パイオニア、ステルススピーカーなどカロッツエリア2010年モデル発表
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/01/07/071/
2010/01/07
パイオニアは7日、カーオーディオ「カロッツエリア」の2010年モデル発表した。ラインナップは、1DINユニットが4製品に、パワーアンプが2製品、2wayスピーカーが1製品。
HVT技術を採用する世界初のスピーカー「TS-STH1000」
TS-STH1000は、2wayのサテライトスピーカー。採用されているユニットは、57mm×75mmの角形HVT(Horizontal-Vertical Transforming)ウーファーユニットに、33mm径ソフトドームツイーター(指向特性ウェーブガイド装備)。261(W)×105(H)×36(D)mmのスペースに取りつけ可能で、一般的にはCピラーやDピラーに埋め込む。こういった設置方法をとることにより、車外から見えないだけでなく、運転中に、リアビューなどを遮る心配もない「ステルススピーカー」となっている。この設置方法を可能にしているのが、TS-STH1000のウーファー部分に採用されているHTV技術だ。一般的なスピーカーでは、振動板の下にはボイスコイル、マグネットなどが配置される。そのため、スピーカーを薄型化すると(特に振幅の大きい低域再生用のユニットは)、ボイスコイルの振動に十分なスペースが確保しにくくなる。それを解決するのがHTV技術。HTV技術は、ボイスコイルとマグネットを、振動板と分離し、振動板の左右に配置、ボイスコイルは振動板と水平方向に振動し、この振動はリンクを介して振動板に伝えられる。これにより、ボイスコイルの振幅を制限することなく薄型化を可能にするというものだ。なお、TS-STH1000は、HTV技術を採用した世界初のスピーカーとなっている。HTV技術は、高音質化のための技術というわけではなく、あくまでも省スペース化、薄型化のための技術だ。同じ振動板を使用したスピーカーで、スペース的な制約がない場合、普通のスピーカーよりもHTV方式のほうが音質的に有利になるということはない。しかし、一般的な薄型スピーカーが採用されているようなケース(例えば、テレビの内蔵スピーカーなど)にこの技術を採り入れれば、音質を犠牲にすることなく薄型化が可能となる。
1DINメインユニットは、DVH-P550のみが光学ドライブにDVDを採用しており、他の3モデルはCDを採用する。DVH-P550/DEH-P650/DEH-550の3機種が、フロントパネルにUSBポートを装備する(DEH-350はUSBポートなし)。iPodやiPhoneを初めとするデジタルオーディオプレーヤーや、USBデバイスなどを接続することが可能だ。また、iPodやiPhoneを接続した場合には、メインユニット側からも、iPodやiPhone側からも操作を行うことが可能になる(DVH-P550/DEH-P650/DEH-550には、圧縮音楽の補間を行うアドバンスドサウンドレトリバーも採用されている)。なお、DEH-P650には、USBデバイスを接続した際に曲情報などを表示するための「ミュージックブラウザ」機能が搭載されている。1DINメインユニットに搭載されているアンプは「Power MOS FET 50W×4chアンプ」。
パワーアンプ2製品は、GM-D6400が最大出力150W×4、GM-D6100が最大出力400W×1のモデル。GM-D6400には「フルレンジRCA出力端子」や「ローパス&ハイパスフィルター」を装備。システム構築の自由度を高めている。一方のGM-D6100には、サブウーファー接続用に「ローパスフィルター」や「バスブースト機能」などが搭載されている。
DVDやUSBデバイスなど、さまざまなメディアをコントロール可能なメインユニット「DVH-P550」
USBデバイス内のブラウズも可能な「DEH-P550」
USBポートを搭載するスタンダードモデル「DEH-550」
USBレスのシンプルモデル「DEH-350」
システムアップのためのパワーアンプ。GM-D6400は150W×4、GM-D6100は400W×1の最大出力
品名 型番 発売予定 価格 推定市場価格
サテライトスピーカー TS-STH1000 2月上旬 4万2000円 -
1DINメインユニット DVH-P550 2月下旬 2万6250円 -
DEH-P650 1月下旬 2万2050円 -
DEH-550 1月下旬 1万5750円 -
DEH-350 1月下旬 オープン 1万1000円前後
パワーアンプ GM-D6400 1月下旬 2万6250円 -
GM-D6100 1月下旬 2万1000円 -
パイオニア、カロッツェリアのカーオーディオ新製品
