2008年2月10日日曜日

スタックスヘッドホン新製品

クォード、オーディオスタティック、サウンドラボ、マーチンローガン、エロス、ファイナル、アコースタット、デイトンライト、メタクサスオーディオといったエレクトロスタティック型のESLコンデンサー型のスピーカーや、アポジーアコースティックス(アポジーエレクトロニクスとは無関係)やヤンキー、アナライシスなどのリボン型プレナーSPやマグネパンなど、使ったり聴いたりしていたが、スタックスのSPは気に入ることもなく実際使用することもなかった。


画像はギリシャのオールアルミリボンスピーカーメーカーのAnalysis Loudspeakers社の最高級機、フラッグシップで高さが215センチあるAmphitryon
日本にも輸入されることとなった


ヘッドホンは「最高性能か?」と思い聞いてみるものの、かつてのスタックスのSPと同じで貧血気味の弱々しいか細い鳴りで導入しなかった

初めて同社で感心したのは丸形振動膜を導入したSR-007で、それまでのように『音楽、または音嫌いの人が作るとこんな音になるのか?』というような、やたらやさしく弱々しく刺激がないことだけを追い求めたような商品から変わって厚みや勢いが出るようになった

スタックスというと『クラシック向け』と言われることが多い同社の製品だがとてもクラシックには使えるとは思えなかった
『“静かな”室内楽向け』というなら納得いくが、普通~激しい室内楽でも息切れするようにダイナミックレンジが頭打ちで、オペラやベートーベン以後の交響曲はもう付いてこれず、ワーグナーやマーラーをメインに聴く人にとっては受け入れがたいのでは?と思うような感じだった
チェンバロなどは最適そうに思えてピークが鋭くぜんぜん追従できず、生音と比べるととても受け入れがたいものだった

それがSR-007で聴いた当時は「完全に解消された」と思ったものだった



しかし、よく聴いていくと以前の製品とは雲泥の差で良くなっているものの、まだ以前の製品の欠点が残っていた
本質的なエネルギー不足のため、余韻や響きが最後まで追いきれず尻切れトンボで音楽を聴いていると一番おいしい部分を注意深く取り除いたような感じで別の製品に乗り換えた。尻切れトンボでもマッシブな感じであればkossのようにロック向けに最適で取っておくという選択もあったろうが、ロック系どころかポップス系でもきつかった


今回の製品ではどうなっているのか楽しみ
改良されているとのことで、特にケーブルのガサゴソ音がなくなっていればいい


http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071109/stax.htm
スタックス、コンデンサ型ヘッドフォンの本革採用モデル

-ハイエンドモデル「SR-007」をリファイン
2008年初頭発売
標準価格:21万円

 有限会社スタックスは、コンデンサ型ヘッドフォンの新モデル「SR-007A」を2008年初頭に発売する。価格は21万円。

 既発売のハイエンドモデル「SR-007」を「音質的にさらに練り上げた」というコンデンサ型ヘッドフォン「イヤースピーカー」の新製品。主に、イヤーパッドが見直されており、肌に当たる部分にスペイン産のラム革を採用した。

 SR-007のイヤーパッドは人工皮革で、同社製品で本革を採用したのはSR-007Aが初。同社独自の振動板ユニットと本革イヤーパッドの組み合わせにより、「全帯域に渡り、音の豊かさを表現できる」としている。

 なお、同製品の利用には、別途同社製ドライバユニットとの接続が必要。推奨ドライバユニットは、ドライブ段が真空管タイプの「SRM-007tA」(154,350円)または、半導体出力の「SRM-727A」(138,600円)。

 周波数特性は6Hz~41kHz、感度は100dB/100V r.m.s.、インピーダンスは170kΩ/10kHz。ケーブル長は2.5m。ケーブルを除く重量は365g。

□スタックスのホームページ
(11月9日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.stax.co.jp/
□関連記事
【2006年11月15日】スタックス、同社ヘッドフォン用ドライバユニット2製品
-新開発の出力段無帰還回路を搭載。セットモデルもhttp://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20061115/stax.htm

( 2007年11月9日 )


http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/09/news111.html
スタックス、ラム革利用の“OMEGA II”後継「SR-007A」
スタックスはコンデンサー型ヘッドフォンの新製品「SR-007A」を発売する。


 スタックスはコンデンサー型ヘッドフォン(イヤースピーカー)の新製品、「SR-007A」を2008年1月頃に発売する。価格は21万円。

 “OMEGA II”ことSR-007の後継となるモデルで、これまで人工皮革だったイヤーパッドの素材にスペイン産ラム革を採用した。同社ではヘッドフォンにおけるイヤーパッドを「一般的なスピーカーにおけるキャビネット」としており、本革の採用も音質への配慮の一環と説明している。

 コンデンサー型(プッシュプル・エレクトロスタティック方式)であるため利用時には別途ドライバーユニットを組み合せる必要があり、同社では真空管を利用した「SRM-007tA」、高出力タイプの「SRM-727A」を推奨している。周波数特性は6~41kHzで、ケーブル長は2.5メートル。本体のみの重量は365グラムとなっている。


メーカー告知
http://www.stax.co.jp/Japan/sr-007a.html
新製品 2007-11-13
2007年12月下旬発売予定

ハイエンド エレクトロスタティック・イヤースピーカー

初めに

SR-007Aは、前身のハイエンドモデルSR-007を音質的に更に練り上げました。

イヤースピーカーの音質を決定づける要素は、一つには音を創り出す発音ユニットそのものになりますが、もう一つの要素としてイヤーパッドを挙げることができます。これは一般のスピーカーシステムではキャビネットに相当する重要なパーツでもあります。SR-007Aでは、主としてこのイヤーパッドについて改良を進め、これまで高級人工皮革を採用してきた素材を見直し、スタックスの歴史上初めて本革を採用しました。長年にわたって安定した生産実績のある大型の発音体と本革による理想的なイヤーパッドの組み合わせによってスタックスのコンデンサーオーディオに新しい世界が拓かれます。

開発コンセプト

繊細に、かつ豊潤に、楽曲のもつ多彩なイメージを素直に表現

イヤースピーカーの世界は、一般のフロア型スピーカーシステム同様に大型の発音ユニットでなければ得られない「音」があります。表現の繊細さは、コンデンサーオーディオのいわば得意技でもありますが、力強さを表現するにはどうしてもユニットの大型化が必要になってきます。発音ユニットの大型化を図ることで、「繊細さ」と「力強さ」を基本的に両立させ、さらに本革のイヤーパッドを採用することで、全帯域にわたり音の「豊かさ」を表現することができました。

イヤースピーカーは専用のドライバーユニットに接続してお使いください。

規格
●形式 プッシュプル・エレクトロスタティック・イヤースピーカー
●周波数特性 6---41,000Hz
●インピーダンス 170KΩ(10kHz)
●感度 100dB/100Vr.m.s.入力/1kHz
●標準バイアス電圧 580VDC
●左右チャンネル表示 コード取り出し口に表示
・コードに実線--左
・コードに点線--右
●イヤーパッド 肌に触れる部分は本革(スペイン産・ラム革)を採用
周囲のサポート部は高級人口皮革を使用
●コード材質 幅広低容量6芯平行コード
●コード長 2.5m、PC-OCC
●重量 365g(本体のみ)
●使用周囲温度/湿度 0-35℃/90%以下・但し結露しないこと
●推奨ドライバーユニット SRM-007tA SRM-727A
他、STAXの5ピンPROバイアス搭載のドライバーユニットがご使用になれます
本機の規格および外観は改良のため予告なく変更することがあります。