2009年1月13日火曜日

WesternDigitalが2TBハードディスクWD20EADSを今週発売か?500GBプラッタ採用

Western Digitalが500GBプラッタ採用2TBハードディスク、WD20EADSを今週発売か?

著名IT系ニュースメディアで報じていないので不確実情報ということになるが500ギガバイトプラッター採用HDD、2テラバイトのWD20EADSが今週中に発売されるという情報があった

WD20EADSはチェコで予約受付が開始され話題になっていたが、その受付内容は発売時期不明、販売価格は推測、入荷予定・発送時期不明というもので予約受付といえるものではなかった

型番からキャッシュ32MB、5400回転になると思われる

ウェスタンデジタルのデスクトップ向け3.5インチシリーズの最新HDDは3種類がメインとなる
高性能なものから、
・WD Caviar(キャビア)Black - 32MBキャッシュ、7200RPM、1TBあり
 性能優先、低発熱・低消費電力・低騒音を軽視
・WD Caviar(キャビア)Blue - 16MBキャッシュ、7200RPM、750GBが最大容量
 性能と、発熱・消費電力・騒音をバランスさせたもの
・WD Caviar(キャビア)Green - 32MBキャッシュ、5400RPM、1TBあり、今回2TB発売か?
 低発熱・低消費電力・低騒音を重視
だが実際は高速高性能でかなり静か、デジタル放送を大量に保存する場合搭載するHDDが多くなるが発熱が低いので冷却が比較的楽

 ただしSSDと比較すれば、回転部分とそれを読み書きするヘッドがあるハードディスクは、発熱や熱による故障、消費電力などが劣る
 特に振動は構造的に克服できない弱点で、振動・落下に強いと謳っていても一時的な振動・落下に対する保護機能で、常に振動している状況では弱い、というか現実には使用不可能だ

 SSDは今現在、容量の点でHDDに明確に劣り少ない
 発表だけならノート向けの2.5、1.8インチHDDの最大容量より大きい512ギガバイトのものが予定されているが価格はHDDと比べ物にならないほど高い
 価格と入手できる状態でないことと無視しても3.5インチHDDと比べれば1.5テラバイトが最大容量のHDDより少ないことに変わりない

ノート用HDDのラインナップは2種類で
・WD Scorpio(スコルピオ)Black - 6MBキャッシュ、7200RPM、最大容量320GB
・WD Scorpio(スコルピオ)Blue - 8MBキャッシュ、5400RPM、最大容量500GB
となる
 ノート型はプラッタの大きさが2.5インチでサイズが小さいので同じ製造技術なら騒音は小さい
 単純に3.5インチのプラッタの面積と2.5インチと比べれば騒音を出す面積が小さいのと、回転による振動エネルギーも2.5インチのほうが小さいので抑え易いということだ
 また2.5インチや1.8インチはノートや携帯デバイスに使われることが多いので消費電力および発熱は少ない

 性能がその分抑えられていると言えなくもないが、フルハイビジョンを表示させるのに転送速度が不足することはない
 デジタル放送のビットレートはハードディスクの転送スピードよりはるかに低いし、ブルーレイであっても所詮“光学メディア”なのでHDDの転送速度とは比較にならない
 何倍速でも“ドライブ”よりHDDが遅いことはない

デジタル放送がコマ落ちする場合は、受信レベルが低い、CPUやグラフィック表示のGPUの性能が低いなどが主な原因でメモリやハードディスクの速度が遅いことが原因となることはない
録画しながらフルハイビジョン解像度で再生視聴しても転送スピード不足にはならない
せいぜい、PIOモードに変わってしまったことぐらいだが、それでもPIOの最高転送スピードと、光学ドライブの実効転送速度を比較すればドライブより遅くなることはまずない