-HVT方式採用“ステルススピーカー”や1DINユニット等
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100107_340927.html
「TS-STH1000」
1月下旬より順次発売
標準価格:オープンプライス~42,000円
パイオニアは、カロッツェリアブランドのカーオーディオ新製品として、薄型化と高音質化を図ったサテライトスピーカー「TS-STH1000」と、「DVH-P550」など1DINサイズのメインユニット4製品、「GM-D6400」などパワーアンプ2製品を1月下旬より順次発売する。価格や種類は下表の通り。
仕様
型番
価格
発売時期
サテライトスピーカー
2ウェイサテライトスピーカー
TS-STH1000
42,000円
2月上旬
1Dメインユニット
DVD-V/VCD/CD/USB/チューナ
WMA/MP3/AAC/DivX/JPEG対応
メインユニット
DVH-P550
26,250円
2月下旬
CD/USB/チューナ
WMA/MP3/AAC/WAV対応
メインユニット
※有機ELディスプレイ
DEH-P650
22,050円
1月下旬
CD/USB/チューナ
WMA/MP3/AAC/WAV対応
メインユニット
DEH-550
15,750円
CD/チューナ
WMA/MP3/WAV対応
メインユニット
DEH-350
オープンプライス
(店頭予想価格 11,000円前後)
パワーアンプ
150W×4ch
ブリッジャブルパワーアンプ
GM-D6400
26,250円
1月下旬
400W×1ch
モノラルパワーアンプ
GM-D6100
21,000円
■ TS-STH1000
世界初となる「HVT(Horizontal-Vertical Transforming)方式」を採用した2ウェイサテライトスピーカー。「HVT方式」とは、振動板の両サイドに配置したボイスコイルの水平方向の振動を、新開発のリンク機構を介して垂直方向の振動に変換する方式のことで、これにより、外形寸法261×36×105mm(幅×奥行き×高さ)という薄型筐体を実現した。
HVT方式の原理
ボディを薄型にすることで、車内インテリアに調和するとともに、後方視界も確保可能という。なお、車内インテリアと調和することから、同社では“ステルススピーカー”と名づけている。
スピーカーは2ウェイで、ツイータ部は3.3cm径のソフトドームダイアフラムを採用。ツイータ外周部には独自のホーン形状のウェーブガイドを採用することで、「心地よい音の再生を実現する」としている。ウーファ部は新開発の57×75mm(縦×横/87mm径相当)の3層構造平面振動板を搭載する。
リンク機構部に3層構造IMXファイバーを採用。水平方向の振幅をロスなく垂直方向の振幅へ変換できる。そのほか、磁気回路は2ギャップ2ボイスコイル構造となっている。
定格入力は15W(4Ω)、再生周波数帯域は73Hz~40kHz、出力音圧レベルは78dB、インピーダンスは6Ω。重量は730g(付属品含む)。スピーカー本体の高さと回転角度の調整が可能な「位置調整機能付き取付金具」が付属する。
■1DINユニット
DVDドライブとUSB端子を搭載した「DVH-P550」と、CDドライブとUSB端子を備えた「DEH-P650」と「DEH-550」、CDドライブのみの「DEH-350」の4モデルをラインナップ。いずれも1DINサイズとなっている。
「DVH-P550」
DVH-P550はDVDビデオや、VRモード記録のDVD-R/RWディスクの再生が可能。CPRMにも対応し、デジタル放送番組などを記録したディスクの再生も行なえる。CD-R/RW、DVD-R/RWディスクにデータとして記録したDivX映像ファイルや音楽ファイルの再生、JPEGの静止画再生にも対応する。
またUSB 2.0端子を備え、iPod/iPhoneなどのオーディオプレーヤーや、USBメモリを接続し、収録された楽曲を再生することが可能。再生はWMA/MP3/AACフォーマットに対応する。接続したプレーヤーへの充電機能も備えている。また、iPodからメインユニットをコントロールできる「コントロールモード」機能も用意する。
圧縮オーディオの音質を改善する「アドバンスド・サウンドレトリバー」や、3バンドイコライザーを搭載。出力50W×4chのMOS FETアンプを内蔵する。外形寸法は178×163×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.2kg。
DEH-P650とDEH-550は、音楽CDや、WMA/MP3/AAC/WAV形式で記録されたCD-R/RWの再生に対応。DVH-P550と同様に、USB 2.0端子も装備、USBを介したオーディオ再生が可能で、充電機能やコントロールモード機能も利用できる。「アドバンスド・サウンドレトリバー」なども搭載。
