Carcinogen six years ago from the Housewives' Federation Consumer groups are "Food for specified health uses" can be specified to stop the Ministry of Health, Labour and Welfare had been proposed ignored.
2006年2月には花王自身がガン化を促進することをデータで把握していたが断固として公開を拒否していたことが分かった。
この研究結果は、食品安全委員会でも「閲覧は可能だがコピーはダメ」という奇妙な扱いになっている。
それどころか自社の管理におけない研究データには圧力をかけていたことまで発覚した。
よその研究には「まだ中間発表」と文句を付け、自社研究は公開せず、それで「安全と信じよ」と言う花王に、
こんなものを再開して販売する計画をたてるなんて信じられない。
この特定の商品に問題があるというより企業行動・企業風土そのものが完全にダメだ。
主婦連が安全性に問題があることから6年も前から特定保健用食品に指定するのはやめるべきと厚労省に申し入れていたのに揉み潰されていたこともわかった。
2009年09月17日 09時15分29秒
「エコナ」は本当に安全だったのか?販売自粛の原因である「グリシドール脂肪酸エステル」とは?
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090917_econa/健康をうたい文句にし、厚生労働省から特定保健用食品の許可も受けていた花王の食用油「エコナ」シリーズが一時販売自粛・出荷停止になりました。
対象となる製品は単純にエコナ油だけでなく、エコナを使ったドレッシングやマヨネーズ、ドッグフード、さらにははごろもフーズのエコナ シーチキンシリーズにまで及んでいます。花王は返品に応じるとしており、2010年2月の販売再開を目指すそうですが、一体何がどのようになって今回の販売自粛・出荷停止にまで結びついたのでしょうか?
今回の騒動の原因となっている「グリシドール脂肪酸エステル」とは何か、そのあたりの事情をいろいろと調べてみました。詳細は以下から。
~もくじ~
◆その1:グリシドール脂肪酸エステルの安全性について
◆その2:エコナに含まれるグリシドール脂肪酸エステル量はパーム油の100倍と予測
◆その3:エコナの安全性についてのQ&Aを突然、厚生労働省が2009年9月に削除
◆その4:エコナの安全性は現時点ではグレーゾーン
◆その5:エコナの安全性についてはこれまでも問題視されてきた
まず、以下が一時販売自粛・出荷停止を行なう「エコナ関連製品リスト」です。
■食用油、ドレッシングソース、マヨネーズタイプ
・エコナ クッキングオイル
・エコナ ヘルシー&ヘルシークッキングオイル
・エコナ クッキングオイル 炒め専用
・エコナ 炒め油
・エコナ 揚げ油
・エコナ ドレッシングソース 和風
・エコナ ドレッシングソース ごま
・エコナ ドレッシングソース イタリアン
・エコナ ドレッシングソース グレープフルーツ
・エコナ ドレッシングソース 胡麻と豆板醤
・エコナ ドレッシングソース ねぎ塩
・エコナ 生たまねぎのおいしさたっぷり ドレッシングソース
・エコナ すりたてごまのおいしさたっぷり ドレッシングソース
・エコナ 国産にんにくのおいしさたっぷり ドレッシングソース
・エコナ マヨネーズタイプ
・エコナ ギフトセット 全29品
■業務用食用油
・エコナ クッキングオイル 8kg
■ドッグフード
・ヘルスラボ ヤングアダルト(1~5歳)小粒 1kg
・ヘルスラボ ヤングアダルト(1~5歳)ふつう粒 1kg
・ヘルスラボ ヤングアダルト(1~5歳)小粒 3kg
・ヘルスラボ ヤングアダルト(1~5歳)ふつう粒 3kg
・ヘルスラボ アダルト(6~9歳)小粒 1kg
・ヘルスラボ アダルト(6~9歳)ふつう粒 1kg
・ヘルスラボ アダルト(6~9歳)小粒 3kg
・ヘルスラボ アダルト(6~9歳)ふつう粒 3kg
・ヘルスラボ シニア(10歳~)小粒 1kg
・ヘルスラボ シニア(10歳~)ふつう粒 1kg
・ヘルスラボ シニア(10歳~)小粒 3kg
・ヘルスラボ シニア(10歳~)ふつう粒 3kg
・ヘルスラボ 特別療法食 800g
また、はごろもフーズがリリースのPDFファイル中で以下の製品を同様に販売自粛すると発表しています。
■缶詰
エコナ シーチキンL 内容量140g
エコナ シーチキンLフレーク 内容量75g・80g
