2008年1月22日火曜日

カフェインが流産の原因に、コーヒー換算なら2杯で

カフェインそのものが流産の可能性を高めるため、コーヒーに限らず紅茶やココア、コーラ、その他チョコレートなどのお菓子や食品からのカフェインの摂取に注意したほうがいい
ウーロン茶やプーアル茶など中国茶も当然カフェインが入っていれば危険が高まる
コーラなら大体三杯程度でコーヒー二杯分に相当するだろう

イギリスの基準では、以前は妊娠に悪影響を及ぼす量はコーヒー4杯以上とされていたが見直す必要が出てきた


2008.01.22 Web posted at:19:17 JST Updated - CNN
サイエンス
妊婦のカフェイン摂取で流産リスク高まる 研究
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200801220013.html

妊娠中のコーヒーは母体に有害

アトランタ(CNN) 妊娠中の女性が1日コーヒー約2杯分のカフェインを摂取した場合、カフェイン摂取量ゼロの妊婦と比較して、流産の確率が2倍に上昇することが、最新の研究で21日明らかになった。

米産婦人科ジャーナルに掲載された論文によると、医療団体カイザー・パーマネントの研究チームは、妊娠初期の女性1063人を対象に調査を実施した。その結果、カフェインを摂取しない女性の流産率は12.5%だったが、1日200ミリグラム以上のカフェインを摂取する女性の流産率は25.5%にのぼった。1日の摂取量が200ミリを下回る女性についても流産率上昇が確認されたものの、上昇幅は大きくなかった。また、カフェインの由来がコーヒーや炭酸飲料水、お茶、ココアと異なっていても、調査結果に違いはなかった。

カフェインが危険とされているのは、胎盤から胎児に影響を与え、胎児にはカフェインを代謝する能力がないため。カフェインは細胞の発達を阻害し、胎盤への血液の流れを減少させる恐れがある。動脈収縮が起きた場合、血流が阻害され、流産を引き起こすという。

2008/01/22-06:38
カフェイン摂取で流産の危険上昇=1日コーヒー2杯でリスク倍に-米研究
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200801/2008012200058

【ワシントン21日時事】妊婦がコーヒーやお茶に含まれるカフェインを多く摂取すると、流産の危険が大幅に高まることが21日、米最大の健康医療団体「カイザー・パーマネント」の研究チームの調査で分かった。

 研究チームは「新陳代謝機能が完全でない胎児にとって、胎盤を通じて入り込むカフェインの代謝は困難であり、胎児の成長が阻害される可能性がある」としている。研究論文は米産婦人科ジャーナル(電子版)に掲載された。

 研究チームは1996年から98年にわたって、カリフォルニア州の1063人の妊婦を対象に飲み物の種類などを詳細に調査した。その結果、1日にカフェイン200ミリグラム(2杯程度のコーヒーに相当)を摂取した妊婦が流産を起こすリスクはカフェインを全く取らない妊婦の2倍に達することが判明。200ミリグラム以下の摂取量でも、流産のリスクは1.4倍になっていた。

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(1/22)コーヒー1日2杯、流産の危険2倍・米健康医療団体チーム調査
http://health.nikkei.co.jp/news/biyou/index.cfm?i=2008012208421j9

 【ワシントン21日共同】1日に2杯以上コーヒーを飲む妊婦は飲まない人と比べ、流産の危険が2倍になる―。そんな調査結果が21日、米国最大の会員制健康医療団体「カイザー・パーマネント」(カリフォルニア州オークランド)の研究チームによって明らかになった。

 米産婦人科ジャーナルに掲載された論文によると、研究チームは1996年10月から98年10月にかけ、同州サンフランシスコの1063人の妊婦を調査。

 その結果、1日にコーヒー2杯分に相当する200ミリグラムのカフェインを摂取した妊婦はカフェインを取らない妊婦と比べ、流産する割合が2倍に高まった。

 コーヒーだけでなく紅茶などを通じ、カフェインを摂取した妊婦も流産の危険が高かったことから、研究チームはカフェインが原因物質と結論付けた。

 カフェイン摂取は胎盤の血流減少などを引き起こし、これらが胎児に悪影響を与える可能性があるという。