2008年2月4日月曜日

サプリメントで花粉症がラクになる

http://www.excite.co.jp/health/topics/rid_1228/
健康 トップ > 健康コネタ一覧 > 記事
猛威が予測される今春、サプリメントで花粉症がラクになる!?

[花粉症] [花粉総飛散量] [スギ] [ヒノキ] [ハートリークリニック新宿] [サプリメント] [モーニングアタック]
[ 02月04日 11時31分 ] エキサイト

“今年も、日本人の国民病とも言われる
「花粉症」の人にはつら~いシーズンがやってきました。
環境省から、「平成20年春における都道府県別花粉総飛散量(スギ・ヒノキの総数)予測(確定版)」「平成20年スギ花粉前線予測(確定版)」が発表された。それによると、今年の花粉飛散量は、昨年春に比べて、東日本では1.5倍~3倍と予測され、スギの飛散開始日は例年より5~10日程度早く、しかもすぐにピーク時期を迎え、飛散期間も昨年より長くなると予想されている。こりゃ大変! 予想が的中したら、大飛散となった平成17年春に次ぐ飛散量となる。朝起きた瞬間から立て続けに起こるくしゃみ、せき! デートの最中だろうが容赦なく流れ出る涙、鼻汁! 花粉症の人にとって地獄のシーズンとなりそうだ。

そこで、独自に調合したサプリメントにより花粉症の諸症状を緩和しているというハートリークリニック新宿の服部達也院長に、お話を伺った。
1998年の推計では、日本の人口の約16%が花粉症。毎年、春になると周囲で、「花粉症デビューしちゃった」なんて報告が次々と届くことから考えると、その数はさらに増加しているに違いない。そもそも、なんで花粉症にかかるのだろう。

「日本で花粉症といえば、スギ花粉によるものがほとんどです。スギ花粉に何度もさらされていると、IgE抗体というものが体内でつくられる。それが肥満細胞に結合すると、ヒスタミンやロイコトリエン、トロンボキサンA2などが発生し、それが鼻や喉、目などの粘膜や、血管に働きかけて、花粉症の諸症状を起こすんです」

ここでいう肥満細胞とは、白血球の一種で、いわゆる肥満とは関係ないのだそうだ。
メカニズムはわかったけれど、花粉症の症状をやわらげる対策はないだろうか。

「症状を緩和するための内服薬や注射などがありますし、たぶん数年後に認可されるだろうワクチンも研究されています。また、私のようにサプリメントを利用している人も多いですね」

服部先生は、“米国ISNF認定サプリメントアドバイザー”という資格も取得しているほどの専門家。患者さんの症状に応じてオーダーメイドのドクターズサプリメントも調合する。その服部先生が、一時期、仕事も休むほど重い症状に苦しみ、花粉症の諸症状を緩和するサプリメントを調合した。
メインの原料となっているのは、バラの花エキスと、甜茶、シソ。バラはIgE抗体が肥満細胞と結合するのを抑え、甜茶はヒスタミンが細胞に作用するのをブロックする働きがある。また、バラやシソは、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエン、トロンボキサンA2などが発生するのを防御する働きがあるのだそうだ。さらに抗アレルギー作用と胃を守る働きのあるミントも調合されている。

「花粉症の症状をやわらげるには、症状を引き起こす要因を抑えるのが基本です。できてしまったIgE抗体はなくせないとしても、それが肥満細胞に結合するのを阻む、ヒスタミンやロイコトリエン、トロンボキサンA2などの発生を抑えるようにすれば、症状緩和が期待できます」


服部先生が調合したサプリメント「薔薇と甜茶」
花粉症用サプリメントは、夜に飲んで花粉症独特の朝の症状“モーニングアタック”に備え、朝飲んで1日をカバーするのが基本だが、各人異なるので、必ず専門医の診断を受けることが必要である。まれにシソアレルギーがある人もいるので、必ずサプリメントは専門医に相談して選んでもらおう。
もちろん、ゴーグルやマスクで防御し、なるべく花粉の飛散する場所に近寄らない、もし症状が出てしまったら目薬や点鼻薬で早めに症状を抑えるなど、その他の花粉症対策も怠らないこと。
いよいよ花粉シーズン到来。内側と外側から万全の対策で、今年はつらい症状をシャットアウトしよう!

ハートリークリニック新宿
(佐々木 雅代)