2008年4月26日土曜日

意外 マーチンローガンからフルレンジESL新製品

このところハイエンドオーディオマニア向けの製品群を軒並み製造中止にして、オシャレ系インテリア好きのクオリティを気にせず見た目が他と違っていることだけを優先した人たち向けのヘナチョコ製品だけをラインナップしていたマーティンローガンから、全帯域エレクトロスタティック型のフラッグシップ製品が登場することとなった

安物系に変わったメーカーは高性能に戻るのが大変困難だが、特にオサレ系に変わった場合メーカー自身が困難なだけでなく、ユーザーが離れそっぽ向かれ、それどころか毛嫌いされ、憎まれ、けなされアンチとなってしまうがハイエンドに戻れるとしたら非常に珍しい
だからすごく驚いた


ちなみにMartin Logan社でフラッグシップ機がフルレンジコンデンサータイプになるのは確かはじめてのことだ
ステートメントや、日本向けにやや小型化、値段もコストダウンさせた改良版フラッグシップ・STATEMENT 2もシステムもESLパネルも巨大だったが男性の身長よりはるかに大きい独立ウーファー部があった
同社ではデビュー時にラインナップがなかったころ以外、CLSを大型化しフラッグシップ機にすることがなぜかなかった

以前リボン型のアナライシスオーディオやアポジーアコースティック社のことを書いたが、一般的なスピーカーよりはるかにひずみが少なく物理特性でその部分に関しては比べ物にならないほど高性能なリボン型だが、コンデンサー型はひずみがはるかに少ない。聴感で聞いてもすぐにはっきりわかるくらい差がある
物理特性的にエレクトロニクス系の真空管アンプより少ないことのほうが多いくらいだ。さすがに一般的に目にするソリッドステートアンプはひずみ率がESLスピーカーより普通はいいことがほとんどだ


新しく登場するスピーカーはCLX $19,995と、CLX 25th Anniversary Limited Edition $24,995になるようだ
外観はアルミニウム、ブラックアルミニウム、レッド、ナチュラルチェリー仕上げがあるようだ
今までのマーチンローガンの製品構成から仕上げにより価格が違っているだろう