エコナ シーチキンマイルド 内容量75g
今回の件について、花王から出されたリリースには妙なことが書かれています。
ニュースリリース エコナ関連製品の一時販売自粛について | 花王株式会社
最近、欧州を中心に、油脂中に含まれるグリシドール脂肪酸エステルの安全性について議論がなされていることを受け、当社においても、2009年6月中旬に分析を行った結果、『エコナクッキングオイル』に、グリシドール脂肪酸エステルが含まれていることを確認いたしました。このグリシドール脂肪酸エステルは、油脂の製造工程における一般的な脱臭の過程で副生されるもので、パーム油等の精製植物油にも含まれていることが報告されています。
このグリシドール脂肪酸エステルについては、現時点までの情報、調査からは、安全性への懸念を明確に示す報告はありません。
しかし、一部の消費者の皆さま方におかれましては、一部の情報により、このグリシドール脂肪酸エステルの安全性に対する懸念や不安をお持ちの方がおられます。
例によって例のごとく肝心の情報が曖昧に書かれているため、これだけだと何がどう問題で何が安全なのかさっぱりわからないので、ひとつずつバラして見てみましょう。
◆その1:グリシドール脂肪酸エステルの安全性について
これについては2009年5月7日に日本の国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部が発行した「食品安全情報 No.10 (2009.05.07)」(PDFファイル)の中で以下のように触れられており、ドイツ連邦リスクアセスメント研究所が発表したものがベースとなっています。
● ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR:Bundesinstitut fur Risikobewertung)
http://www.bfr.bund.de/
1.精製植物油に検出されたグリシドール脂肪酸エステル含量についての初期評価
Erste Einschatzung zur Bewertung der in raffinierten pflanzlichen Fetten
nach-gewiesenen Gehalte von Glycidol-Fettsaureestern(10 March 2009)
http://www.bfr.bund.de/cm/208/erste_einschaetzung_von_glycidol_fettsaeureestern.pdf
英語要約版
Initial evaluation of the assessment of levels of glycidol fatty acid esters detected in
refined vegetable fats
BfR Opinion No. 007/2009, 10 March 2009
http://www.bfr.bund.de/cm/245/initial_evaluation_of_the_assessment_of_levels_of_glycidol_fatty_acid_esters.pdf
シュトゥットガルトの研究所(CVUA:The Chemical and Veterinary Test Agency)が、パーム油ベースの精製植物油からグリシドール脂肪酸エステルを検出した。現在利用できる分析法で正確な定量はできない。またヒトの消化過程でグリシドール脂肪酸エステルからどの程度グリシドール(IARC の分類:ヒトでおそらく発がん性がある(probablycarcinogenic to humans))が遊離するか不明である。精製植物油がマーガリンや乳児用ミルクなどにも使用されることから、BfR は健康リスクについて評価(evaluate)した。ワーストシナリオ(グリシドールがすべて遊離、食用油中にグリシドール1mg/kg 含むと仮定)を用いた場合、市販のミルクのみを摂取する乳児では有害なレベルのグリシドールを摂取する可能性があるとされた。製造業者はできるだけグリシドール脂肪酸エステルを低減する努力が必要である。信頼性のあるリスク評価を行うために、適切な分析方法の早急な開発・検証、及び体内におけるグリシドール脂肪酸エステルからグリシドールへの変換に関する研究が必要である。
(*原文リンク切れのため後日追加掲載)
このドイツ連邦リスクアセスメント研究所からの発表についてはさらに後日報告があり、以下のページに日本語訳があります。
グリシドール脂肪酸エステルについての& A - 食品安全情報blog
グリシドール脂肪酸エステルとは何か?
