2009年9月19日土曜日

ダイアモンドと大きく違いISISとも違うTIME-アバロン・アコースティックス

中小サイトは相手にしない。
検索しても出てこない零細サイトには許可したことはない。断る。
検索してもトップに出てくるような大手のサイトだけこちらからお願いするがあんたは相手にしないとか

人はいろいろ経験するが余計なお世話を受けることも世の中多いようだ。
「リング」などホラーで有名な作家の鈴木光司さんも売れない時代に税務署に申告しに行ったところ、対応した税務署職員に『妻より収入が少ないなんて情けない男だ。おまえは生きている価値があるのか。妻より少ない稼ぎで結婚するなんてそんな奴が男と名乗るのか』と1時間程度説教されたと読売新聞のインタビューで答えていた。
ブログで記事を更新したときにPingを発信する機能があるがブロガーコムはデフォルトでどうしても勝手に送信されるサーバーは少ない。私の場合はつける気はない。
HPやブログの管理人だと名乗ってないのに名乗ったと立腹する人も今の世の中は増えているのだろう。皆苦労すると思う。勝手に零細サイトの管理人が押し掛けてきたと解釈されて世の中の人も困っている人が増えていると思う。

ところで話は変わるが、ブログで書きやすいときと書きにくいときがある。
書きにくいときというのは全く良いところがない場合だ。
ここがダメで、あそこもダメで全部悪くていいところが一つもないという場合だ。
事実だとしても人が読んで誹謗中傷、罵詈雑言と受け取るだろうというほど良くない場合、書きようがない。
雑誌などマスコミなら無理やりアクロバティックな話の持っていきかたで記事にすることも必要だろうが、ランキングに載ったり、アクセス数や検索順位も気にせず勝手にやっている個人のブログやHPでは無理に書く必要もない。有名なところの製品なら大手のサイトが記事にするだろう。そこなら大勢の人が見ることだろうと思う。

全く無関係な話をしてしまった。


アヴァロン・アコースティックスから新作で、ダブルウーファーのTIMEと、袴型の足というかエンクロージャーのAspectsが出る。
『TIMEはダイアモンドをダブルウーファー化したもの』という話が良く伝わっている。
TIMEが出たらDiamondを終了させる予定だったことから同社として正式な後継機と受け取られた。

サウンドは大幅に違っていた。
ダイアモンドと違うというよりAvalon Acousticsとして毛色が違う。
かなり音色が穏やかだ。
ダイアモンドは中高域が張っている部分があり、そのことがみずみずしいサウンドになっている。空気がきれいになったように感じるほどだ。
ステレオサウンド誌の周波数特性一斉測定特集のときにダイアモンドも計測していたが、聴感と合致していて中高域に少し盛り上がっているところがあった。

タイムはダブルウーファーだが周波数特性的にダイアモンドと比べ、再生できる低音の限界がより低くなっていることがたまにしかわからない。

問題はそういうことよりももっと違うところで、しかも深刻なものだ。
まず、アバロンのすごさは鋭敏な繊細さを表現し、三次元的に空間表現をすることだ。
コンデンサー型と一般的なダイナミック型と超えられない大きな溝があった(現在も)ときに空間表現を描き分けたことから大人気になっていった。

しかし、うーん…、まず言いにくいが繊細感がない。全くない。むしろ野暮ったい。
音色もくぐもっている。
低音の音質もこれは…
これならビビッドオーディオのG1-GIYAのほうがいい。いや比べるのは失礼で無理なくらいだ。
空間表現が全くない。
自分の経験でダイナミック型スピーカーで一番三次元的に表現したスピーカーはHales Design Groupの500万円くらいしたモデルoneリファレンスとかそんな感じの名前のスピーカーだった。あれはすごかった。
何せサラウンドよりヘイルスのそのスピーカーのほうが頭の後ろや耳の後ろに音が散乱するほどで、いまだにどのサラウンドシステムで聴いてもあれ以上の空間表現は聞いたことがない。
マークレビンソンのサラウンドも音質は魅力的だったが空間表現はヘイルス1のほうが全然すごかった。
全体のバランスは残念ながらいまひとつな部分もあり、音の表情の硬さ、特に低音で顕著でさらに大型機なのに低音不足だった。

ユニットはダイアモンドをダブルウーファーにしたもの、と伝えられていたが「ダイアモンド」に搭載されたダイアモンドツイーターではなく、ISISなどと同じくブラックダイアモンド製だった。
「ダイアモンド」と音が違うのはそこが原因としても、ISISなどフラッグシップ級と比較しても似ても似つかない。

本当に同じ設計者が設計したのだろうか?
よくわからない。

試聴するときは1曲全部を聴いている時間はないため通常ディスクの一部分を聴くが、今回は聴くのに耐えられなかったため1曲通して聴いた。試聴するのをやめようと決意するほどだったので、その曲をとりあえず耐えて退散した。

オーディオショウでデモすると思うが会場で良くなっていればいいがあのままだと悲惨だと思う。
奥にも横にも定位しない空間表現、左右のスピーカーに2人立っているように聞こえるボーカル。ここまでくると家電ショップで売っているミニコンポの表現力だ。ひどい。

ジェフローランドのフラッグシップモノラルアンプ、モデル301と同じく失敗作だ。


完全な大失敗作、救いようがない。



検索エンジンに載っていないので何を書いても関係ない。
写真は撮ったが載せない。