2009年1月22日木曜日

複数の2.5インチHDDやSSDをドライブベイに収納できるケース

ドライブベイに装着してハードディスクやSSDを外から脱着できるようにするリムーバブルケース
PCケースのパネルを取り外して内部に手を入れる必要がなくなるので楽だ

デメリットはHDDを冷やすために付いているファンが小型なため例外なくうるさいこと
付いてないものやファンのスピードを遅くしたりするとHDDが壊れやすい
大体壊れる

あと頻繁に着脱を繰り返すとHDDやSSDの接続部分がヘタリやすい
うまく入らないと初めての装着でHDDやSSDが壊れる不幸もある

ちなみにJBOD(コンバインモードと言っているメーカーもある)というのは複数のHDD/SSDドライブを一つのボリューム(ドライブ)として認識させる機能で、個人ユーザーの場合はファイルサイズが巨大になるデジタル放送の録画置き場に使いやすい
なぜかというとデジタル放送チューナーカードはドライブのパーティションが一杯だと録画が停止するが、空きがあるパーティションがあっても自動で探して録画を継続する機能はないからだ
録画の保存先は通常一つしか指定できない
自分で空いているパーティションに指定しなおせばまた録画できるようになるがJBODやRAIDでパーティションを大きくすれば手間が省ける
ハードディスクが一台でも故障するとすべてのデータを失うのでどうしてもしかたない場合以外使うべきでない

ピクセラのチューナーカードだとパーティションが一杯になったら別のパーティションを使うようにできるが、これも自動で勝手にやるわけではなく、あらかじめ一杯になったら次に使うドライブパーティションを指定しておいて、一杯になったら指定してある次のパーティションを使うようになる機能だ

JBODやRAID、単独のハードディスクも容量が増大しつつあるので注意が必要で、32ビットウィンドウズOSで利用できるパーティションサイズの制限は2テラバイトだ
32ビットウィンドウズOSの制限なので越えると使えない
その場合は2TB以下でパーティションを区切っていけば利用できる
認識して利用できる総量が2TBなのではなく、単独・一つのパーティションサイズの限界が2TBとなっている
その制限で困る場合はウィンドウズの64ビット版を使うか、ウィンドウズ以外のOSを利用することになる

JBODやRAID 0だと理論的にドライブの故障によるデータの障害が何倍にもなるのであまり勧めない
繰り返すがHDDが1台でも故障すると全部のデータがなくなるので注意が必要
やるならHDDの故障に強いRAID 1、(0+1のほうではなく)1+0、5、6のほうがいいが、使うHDDの数が多くなることから初期投資、システムの規模への負担が極めて大きい

■5インチベイ1段分で2.5インチのHDDやSSDを4台収納可能なリムーバブルケース
http://akiba.kakaku.com/pc/0901/18/120000.php
ディラック
CRS-S1042-SS
http://www.dirac.co.jp/pcicase/crs-s1042-ss.html









RAIDやJBOD機能なし
普通に接続したときのように1つのドライブごとに認識される
初回発売時の価格 12,500円


■5インチベイ1段で2.5インチHDD/SSDを2台収納可能なリムーバブルケース
http://akiba.kakaku.com/pc/0812/26/210000.php
ディラック
DIR-2221-SRAIDE
http://www.dirac.co.jp/dirac/dir-2221-sraide.html

RAID 0/1/JBODの構成可能
7,000円前後

■RAID機能がないバージョンもあり。5インチベイではなく3.5インチベイタイプリムーバブルケース
Dirac
DIR-2221-SATA
http://www.dirac.co.jp/dirac/dir-2221-sata.html
5,000円前後
・紹介記事
http://akiba.kakaku.com/pc/0812/18/221500.php
■記事内でアイネックスの3.5インチベイタイプリムーバブルケース
ME-240
http://www.ainex.jp/products/me-240.htm
5,000円前後も紹介