食品中の脂肪はグリセリンの脂肪酸エステルである。グリセリン分子に脂肪酸が3つついている。グリシドールの場合脂肪酸と結合する場所は一つしかない。グリシドール脂肪酸エステルは脂肪と構造的に関連する化合物である。
どのようにして生じるのか?
植物油脂の精製により生じる。
どの食品に含まれるのか?
グリシドール脂肪酸エステルは基本的には精製植物油脂を含む全ての食品に含まれる可能性がある。これまで最も高濃度が検出されているのはパーム油である。
健康リスクは?
グリシドールは発がん物質と分類されているため有害影響のない濃度が設定されていない。
人工乳を与えている母親はどうすればよいのか?
これまで乳児用ミルクには長い間精製植物油が使用されており、グリシドール脂肪酸エステルが入っていたとしても新しい事態ではない。これまでのBfRが検査結果では乳児用ミルクにグリシドール脂肪酸エステルは検出されていない。 BfRは乳児には必要な栄養を摂らせるよう薦める。
要するに、パーム油に最も高濃度に含まれている「グリシドール脂肪酸エステル」を消化する過程で発がん性物質の「グリシドール」が遊離する可能性がある、ということです。
花王はリリースの中で「このグリシドール脂肪酸エステルについては、現時点までの情報、調査からは、安全性への懸念を明確に示す報告はありません。」と書いています。ですが、「安全性への懸念を明確に示す報告」はなくとも、「安全性への懸念を示す報告」はある、というのが現状です。
◆その2:エコナに含まれるグリシドール脂肪酸エステル量はパーム油の100倍と予測
この件については2009年8月24日に開催された「食品安全委員会新開発食品(第62回)・添加物(第75回)合同専門調査会」でも緊急に健康影響について調査すべきであるとされており、以下の資料に詳しいことが書かれています。文中に出てくる「BfR」とは先ほど出てきたドイツ連邦リスクアセスメント研究所のことです。
資料4:厚生労働省への追加資料要求について(山崎、菅野両専門委員提出資料)[PDF]
緊急に、得られた資料からDAG油に含有するグリシドール脂肪酸エステルの暫定的(予備的)健康影響評価を行うことが必要と考えます。BfR が評価対象としたパーム油と比べて、DAG 油に含まれるグリシドール脂肪酸エステル量は約100 倍と予測されるからです。
グリシドールは遺伝毒性を持つ発がん物質である(IARC 分類 2A 群)と報告されているので、グリシドールエステルの発がん性に関する情報が無い段階では、BfR が取った行動を参考に、摂取したエステル体の全量がグリシドールに変換するという最悪の事態を想定した暫定評価を緊急に行う必要があると考えます。
この「DAG油」とは「ジアシルグリセロールを80%以上含有する食用油」のこと。具体的には花王の「エコナ」のことで、DAGについての詳細は花王のページが非常に詳しいです。
花王 栄養代謝の研究開発 ジアシルグリセロール(DAG)の効果
◆その3:エコナの安全性についてのQ&Aを突然、厚生労働省が2009年9月に削除
このDAG油=エコナに含まれる「ジアシルグリセロール」自体について、厚生労働省が2005年9月から2009年9月7日ぐらいまでQ&Aページを作って公開していたのですが、なぜか現在は削除されています。しかし、以下で見ることが可能です。
厚生労働省:高濃度にジアシルグリセロール(DAG)を含む食品の食品健康影響評価依頼に係るQ&A
おそらく、これまでの経緯を見ていると、以下の文面がまずかった、あるいは今後いろいろとまずいことになるからではないかと推測されます。
問4
高濃度にDAGを含む食品は体によくないのですか?
高濃度にDAGを含む特定保健用食品の許可にあたっては、薬事・食品衛生審議会において安全性と有効性が確認され、食品安全委員会においても安全性審査は妥当としています。
これらの審議に用いられた試験結果を含め、諸外国において一般的に行われている安全性試験の結果からは、DAGの発がん作用や発がんプロモーション作用は認められていません。
以上のことから、通常の食習慣の範囲内で高濃度にDAGを含む食品を摂取することについては健康上の問題はないと考えられています。
いずれにしましても、バランスのよい食事を心がけることが重要です。
注: 「発がんプロモーション作用」とは、たばこのタールのようにそれ自身が発がんを引き起こすものではなく、他の発がん物質による発がん作用を促進する作用をいいます。
問8
追加試験結果が出るまでの間、高濃度にDAGを含む食品の販売を禁止するべきではないのでしょうか?
