2009年11月13日金曜日

LED電球は読みにくく、また色合いが悪い-撮影や店舗には注意

LED電球では雑誌が読みにくい? 目隠しテストで検証

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20091109/1030114/

2009年11月13日

 日経ホームビルダーは、コラム「突撃!ゲンバ検証隊」で、LED電球と白熱電球、蛍光ランプの比較実験を行った。第1回は目視での光の見え方の違いを検証する。

 「設計中の住宅で、LED電球を使おうと思ってる」。建築設計者3人と日経ホームビルダーの編集部員からなる「GENBA検証隊」メンバーが集まった企画会議の席で、隊長の大塚正彦氏(正屋デザインシステマ代表)のなにげない一言に隊員たちは食い付いた。

 「電球タイプが出揃い始めてきたね」「寿命が長くて交換の手間が減るというけど、省エネ以外のメリットは…」「交換しにくい高所の照明で使うと便利とか?」「お年寄りとか、そもそも交換が大変という住まい手には良いかも」と話に花が咲く。

 話題はさらに広がった。「白熱電球や蛍光ランプなどと比べて、光の雰囲気とかは違うの?」「照明計画で特別な注意点はあるのかな…」。まずは、LED電球と白熱電球や蛍光ランプの光の見え方を、体感してみることにした。
隊員が被験者になって目視で実験
 最初は“目隠しテスト”だ。電球色の蛍光ランプとLED電球、白熱電球を用意。窓に暗幕を張って暗くした部屋で、光源を隠して順に点灯する。光源の種類は、明かりだけで判別できるのか…。

 被験者は隊員4人で、テストは2回。それぞれ点灯順を変えて実施した。下の結果表のように、1回目は4人のうち2人が、2回目は3人が全問正解だった。「1回目は判断の根拠にいま一つ自信が持てなかった。ひと通り見比べた後のためか、2回目は違いがわかった」。こう話すのは、2回とも全問正解のK隊員だ。

(写真:澤田聖司)(画像クリックで拡大)
(写真:日経ホームビルダー)(画像クリックで拡大)

 次に、3種類の光源それぞれの明かりで本や雑誌を開き、体感レベルの差を調べてみた。「LED電球は本を立てたり、少し離したりしたときに、他に比べて急に暗くなる感じ」「LED電球と白熱電球は蛍光ランプに比べて、照り返しが強く感じる。特に、光沢のある雑誌の誌面は読みにくい」といった意見が出た。

 続いて、モノの色の見え方(演色性)の違いも比較した。皿に盛った野菜や果物の色は、目視でも光源による違いを実感。実験の模様をデジタルカメラで撮影していたカメラマン氏が一言、「画像データでは、見た目以上に差が出てるよ」。カメラの再生モニターを見せてもらうと、確かにそうだった。

(写真:澤田聖司)(画像クリックで拡大)

GENBA検証隊のメンバー紹介

創刊号から「突撃!ゲンバ検証隊」の隊長を務める大塚正彦隊長=正屋デザインシステマ代表、同じく結成時からのメンバーで測定機器に強い構造設計者の金氏泰彦=フェイス・フォー代表、好奇心旺盛で工作好きな岡本牧子=正屋デザインシステマ、モニター役も買って出るライターの村田晧、「突撃!ゲンバ検証隊」担当デスクの下田健太郎、「とことん実証!建材設備」担当デスクの小原隆、編集部員の荒川尚美、安井功

(文/GENBA検証隊)