DEH-P650のみの特徴として、ディスプレイに有機ELを採用。また、USBデバイスを接続した際に、アルバム名やアーティスト名、曲名、ジャンルなどから聴きたい曲を検索できる「ミュージックブラウザ」機能を備える。
「DEH-P650」「DEH-550」「DEH-350」
DEH-350はCDドライブのみを備えた低価格モデル。音楽CDや、WMA/MP3/WAV形式で記録されたCD-R/RWの再生に対応する。USB端子は備えていない。CDに記録された圧縮音源の高音質化を図る「ビットメトリックス(CD)」を搭載する。
DEH-P650とDHE-550、DEH-350も50W×4chのMOS FETアンプを内蔵。外形寸法は共通で、178×165×50mm(幅×奥行き×高さ)。重量はDEH-P650が1.3kg、DEH-P550/350は1.2kg。
■ パワーアンプ
ともに、電源部にMOS FETを採用した車載用パワーアンプ。「GM-D6400」は最大出力150W×4ch(4Ω)のブリッジャブルアンプ、「GM-D6100」は400W×1ch(同)のモノラルアンプとなる。信号処理部に新たなデジタル統合ICを搭載し、最適な基板レイアウト設計を行なうことで、クラスD回路の小型、高音質化を実現したという。
外部からの振動を抑制する「H型シャーシ」を採用し、耐震性を確保。純正システムとの組み合わせで、スピーカーレベルに入力感度を合わせる「インプットセンサー」も搭載する。
GM-D6400は「フルレンジRCA出力端子」と「ローパス&ハイパスフィルター」を装備し、マルチアンプシステムの構築が可能。SN比は95dB、再生周波数特性は10Hz~35kHz。外形寸法は245×200×56mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.2kg
GM-D6100は「ローパスフィルター」に加え、低音を増幅する「バスブースト機能」を搭載。迫力ある低音で再生できる。SN比は95dB、再生周波数特性は10Hz~30kHz。外形寸法は245×200×56mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.1kg
「GM-D6400」「GM-D6100」
□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□カロッツェリアのホームページ
http://carrozzeria.jp/
□カロッツェリアの商品情報ページ
http://pioneer.jp/carrozzeria/products/
□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/2010/0107-1.html
□関連記事
【2009年1月8日】パイオニア、カロッツェリアのカーオーディオ新モデル
-USB端子搭載機含む4モデル。パワーアンプ2モデルも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20090108/pioneer.htm
(2010年 1月 7日)
[ AV Watch編集部 大類洋輔]
パイオニアの新しい振動板駆動方式HVT。このスピーカーは面白い!
http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/newsheadline_4064.html
HiVi WEBトップ >> FEATURE NEWS
↑HVT方式のスピーカーはまずカーオーディ...
↑1月13日、目黒にあるスタジオHIN...
↑ミニバンのCピラー付近への設置例
↑こちらはコンパクトカーに取付けたところ...
製品情報
ジャンル:スピーカー
メーカー名:パイオニア
型名:TS-STH1000|カロッツェリア
価格:¥42,000
発売日:2010年2月上旬
今年最初の新製品。パイオニアの新しい一歩のために
パイオニアは新しい技術を採用したカーオーディオ用スピーカーを発表した。新しい技術の名称はホリゾンタル-バーチカル・トランスフォーミング(HVT)という。
まず新製品発表会の冒頭、厳しい経済環境のなかではあるが、さまざまな構造改革により、昨今の同社業績が四半期ごとに確実に改善していることがアピールされた。今後は、新興国との価格競争などに打ち勝っていかなければならないと語り、そのためには、世界の自動車市場で販売を伸ばしているコンパクトカーに向けたカーオーディオ製品を充実させていくことが重要であるとした。その意味で、今年のパイオニア第一弾商品となる新型スピーカーが、その新しい一歩となるだろうと自信を見せた。
↑HVTはHorizontal-Verti...