平成15年の特定保健用食品としての許可にあたっては、薬事・食品衛生審議会において安全性と有効性が確認され、食品安全委員会においても安全性審査は妥当としています。これらの審議に用いられた試験結果を含め、諸外国において一般的に行われている安全性試験の結果からは、DAGの発がん作用や発がんプロモーション作用は認められていません。
以上のことから、通常の食習慣の範囲内で高濃度にDAGを含む食品を摂取することについては健康上の問題はないと考えられ、販売を禁止しておりません。
厚生労働省としては、今後とも、国民に十分な情報提供を行うほか、食品安全委員会の意見を聞きながら、適切なリスク管理措置を講じていくこととしています。
◆その4:エコナの安全性は現時点ではグレーゾーン
そもそも高濃度にジアシルグリセロールを含む食品、つまりエコナなどのDAG油の安全性については2005年11月から延々と新開発食品・添加物専門調査会合同ワーキンググループにて第1回・第2回・第3回・第4回・第5回と会合が行われており、現時点では以下のようなまとめがでています。
資料8:「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品の安全性について」に関するこれまでの経緯及び知見のまとめ[PDF]
また、花王自身が2005年から以下のようにして各種リリースやページを出しています。
エコナ製品および主成分の「ジアシルグリセロール(DAG)」の安全性について
花王 栄養代謝の研究開発 ジアシルグリセロール(DAG)の安全性
食品安全委員会の最新の審議状況
実際のところ、確実に安全なのかどうかと言うと、「当時の技術で調べた限りでは安全だったのだが、時間をかけて実験してみるとなんだかよくわからなくなってきた」というような感じです。
そのため、花王が2009年9月16日に出した以下のリリースはいくらなんでも言い過ぎです。
エコナ関連製品の一時販売自粛について 第2報 | 花王株式会社
○グリシドール脂肪酸エステルに、発がん性はないのですか?
グリシドール脂肪酸エステルについて、発がん性を含め安全性への懸念を科学的に示す報告はありません。
○今、家庭で使っているエコナは安全ですか?
安全性に問題はありません。
エコナ関連製品の安全性に問題のないことは、世界標準の試験法で、多くの評価を積み重ね、科学的根拠と客観的な評価に基づき確認しております。
○安全なのに、販売を自粛するのはなぜですか?
花王は消費者の皆さまにお届けする製品の安全性の確保はもちろんのこと、安心してご愛用いただくことを事業の基本姿勢としております。安全性に問題はありませんが、エコナクッキングオイルには、グリシドール脂肪酸エステルが一般の油よりも多く含まれています。一部の消費者の皆さまがお感じになる不安を取り除くために、製品中に含まれるグリシドール脂肪酸エステルを、一般食用油と同等レベルに低減できるまで、一時販売自粛を行うことに致しました。
「今のところは安全ですが、将来も確実に安全かどうかまでは言い切れません」というのがおそらく現時点で言える精一杯だと思われます。そのため、花王も書いているように、「製品中に含まれるグリシドール脂肪酸エステルを、一般食用油と同等レベルに低減できるまで、一時販売自粛を行う」という措置になったわけです。絶対安全と言い切れなくなってきたからこそ、含有量を減らすわけです。
つまり、安全性に関して現時点ではあくまでも「グレーゾーン」なのです。
◆その5:エコナの安全性についてはこれまでも問題視されてきた
2006年2月に以下のようなニュースがネットででています。
MyNewsJapan:エコナ、自社研究でもガン促進を示唆 花王はデータ公開拒否
発ガン促進作用の疑いがあるエコナ。「安全性は試験で確認している」と花王は主張するが、肝心の花王自身による研究結果も、グレーであることが分かった。この研究結果は、食品安全委員会でも「閲覧は可能だがコピーはダメ」という奇妙な扱いになっている。
花王にデータ公開を要求したところ「出せない」の一本やり。他所の研究には「まだ中間発表」と文句を付け、自社研究は公開せず、それで「安全と信じよ」と言う花王に、情報公開を迫った。
また、2009年8月25日にはいちはやく毎日新聞がこの件を報道しています。
エコナオイル:安全性を調査 食品安全委 - 毎日jp(毎日新聞)
安全に関する情報も少なく、発がん性があるとされるグリシドールに体内で変わる可能性も否定できないという。花王は「安全性については問題ないと考えている」と話している。
同日中にすぐさま花王が以下のリリースで反撃しています。
「エコナオイル 安全性を調査」との新聞報道について
エコナクッキングオイルおよびその主成分であるジアシルグリセロール(DAG)の安全性に関しては、これまで世界的に標準とされる試験法で多くの評価を積み重ね、科学的根拠と客観的な評価に基づき、安全性に問題ないことを確認しています。特に、発がん性については、基礎試験のみならず、世界の多くで標準とされる長期摂取による評価も行った結果、発がん性は認められておりません。
しかし、2009年9月11日、ついに主婦連までもが動くという事態に。
主婦連がトクホ油「エコナ」の一時販売停止などを、厚労省、食品安全委員会、消費者庁や花王に要望
[2009年9月11日]《健康エコナクッキングオイルなど「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品」の特定保健用食品としての認可取り消しと一時販売停止の要望》(厚生労働省、他宛) - 主婦連合会
[2009年9月11日]《健康エコナクッキングオイルなど「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品」の特定保健用食品としての認可取り消しと一時販売停止の要望》(厚生労働省、他宛) - 主婦連合会
