シロタ株 乳酸菌が乳がんリスクを減らす!?
http://news.nifty.com/cs/item/detail/gendai-05020845/1.htm2009年12月29日(火)10時0分配信 日刊ゲンダイ
乳酸菌と大豆イソフラボンの日常的摂取が日本人女性の乳がんリスクを減らす――。こんなタイトルの研究結果が今月上旬、米国で開かれた乳がんシンポジウムで発表され、話題になっている。
発表者は京大医学部付属病院の戸井雅和教授と東大大学院医学系研究科の大橋靖雄教授。戸井教授らは、40歳から55歳の日本人女性約1000人(早期乳がん患者306人含む)を対象に、10代初期、20代初期、現在から10~15年前の3時期におけるラクトバチルス・カゼイ・シロタ株や大豆イソフラボンを含む食品・飲料の摂取状況を調査した。
その結果、乳酸菌シロタ株の乳酸菌飲料を週4日以上飲んでいた女性は、週3日以下の女性に比べて、乳がんになる危険性が34%減少する可能性が示された。また、大豆製品をあまり食べない女性の中で、シロタ株を含む乳酸菌飲料を週4日以上飲んでいた人は、週3日以下の人よりも乳がんリスクが43%減少していた。
早期乳がん患者と比べ、乳がんになっていない人は、シロタ株を含む乳酸菌飲料や大豆製品をより多く摂取していた。
こうした研究結果から、若いころからのシロタ株を含む乳酸菌飲料や大豆製品の摂取が、日本の中年女性における乳がんリスクを減らす可能性があるとしている。
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(日刊ゲンダイ2009年12月26日掲載)