2009年12月25日金曜日

「天使は空を飛べない」英国の生物学者の研究に批判的な意見

空想上の生き物を科学的に考証してみて何が悪い。調べること自体何が悪い。
宗教を信じることを断じてはいないよね。こういうヒステリーな反応する人ってよっぽど生活が荒(すさ)んでるんだといつも思う。
この学者は真実をそのまま描いていないからといってダビンチやピカソはダメと言ってるわけじゃない。『宗教を冒とくしている』と思うのは解釈が飛躍しすぎ。『犬を殺したのが悪いから厚労省次官を殺した。何が悪い。説明してみろ』と言っている犯人と同じ。
この学者が研究したのがもしアニメで『生物学的にはあり得ない。目が大きすぎ頭蓋骨に入りきらないし、あごと口が小さすぎ生物学的に食事できない。アニメのキャラクターは生きながらえない』と発表してたら攻撃してなかったろう。

見れば誰が見たって飛べないのはわかるし、そもそも存在しないものを否定したからって憤慨して攻撃することか。

ユーモアが無いのよねえ。

「天使は空を飛べない」英国の生物学者の研究に批判的な意見が続々。

http://www.narinari.com/Nd/20091212829.html

2009/12/25 14:21 Written by Narinari.com編集部

ユダヤ教やキリスト教、イスラム教で“神の使い”とされる天使。そのイメージを問われれば、宗教画やさまざまな創作物の印象から、翼を持つ姿を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。“神の使い”として地上に舞い降り、また神のもとへと帰るためにも、翼は必要不可欠なモノとして描かれているが、英国の生物学者の研究によると実はこの翼、空を飛ぶには全く役に立たないのだという。

英紙デイリー・テレグラフによると、この研究者はロンドン大学ユニバーシティ・カレッジで生物学を教えているロジャー・ウォットン教授。ウォットン教授は先日、学内誌「Opticon magazine」でこの持論を展開し、これまでに描かれた天使を客観的に分析した結果、「空を飛ぶことはできない」と結論付けた。その中で、「代表的な芸術作品を軽く調べただけでも、飛び立つことはおろか、力を使っても飛べないことを示している」とバッサリと切り捨てている。

また、天使が空を飛ぶためには「翼が必要ないほどの激しい風」が必要で、それがなければ浮かぶことすらできないという。人間と同サイズの身体を持った天使では、背中についた翼の大きさ程度では身体を浮かせるには至らず、例え子どもの天使でも「翼を羽ばたかせるための筋肉が足りない」としている。

同様にウォットン教授は「BELIEVING THE IMPOSSIBLE(不可能を信じること)」というテーマの発表の中で、ドラゴンや妖精などにも言及。これらも「空を飛ぶことはできない」としている。その上で、空想上の生物・動物などが翼を持つ意味について「空を飛ぶ夢が楽しいように、翼は“良い精神の象徴”と考えられた」との見方を示した。

「天使は宗教を信じる人にとって重要なアイコン」と、ウォットン教授は天使が大切な存在であることを、決して否定しているわけではない。天使が人間以上の存在として、天国との行き来に翼が必要とされている点は十分に理解している。それでも「これらを見ることは、私たちが信じているモノ、形あるモノとは何なのかということを教えてくれる」と、今回の研究にも意義があると考えているようだ。

しかし、今回の発表を伝えた米紙USAトゥデーの記事に寄せられたコメントを見ると、世間の共感は得られていないようだ。「天使は肉体ではなく、“魂の体”を持っているはず」「この教授は、子どもたちに教えないで欲しい」など、やはり否定的な意見が多い。

また、デイリー・テレグラフ紙に寄せられたコメントでは、「スーパーマン、サンタクロース、妖精も存在していないのだから、空想の世界では何でもできるのでは」「天使が飛べないことは誰でもわかっているけれど、いちいち教授が言うことではない」と、こちらも手厳しい。天使を信じる人にとっても、現実的な人にとっても、今回の発表は「野暮な研究はしてくれるな」ということなのかもしれない。