これまでの実験では、ラットによる乳腺腫瘍の発生増加や、マウスによる皮膚発がん促進の疑いなど、消費者にとって看過できない結果も報告されています。
他の食用油にはない人体作用への懸念も指摘されるようになりました。 しかも、今年7月には、新たに遺伝毒性を持つ発がん物質「グリシドール」を生成する可能性のある「グリシドールエステル」が「健康エコナクッキングオイル」など、「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品」に不純物として高い値で含有されていることがわかりました。
グリシドールエステルが生体内で「グリシドール」に変換される可能性が否定できない中では、「健康エコナクッキングオイル」など「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品」を特定保健用食品として推奨・販売され続けることは重大な問題です。
現在も大量に販売され、乳幼児、妊婦、高齢者、障害者等も摂取している状態が続いています。現状を放置し続けている食品安全行政の責任は極めて重いと言わざるを得ません。
そして主婦連は「特定保健用食品としての認可取り下げと、安全性が確保されるまで一時販売の停止」を求めた、という次第です。
ほかにも主婦連のページにはすごいことがいろいろと書かれています。
[2009年9月11日]《健康エコナクッキングオイルなど「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品」の特定保健用食品としての認可取り消しと一時販売停止の要望》(厚生労働省、他宛) - 主婦連合会
これまで10年近く、数十万トンにものぼる「健康エコナクッキングイオイル」など、「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品」が販売され、乳幼児から妊婦、高齢者、障害者など、幅広い消費者に食されてきました。
それが今、専門家からも「日々食する消費者に健康上の危惧が生じないとは言えない」とまで指摘されるようになりました。
私たちは6年前から、事態が明確になるまで安全性の確保から、「健康エコナクッキングオイル」などの「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品」について特定保健用食品としての認可取り消しや、一時販売停止措置などを求めてきましたが、その意見はまったく聞き入れられませんでした。
新たにグリシドールエステル混入問題が報告され、消費者の間に不安感が急速に高まっている中、行政の責任は重いと言わざるを得ません。
なぜ、発がん二段階試験が実施される一方で、特定保健用食品として推奨・販売される奇異な状態が続いているのか、
なぜこの間、行政として食品の安全性確保へ向けた適正な措置がとられることがなかったのか、その原因と制度の問題点を明確にしてください。
「健康エコナクッキングオイル」など「高濃度のジアシルグリセロールを含む食品」に関する検討がなぜこれほど長期間にわたり継続されているのか、現在も新たな「グリシドールエステル問題」という科学的事実が提示されながら、直接の影響を受ける消費者の目線が活かされず、科学的判断も、それに基づく適正な執行もなぜ遅れているのか、私たちは疑問に思っています。
一体どのような展開になるのか、今後の動向に注目です。
消費者最新ニュース2009年9月
「エコナ」一時販売停止問題=原因究明に消費者団体が緊急集会開催へ
http://www.jc-press.com/news/200909/091701.htm花王の特定保健用食品「健康エコナクッキングオイル」などジアシルグリセロールを成分とする「エコナ関連食品」について同社は一時販売の自粛と出荷停止を発表した。遺伝毒性を持つ発がん物質「グリシドール」に転換する可能性のある「グリシドールエステル類」が高い値で混入していたため。
9月11日に「トクホ認可取消しと一時販売停止」を求めていた主婦連合会など消費者団体は、9月25日に集会を予定、関係省庁や花王を招いて安全性問題を検討する。6年以上にわたり事態が放置されてきたのはなぜか、疑問を持つ消費者が多い。ニッポン消費者新聞は「グリシドール問題」が発覚して以降、国の機関の検討状況の課題を報道してきた。〔以下続く〕
(2009年9月17日発信)
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Business News
Kao to suspend sales of Econa health foods over cancer-causing fears
http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/business/news/20090917p2a00m0na018000c.htmlKao's Econa cooking oil.
Major consumer goods manufacturer Kao Corp. has announced that it will suspend sales of its Econa health food series from Thursday over fears that the goods may possibly contain a cancer-causing chemical.