↑振動板の裏に駆動系を持つ一般のダイ...
↑開発段階の試作品。初期のころはこの...
↑製品に使われたユニットのスケルトンモデル。...
まずはカーオーディオの設置性改善に貢献するだろう
本日、東京・目黒のスタジオHINOKIにてお披露目されたのは、カーオーディオ用スピーカーの新製品TS-STH1000だ。本機はひとことでいうと、薄型化することで、設置性を高めた車載用スピーカー。これまでは、「この車」に付く、付かないという点が問題だったが、今後は、この車の「そこに」付く、付かないという点が、製品選びのポイントになっていきそうだ。
薄型化による設置可能範囲の拡大で、本機によるスピーカーマウントには大幅な自由度が与えられることになった。たとえば、音楽の聴き方に合せて、ステレオイメージを大切にしたいとか、社内のCピラー付近に設置して耳元で聴きたいとか、目的に応じたきめ細かい対応が可能になるというわけだ。
この超薄型スピーカー、パイオニアでは「ステルススピーカー」と呼んでいるようだが、その秘密は、水平方向の駆動力を垂直方向に変換するリンク機構にある。「スコット・ラッセルのリンク機構」と呼ばれる原理をベースとするこれは、設計会社である(株)東北パイオニアの設計者が、子供の絵本を見てひらめいたというものだとか。水平方向の運動を垂直方向の運動に変換する。その結果、これまで振動板の裏側に置かれていた磁気回路を側方外側に追いやることができたため、大幅な薄型化ができたという
↑省スペース性を活かして、クルマのリアトレイ...
↑小さいユニットで、パソコン用スピー...
↑当然、薄型テレビ用という使い方も考えられる。写真は実際に「K...
↑薄型テレビ用試作...
ソケットで連結させていく薄型トールボーイのアイデアは秀逸
発表会では、このTS-STH1000の他に、ホーム用を想定した4個連結式の試作機を使った、他社の一般的な薄型スピーカーとの音質比較を実施。そこで再生される音は、比較用の一般的なものに対して、しっかりとした低音再現能力が印象的で、中高域のヌケのよさは、ちょっと感動的に優れていた。スピーカーの薄型化は、どこかで必ず音質を犠牲にしてきたわけだが、このスピーカーはそうした犠牲を最小限にととめたものといってよいだろう。会場のエンジニアに訪ねたところでは、新開発ユニットの能率は通常のコーン型とほぼ同様とのこと。また再生周波数の高域限界は1kHz程度で、両面駆動とすることでおよそ5kHz付近まで伸ばすことが可能になるという。リンク機構の部分で若干のロスが生れることから、振幅の細かい高域再現については、現時点で難しい部分もあるという。したがって、TS-STH1000はトゥイーターを加えた2ウェイ構成。ただ、今後このHVTに関する研究が進むことで、高域限界は確実に向上していくはずだろう。なお,キャビネットはバスレフ方式。
↑試聴会では4個のスピーカーアッセンブリーを...
↑こちらは天童木工との協力によって生...
↑このスピーカーの視聴ではこ...
↑実際のミニバンに取付けた製品でもデモンストレーショ...
低音の再現性のよさを強調。ぜひ薄型サブウーファーに挑戦してほしい!
