いがあることがわからない)は全部コミケと言う』と認識しているほどの代表格のコミケに起きた異変が驚きだ。異常事態だ。
常に来場者数増加、イベントの規模が増大していた「コミックマーケット」が節目を迎えたのだろうか。