2009年11月24日火曜日

肯定的なストロークが重要

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こころが元気になるもと

プラスのストロークをあげよう

http://health.goo.ne.jp/column/mentalcare/m002/0110.html

心が温まるプレゼント

【取材協力】
ピースマインド 津田るみ

すっかり日が短くなりました。夕暮れどきになると、街がイルミネーションで輝き始めます。そう、もうすぐクリスマスですね。
さて、今回は大切な人にぜひプレゼントしたい「ストローク」についてご紹介します。

人間の体は生きていくのに栄養や睡眠が必要です。それと同じように人の心には「人に認めてもらいたい」という基本的な欲求があり、それが満たされないと心の健康は保てないのです。その欲求を満たすのが「ストローク」です。
ストローク(stroke)とは直訳すると「なでる」とか「さする」という意味ですが、精神科医バーン博士が開発した交流分析(TA)という理論では「人の存在を認めるための行動や働きかけ」と定義され、「プラスの(肯定的)ストローク」と「マイナスの(否定的)ストローク」に分けられます。

プラスのストローク…撫でる、抱擁する、褒める、励ます、微笑む、信頼する、任せる など
マイナスのストローク…叩く、怒る、叱る、制止する など
プラスのストロークをたくさん貯めて、人とプラスのストロークを交換できるとき、お互いに心がより健康になり、豊かな関係を結ぶことができます。
マイナスのストロークでも無いよりはマシ
人はストロークが欠乏すると、マイナスのストロークでもいいから欲するようになります。「無視」されているよりは、叱られる方がマシ、と親の関心を惹くために、子供がわざと叱られるようなことをするのはこのためです。「相手の存在を認める」ことが大切なのですね。
条件つきのストロークと無条件のストローク
条件つきのプラスのストロークとは「お勉強して良い子ね」「君は営業成績がよいから優秀な部下だ」など、相手が自分の期待に沿った行動をとった時に与えられるものをいいます。できるだけ、プラスのストロークは条件なしで与えたいものです。
一方、子供や部下を叱る時は、「○○してはダメ」と部分否定、つまり条件つきでマイナスのストロークを与えると効果的です。「あなたってホントにダメね」などと全否定してしまわないように。そして叱った後は、子供ならしっかり抱きしめて「あなたが大好き!」という無条件のプラスのストロークを与えることができればいいですね。
肯定的ストロークを貯める方法
まず、自分から周囲の人に与えましょう。相手の目を見て笑顔で挨拶する、相手の話をよく聴くなど、できるところからでいいのです。きっと、自分にも返ってきますよ。
また落ち込んでいる時や寂しい時には、誰かに「慰めてほしい」とか「一緒にいてほしい」と求めましょう。自分をほめるなど、自分自身へのプラスのストロークも忘れないでくださいね。


【取材協力】
ピースマインド 津田るみ

このページは、 株式会社ピースマインドの監修で提供しています。

■株式会社ピースマインド
高度な専門性を活かしたメンタルヘルス関連サービスを提供。日本最大級のオンラインによる心理カウンセリングサービスを提供するほか、オフラインでも直営カウンセリングルームを全国展開し、数多くの方々のメンタルケアを支援しています。人間関係、仕事・キャリア、家族・夫婦、育児・教育など、誰しもが抱える悩みやストレスについて、専任のカウンセラー(臨床心理士・精神保健福祉士等)がお応えします。

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2009年11月24日