本HVT方式は、1枚の振動板はもちろん、2枚の振動板、2つの磁気回路を自由に組み合せることができるので、指向性(単一、無指向)のコントロールが自在にできること、振動板サイズや枚数に合せた駆動方式の選択、そしてそれら選択の結果として得られる自在なデザイン性なども大きな特徴である。
視聴は、より本格的なフロアタイプの試作スピーカーでも実施され、容積7リットルのキャビネットから、必要にして充分な低音を再生していた。また、2本のステレオセッティングされたスピーカーの前を同社のスタッフが歩いてさえぎったり、その場でキャビネットを回転させたり、持ち上げたりして、置き方やセッティングによる音の変化が最小限であることも強くアピールされた。
飛び出す絵本からうまれたというこの新しいスピーカー技術。ちょっと理解しにくい構造だが、その原理を知れば、なるほど! とひざを打つことうけあい。よく考えてみれば構造は大変シンプルなので、さまざまに応用が利く。カーオーディオだけでなく、薄型テレビのオーディオとしてもたいへん期待の持てる新技術だ。
ちなみに、シャープとの協業に関して聞いてみたが、今後、AQUOSに搭載する可能性はあるが、現時点ではまったくの白紙とのこと。ぜひ、薄型テレビに使ってほしい。
2010年1月13日
(HiVi WEB 木村雅樹)
●パイオニアのホームページ
●カロッツェリアのホームページ
●TS-STH1000の製品情報
◆問合せ:パイオニア カスタマーサポートセンター 電話番号0120(944)222(フリーダイヤル)
パイオニアのプレスリリース
会社情報 > 報道資料 > 本文
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
2010年1月 7日
パイオニア株式会社
世界初※1、薄型・高音質「HVT方式」採用“ステルススピーカー”を開発
多様な音楽スタイルに対応する
カロッツェリア 2010年ラインアップを新発売
http://pioneer.jp/press/2010/0107-1.html
TS-STH1000
DVH-P550
DEH-P650
DEH-550
DEH-350
GM-D6400
GM-D6100
商品名 型番 希望小売価格 発売時期
■サテライトスピーカー
2ウェイサテライトスピーカー TS-STH1000 42,000円
(税抜価格40,000円) 2月上旬
■1Dメインユニット
DVD-V/VCD/CD/USB/チューナー・WMA/MP3/AAC/DivX/JPEG対応メインユニット DVH-P550 26,250円
(税抜価格25,000円) 2月下旬
CD/USB/チューナー・WMA/MP3/AAC/WAV対応メインユニット DEH-P650 22,050円
(税抜価格21,000円) 1月下旬
CD/USB/チューナー・WMA/MP3/AAC/WAV対応プレーヤー DEH-550 15,750円
(税抜価格15,000円) 1月下旬
CD/チューナー・WMA/MP3/WAV対応プレーヤー DEH-350 オープン価格 1月下旬
■パワーアンプ
150W×4・ブリッジャブルパワーアンプ GM-D6400 26,250円
(税抜価格25,000円) 1月下旬
400W×1・モノラルパワーアンプ GM-D6100 21,000円
(税抜価格20,000円) 1月下旬
【企画意図】
パイオニアは、スピーカーの常識にとらわれない、全く新しい発想から生まれた世界初の薄型・高音質「HVT方式」を採用したサテライトタイプの“ステルススピーカー”1機種と、多彩なメディアに対応する1Dメインユニットを4機種、また小型・軽量化を実現したパワーアンプを2機種発売いたします。
近年、カーオーディオ市場では、車内インテリアにマッチしたカーオーディオシステムや、iPod、iPhone※2をはじめとするデジタルオーディオプレーヤー、USBデバイス※3などに収録した膨大な曲を「手軽に高音質で楽しみたい」というニーズが高まっております。
このようなお客様のニーズにお応えするため、世界初「HVT方式」の採用により、車内設置場所の可能性を広げるとともに、インテリアにも調和するスタイリッシュなデザインと高音質を両立させたサテライトタイプの“ステルススピーカー”「TS-STH1000」と、前モデルに比べ大幅な小型・軽量化を実現したパワーアンプの入門機「GM-D6400」「GM-D6100」を発売いたします。
またメインユニットでは、USBデバイスから簡単に選曲することのできる「ミュージックブラウザ」機能を搭載した「DEH-P650」やMP3、WMA、AACなどの圧縮音楽フォーマットをCDに迫る高音質で再生する「アドバンスド・サウンドレトリバー」搭載モデルなど、計4機種を発売いたします。