The shipment and sale of a total of 59 Econa products will be suspended due to their use of glycidol fatty acid ester, a chemical that could cause cancer, a company official said. Kao's Econa series, including cooking oils and dressings, have been designated as special health food products by the health ministry.
The danger of glycidol fatty acid ester has been pointed out in Europe. Japan's Food Safety Commission is also currently assessing the risk.
"We believe the ingredient is harmless, but have decided to refrain from sales considering customer concerns," said a Kao official.
Kao conducted a voluntarily inspection of Econa cooking oil in June, and found that the amount of glycidol fatty acid ester in the product was up to 18 times higher that in regular cooking oil.
The company hopes to reduce glycidol fatty acid ester in its products in an attempt to resume sales in February 2010.
Any buyers with questions about the product and refunds can contact Kao toll free at 0120-501-243.
Click here for the original Japanese story
http://mainichi.jp/select/science/news/20090917k0000m040073000c.html
(Mainichi Japan) September 17, 2009
SEPTEMBER 16, 2009, 3:04 A.M. ET
Kao: To Temporarily Stop Sales Of Some Cooking Oil Products
http://online.wsj.com/article/BT-CO-20090916-701464.htmlTOKYO (Dow Jones)--Kao Corp. (4452.TO) said Wednesday that it will temporarily halt sales of its popular "fat-fighting" cooking oil in Japan, due to consumer concerns over the safety of the product.
Japan's largest manufacturer of personal care and cleansing products said it will stop selling most of its range of "Econa" brand cooking oil and related products, which it says help prevent the build up of fat deposits.
Kao said the decision came amid discussions in Europe on the safety of fatty acid glycidyl esters, including the possibility that they may cause cancer. European concerns over these fatty acids fanned fears among some consumers in Japan, the company said.
Kao said it has recently confirmed that its Econa brand cooking oil contains the substance, although it has found neither information nor reports that clearly indicate concerns regarding the substance.
The product was an instant success when it was launched in 1999. It has become the nation's top-selling cooking oil, and together with other Econa-brand products, such as salad dressings, racks up annual sales of Y20 billion.
The company also sells the oil in North America under the brand name "Enova." The company said that it is also considering suspending sales of the product in North America.
-By Hiroyuki Kachi, Dow Jones Newswires; 813-6895-7562; Hiroyuki.Kachi@dowjones.com