2009年12月11日金曜日

高額ボーナス有名20社リスト

【ビジネス&企業News】
2009年12月11日 掲載

高額ボーナス有名20社リスト

http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=43950

「支給されない」が4割のご時世に…

●トップは任天堂145万円
 国家公務員に10日ボーナスが支給された。平均支給額は64万7200円(平均年齢35.5歳)で、昨冬より約4万5700円ダウンしている。大幅税収減なのだから減額は当然として、減少率を比べてみると、公務員の“優遇ぶり”がクッキリだ。
 経団連がまとめた大手企業の冬ボーナスは、前冬比で16.36%減だった。一方、国家公務員の減少率はたったの6.6%。「もっと減らしていいんじゃないか」という国民の声が聞こえてきそうだ。
 楽天リサーチの調査によると、「今冬ボーナスは支給されない」「支給されるかどうか分からない」が約4割に達している。なんともお寒い状況だが、これまで調査結果のある冬ボーナス支給額を会社別に見てみると、「うらやましい……」のタメ息しか出ない高額組もある。
 トップはいつもと同じく任天堂。家庭用ゲーム機「Wii」の失速が伝わり、株価も冴えないが、ボーナス支給額を見る限り超優良企業の座をキープだ。
「ウチは業績連動型のボーナス支給ではありません。それに若干ですが、昨冬より平均支給額は下がっています」(任天堂関係者)
 2位以下は以下の表の通り。昨冬、軽く100万円を超えていたトヨタやホンダが販売不振や円高の影響で大幅ダウン。もっとも高額トップ20とはいえ、昨冬を上回ったのは武田薬品、JT、東宝など数社だけで、あとは軒並み減少している。
「最終的な平均支給額は、夏に続き2ケタ減になるでしょう。ただ夏は、政府の定額給付金がそれなりに消費を支えました。しかし、今冬は定額給付金の支給はないし、ボーナス減が家計を直撃します。消費不況がより深刻になる心配があります」(第一生命経済研究所の新家義貴主任エコノミスト)
 来夏は上向く?
「残念ながら期待薄です。よくて横ばいだと思ったほうがいい」(前出の新家氏)
 鳩山政権は一刻も早く庶民のサイフを潤す経済政策を打つべし。そうじゃないとサラリーマンの暴動が起きかねない。

◇社名/支給額/平均年齢
◆任天堂/145.3/※35.4
◆武田薬品工業/116.7/M35
◆JFEスチール/110.5/M39
◆JT/105.5/M35
◆日本IBM/100.6/37.6
◆東宝/99.4/34.7
◆住友金属工業/99.0/M39
◆東京製鉄/97.0/M39
◆アサヒビール/95.8/M35
◆アステラス製薬/95.8/M30
◆塩野義製薬/95.1/M35
◆第一三共/94.5/M30
◆NTTドコモ/94.1/M40
◆トヨタ自動車/93.0/37.7
◆ホンダ/91.5/41.2
◆JR東海/91.4/M35
◆小林製薬/90.5/35.4
◆日清食品HD/89.3/M35
◆デンソー/88.0/39.6
◆カゴメ/87.5/36.8
支給額は単位=万円。平均年齢は組合員平均、ただし※は従業員平均、Mはモデルケース