当社は、これら新ラインアップの導入により、多様化する音楽スタイルに対応すると共に、カーオーディオ市場のさらなる活性化を図ってまいります。
<ステルススピーカー> :
HVT方式の薄型という特長を活かし、「車内インテリアと自然に調和する」というコンセプトを実現するスピーカーの呼称として“ステルススピーカー”と名づけています。
■サテライトスピーカー
【「TS-STH1000」の主な特長】
1)世界初、薄型・高音質の「HVT方式」をウーファーに採用
ボイスコイルの振動を制限することなく薄型化と豊かな低音再生を実現する、世界初「HVT方式」を採用しました。振動板の両サイドに配置したボイスコイルの水平方向の振動を、新開発のリンク機構を介して垂直方向の振動に変換する「HVT方式」の採用により、高音質でありながら薄型スタイルを実現。車内インテリアに調和するとともに、後方視界も確保しています。
<HVT(Horizontal-Vertical Transforming)方式の原理>
2 ) 指向特性ウェーブガイド搭載の大口径トゥイーターを採用
トゥイーター部には、新開発の大口径3.3cmソフトドームダイアフラムを採用。その外周部に独自ホーン形状のウェーブガイドを採用することで、心地よい音の再生を実現しています。
3 ) 様々な車種や設定場所に対応
従来のサテライトスピーカーの形状では取付けられなかった車種や場所への取付けに対応しています。
4 ) その他の特長
ウーファー部には新開発57mm×75mm(φ87mm相当)3層構造平面振動板を採用。
リンク機構部に3層構造IMXファイバーを採用し、水平方向の振幅をロスなく垂直方向の振幅へ変換します。
磁気回路には2ギャップ2ボイスコイル構造を採用。
スピーカー本体の高さと回転角度の調整が簡単に行える位置調整機能付き取付け金具を付属。
■1Dメインユニット
【「DVH-P550」「DEH-P650」「DEH-550」「DEH-350」の主な特長】
1)iPodやiPhone、USBデバイスなどを接続できるフロントUSB入力端子を搭載 (DVH-P550、DEH-P650、DEH-550)
USB入力端子に接続するだけで、デジタルオーディオプレーヤーやUSBメモリーに収録された圧縮音楽フォーマットWMA/MP3/AAC※4再生のほか、本体側からiPod、iPhoneを操作することもできます。さらに、普段使い慣れたiPod、iPhone側でも操作することのできる「コントロールモード」機能を搭載したほか、デジタルオーディオプレーヤーやiPod、iPhoneのバッテリーチャージも可能です。
また、DVH-P550では、iPod、iPhone、携帯デジタルプレーヤーなどの映像※5を手軽に楽しむことができるほか、iPod、iPhoneに収納されているアルバムのジャケット写真をTVモニターに表示することも可能です。
2)USBデバイスでも聴きたい曲を簡単に検索できる新機能 「ミュージックブラウザ」を搭載 (DEH-P650)
USBデバイスを接続した際に、アルバム名やアーティスト名、曲名、ジャンルなどから聴きたい曲を簡単に検索することができます。
3)高輝度で広い視野角を持つ「有機ELディスプレイ」を採用(DEH-P650)
高輝度で広い視野角を持つ有機ELディスプレイを採用し、表示部の視認性を向上しています。また、日本語3行表示など、操作と連動してトラックタイトルなどを分かりやすく表示でき、さまざまなメディアに収録された膨大な楽曲から、聴きたい曲を素早く検索することができます。
4)高音質・高品位再生を実現する先進技術
低歪率、高効率で迫力のある音を再生するハイパワー「Power MOS FET 50W×4chアンプ」
圧縮オーディオをCDに迫る高音質で再生する「アドバンスド・サウンドレトリバー」(DVH-P550、DEH-P650、DEH-550)
好みの音質調整が可能な「5バンドイコライザー」(DEH-P650)、「3バンドイコライザー」(DVH-P550、DEH-550、DEH-350)
走行音などに打ち消されやすい低音を補強する「バスブースター」(DEH-P650)
スピーカーの性能をフルに発揮する「ローパス(サブウーファーコントロール)&ハイパスフィルター」(DEH-P650)
CDに記録されたWMAやMP3など圧縮音源の高音質化を図る「ビットメトリックス(CD)」(DEH-350)
5)多彩な圧縮フォーマットの再生に対応
