NHKの番組の「ためしてガッテン」で見た靴の手入れ法とは違うような気がする
でもその手入れ法は忘れてしまったが・・・
手入れの方法もいろいろあるのだろう
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080128/1006519/
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靴の達人に聞く<第1回>ケア編
日々の手入れは2分、休みに栄養とマッサージを
2008年1月29日
ビジネスパーソンのみなさん、靴の手入れをしていますか。どんなにスーツが立派でも、ネクタイが洒落ていても、靴がみすぼらしかったのでは意味がない。接客業のプロに聞けば、客を判断するときに、まず靴を見るのだという。決して高級ブランドである必要はない。きれいに磨かれているかどうかが問題なのだ。文字通り、足元を見られないためにも、いや見られても胸を張れるようにしておきたい。
今回登場いただくのは、靴の達人である松添康太郎氏。リファーレという靴の販売およびメンテナンスを手掛ける会社の社長で、靴に対する知識は圧倒的だ。今回はまず、どうやって手入れをすればいいかを教えてもらった。
「忙しいビジネスパーソンに、毎朝10分間手入れしろというのは無理な話。せいぜい2分が限界ではないか」と松添氏は分析する。そこで短い時間で簡単にできる手入れ方法を紹介する。最初にブラッシングだ。豚毛のブラシを使い、靴のコバ(本体と靴底の間の出っ張り部分)を中心に、ホコリを払うようにブラッシングする。さらに靴全体に軽くブラシをあてる。次に取り出したのは市販の靴磨きスポンジ。軽く拭くだけで、中にしみこませたオイルの力でツヤが出る。最近ではコンビニでも手に入る便利グッズだ。
市販の靴磨き用スポンジ。毎朝の手入れには便利。ただしブラッシングしてから使うようにしたい(画像クリックで拡大)
達人のアドバイスにしては、お手軽な感じもするが「靴は人間の肌と同じく乾燥させないことが重要。そのためには便利なものはどんどん使ったほうがいい」としている。靴への悪影響があるわけではない。ただし、ホコリをよくはらってからでないと、かえって傷をつけてしまうことがある。まずブラッシングというのが基本だ。
日々の手入れだけで済めば楽なのだが、いいコンディションを保つためには、休みの日の手入れが重要になる。これはさすがに、2分間というわけにはいかない。ブラッシングに始まるのは同じだが、次に汚れ落としをする点が違う。市販の専用クリームを使い、靴全体をきれいにする。ちょうど女性が化粧を落とすように、靴の革をすっぴんに近い状態にしていく。実際には指に布を巻いて(着古したTシャツなどを使う)、かかとからクリームを塗っていく。チューブから絞り出す量は、コーヒー豆の半分ぐらい。かかとから塗るのは、万が一シミになっても目立たないからだ。
靴の汚れ落とし用のクリーム。着古したTシャツなどを使って塗っていく。1回に使う量はコーヒー豆の半分ぐらいでいい(画像クリックで拡大)
塗り終わったら、もう一度ブラッシングする。この時に靴にできたシワに沿うようにかけていくのがコツ。さらに靴墨をほんの少し取り、同じくかかとから、マッサージするように塗っていく。仕上げにもう1回ブラッシング。豚毛のブラシを使えばコシが強く、作業がはかどる。最後に乾拭きをして終了。ここでコバがきれいになっているかどうかを確かめたい。「自動車でもタイヤをきれいにすると、印象が俄然良くなる。コバは靴におけるタイヤのようなもの」と松添氏は解説する。
ブラッシングは靴のシワの方向に沿うようにする。豚毛のブラシがコシがあり、作業がはかどる(画像クリックで拡大)
次回は傷のついた靴をどうやってよみがえらせるか「リペア編」をお届けする。実際にどうやってブラシを使えばいいかは、動画でお確かめ下さい。
(文/寺尾 豊)