音楽CD、CD-R/RW(WMA/MP3/AAC/WAV)再生対応。(DEH-P650、DEH-550)
音楽CD、CD-R/RW(WMA/MP3/WAV)再生対応。(DEH-350)
CPRM対応。DVDビデオ、VRモードで録画・編集したDVD-R/RWディスク、CD-R/RW(WMA/MP3/AAC/JPEG)、DVD-R/RW(WMA/MP3/AAC/DivXR※6)再生対応。(DVH-P550)
6)様々な組み合わせや接続が可能
既発売のBluetoothR※7アダプター「CD-BTB10」のフルコントロールに対応し、Bluetooth対応デジタルオーディオプレーヤーや携帯電話によるワイヤレス音楽再生やコントロールが可能※8。さらにハンズフリー通話※9にも対応しています。(DEH-P650)
別売の5.1ch対応DSPユニット「DEQ-P9」と組み合わせることで、本格的な5.1chカーシアターシステムへ発展可能。高音質で臨場感あふれるサラウンド再生をお楽しみいただけます。(DVH-P550)
フロントAUX入力端子に、ポータブルプレーヤー等をダイレクトに接続できます。
■パワーアンプ
【「GM-D6400」「GM-D6100」※10の主な特長】
1)新規デジタル統合ICを採用し、小型化と高音質化を実現
信号処理部に新たなデジタル統合ICを搭載し、最適な基板レイアウト設計をすることで、クラスD回路の小型化、高音質化を実現しました。
2)低放熱かつ高速応答のMOSFETを搭載し、軽量化を実現
放熱効率に優れたMOSFETを電源部に搭載し、従来製品に比べ大幅な小型・軽量化を実現しました。さらに信号応答速度の速さを活かしてスイッチングロスを低減することで、高音質化を図っています。
3)外部からの振動を抑制する「H型シャーシ」を採用
機械的振動の発生原因や経路を特定し、耐振対策を講じることで音への影響を排除する「TVCコンセプト」に基づいたH型シャーシを採用し、優れた耐振性を確保しています。
4)その他の特長
「フルレンジRCA出力端子」や「ローパス&ハイパスフィルター」を装備しているため、容易にマルチアンプシステムの構築が行なえます。「GM-D6400」
「ローパスフィルター」や低域を増幅する「バスブースト機能」を装備し、最大800Wの高出力で、迫力のある低音を再生します。「GM-D6100」
純正システムと組み合わせた際に、メインユニットの起動を検出して自動的に電源を入れ、スピーカーレベルに入力感度を合わせる「インプットセンサー」を搭載。
※1 2009年11月現在 パイオニア調べ
※2 iPod、iPhoneおよびiTunesは米国およびその他の国で登録されているApple Inc.の商標です。iPod用変換ケーブル、または別売のiPod用USB変換ケーブル「CD-IU50」を介しての接続が必要となります。第5世代以降のiPod、iPod classic、iPod nano およびiPod touchに対応。(iPodソフトウェアバージョンは最新でお使い下さい) 第3~4世代のiPod、iPod mini、iPod Photoについては別売のiPodアダプター「CD-IB10Ⅱ」の接続が必要になります。
※3音楽再生のみに対応しています。
※4 iTunesでエンコードされたAACフォーマットのみ再生が可能です。
※5 iPodのビデオ再生する場合には、別売のiPod用接続ケーブル「CD-IUV50M」およびTVモニターが必要になります。
※6 DivXRおよびそれらの関連ロゴはDivX Inc.の登録商標です。
※7 BluetoothRおよびBluetoothロゴは米国Bluetooth SIG,Inc.の登録商標です。
※8 A2DP(高音質オーディオを転送するためのプロファイル)に対応した携帯電話やBluetooth対応ポータブルオーディオの楽曲を、メイニュニットで高音質に再生することができます。AVRCP(AV機器をリモートコントロールするためのプロファイル)に対応した携帯電話やBluetooth対応ポータブルオーディオの選曲等の操作もメインユニット側で行うことができます。
※9 HFP(Bluetooth対応のハンズフリー機器と接続する為のプロファイル)対応携帯電話との接続で、ハンズフリー通話が可能。
※10ケーブル類は別売です。パワーアンプ用電源配線キット「RD-226(MAX 60A)」をお使いください。
【主な仕様】■「TS-STH1000」
スピーカー構成 5.7cm×7.5cm(φ8.7cm相当)角型HVTユニット、3.3cmバランスドドームトゥイーター
瞬間最大入力 75W(4Ω換算時)
定格入力 15W(4Ω換算時)
再生周波数帯域 73Hz~40,000Hz
出力音圧レベル 78dB
インピーダンス 6Ω
取付寸法(W)×(H)×(D) 261mm×105mm×36mm
質量 質量:0.73kg(付属品含む)
■「DVH-P550」
[USB部] USB規格 USB 2.0 Full Speed
ファイルシステム FAT16、FAT32
MP3デコーディングフォーマット MPEG-1& 2 AUDIO LAYER-3
WMAデコーディングフォーマット Ver.7、7.1、8、9、10、11 (2ch AUDIO)(Windows Media Player)
AACデコーディングフォーマット MPEG-4 AAC(Ver.8.2以前のiTunesでエンコードされたもののみ)
[DVDプレーヤー部] LINEAR PCM/DOLBY DIGITAL
MP3デコーディングフォーマット MPEG-1 & 2 AUDIO LAYER-3
WMAデコーディングフォーマット Ver.7、7.1、8、9、10、11 (2ch AUDIO)(Windows Media Player)
AACデコーディングフォーマット MPEG-4 AAC(Ver.8.2以前のiTunes でエンコードされたもののみ)
DivXデコーディングフォーマット Home Theater Ver.3、4、5.2(.avi、.divx)
最大出力 50W×4ch
取付寸法(W)×(H)×(D) 178mm×50mm×163mm
質量 1.2kg
■「DEH-P650」「DEH-P550」「DEH-350」
<DEH-P650/DEH-P550のみ>
[USB部] USB規格 USB 2.0 Full Speed
ファイルシステム <DEH-P650>FAT12、FAT16、FAT32 <DEH-550>FAT16、FAT32
MP3デコーディングフォーマット MPEG-1& 2 AUDIO LAYER-3
WMAデコーディングフォーマット Ver.7、7.1、8、9、10、11 (2ch AUDIO)(Windows Media Player)
AACデコーディングフォーマット MPEG-4 AAC(Ver.8.2以前のiTunesでエンコードされたもののみ)
WAVシグナルフォーマット Linear-PCM、MS ADPCM
[CDプレーヤー部] MP3デコーディングフォーマット MPEG-1& 2 AUDIO LAYER-3
WMAデコーディングフォーマット Ver.7、7.1、8、9、10、11 (2ch AUDIO)(Windows Media Player)
AACデコーディングフォーマット MPEG-4 AAC(Ver.8.2以前のiTunesでエンコードされたもののみ)
WAVシグナルフォーマット Linear-PCM、MS ADPCM
[アンプ/共通部] 最大出力 50W×4ch
取付寸法(W)×(H)×(D) <DEH-P650/DEH-P550/DEH-350>178mm×50mm×165mm
質量 <DEH-P650>1.3kg <DEH-P550/DEH-350>1.2kg
■「GM-D6400」
チャンネル数 4
定格出力 75W×4ch(4Ω)/100W×4ch(2Ω)/200W×2ch(4Ω)
最大出力 150W×4ch(4Ω)/200W×4ch(2 Ω)/400W×2ch(4Ω)
高調波歪率(10W、1kHz) 0.06%
SN比 95dB
周波数特性 10Hz~35,000Hz(+0dB、-3dB)
消費電流 25A
負荷インピーダンス 4Ω(2Ω~8Ω)
入力レベル 200mV~6.5V
ローパスフィルター 40Hz~500Hz (-12dB/oct)
ハイパスフィルター 40Hz~500Hz (-12dB/oct)
取付寸法(W)×(H)×(D) 245mm×56mm×200mm
質量 2.2kg
■「GM-D6100」
チャンネル数 1
定格出力 200W×1ch(4Ω)/400W×1ch(2Ω)
最大出力 400W×1ch(4Ω)/800W×1ch(2Ω)
高調波歪率(10 W、1 kHz) 0.03%
SN比 95dB
周波数特性 10Hz~30,000Hz(+0dB、-3dB)
消費電流 18A
負荷インピーダンス 4Ω(2Ω~8Ω)
入力レベル 200mV~6.5V
ローパスフィルター 40Hz~240Hz(-12dB/oct)
バスブースト 50Hz(0,6,12dB)
取付寸法(W)×(H)×(D) 245mm×56mm×200mm
質量 2.1kg